お茶菓子(444)いちご大福@和菓子販売【よねや】
12月
30日
「いちご大福」は、昭和後期に考案された和菓子で、大福餅のうち餡とともにイチゴの果実が包み込まれたものですが、この「いちご大福」は、<苺>の姿が表に出ている形をしています。
比較的近年に登場したにもかかわらず、発祥を巡っては様々な店舗が名乗りを挙げ、全国各地で多くの店が元祖であることを表明していますが、いずれも定かではないようです。
「元祖」を名乗る和菓子屋は、東京都新宿区住吉町(新住吉町「大角玉屋」(商品名は「いちご豆大福」)、東京都板橋区「一不二」、群馬県前橋市「金内屋」、三重県津市「とらや本家」、三重県伊賀市「欣榮堂」、滋賀県大津市「松田常盤堂」など多数ありますが、昭和後期になって登場した新しい商品であることには間違いないようです。
甘さ控えめの小豆の「粒餡」と「羽二重餅」を連想させる柔らかい<餅>との味わいに、<苺>の酸味が加わり、おいしくいただきました。