特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」(画像:大阪府立環境農林水産総合研究所)
幼虫がサクラやウメの木を食い荒らす特定外来生物 「クビアカツヤカミキリ」 が、分布を広げる速度は年2キロに及ぶ。こんな被害の実態が、大阪府立環境農林水産総合研究所などの研究チームの調査で報告されています。被害はすでに11都府県で確認されているようです。農業被害などが懸念され、環境省は警戒を強めています。
「クビアカツヤカミキリ」は中国や朝鮮半島などが原産で体長2・5~4センチ。光沢のある黒い体に赤い胸部が特徴です。幼虫はサクラやウメの木を食べて育ち、木の中で羽化した成虫は5月末~8月に外に出てきます。
国内では2012年に愛知県で初めて見つかっています。環境省によりますと、2019年に茨城、三重、奈良県で見つかるなど、これまでに11都府県で確認されているようです。
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