「ファルコン9」ロケット打ち上げ成功@「クルードラゴン」
11月
16日
今回の打ち上げは、「クルードラゴン」運用段階の初号機との位置づけで、民間企業が主体となって開発した有人宇宙船の本格的な運用が始まりました。
<野口>さんの宇宙飛行は3回目。2005年にスペースシャトル、2009~2010年にはソユーズ宇宙船に搭乗して(ISS)と地球を往復しており、3種類の異なる宇宙船に搭乗した史上3人目の飛行士となりました。今回は(ISS)に約半年間、滞在します。
半年間の(ISS)滞在期間中、<野口>さんは日本の実験棟「きぼう」で、立体的な臓器作製につながる「iPS細胞」(人工多能性幹細胞)を用いた実験や、超小型衛星を宇宙空間へ放出する任務などに当たります。(ISS)は民間への利用を開放する動きも進んでおり、企業が主催する「宇宙放送局」や、一般の人が地上から操作できるカメラ付き装置(アバター)の技術実証にも取り組みます。
「クルードラゴン」の機体は全長8・1メートル、直径4メートル。タッチパネル式で直感的な操作ができ、ドッキングなどは自動で行われます。(ISS)に宇宙飛行士を送る際は基本的に4人乗りですが、最大7人が搭乗可能で、スペースXは一般人の宇宙旅行サービスに使うことを計画しています。