三菱重工業は20日午前6時58分、アラブ首長国連邦(UAE)の火星探査機 「HOPE」 を載せた 「H2A」ロケット42号機 を、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げました。探査機は約1時間後、予定の軌道に投入され打ち上げは成功しています。 「HOPE」は、ムハンマド・ビン・ラシード宇宙センターが開発。7カ月かけて4億9350万キロを飛行し、(UAE)が建国50年を迎える2021年に火星の周回軌道に到着します。 中東の国が惑星間飛行する探査機を飛ばすのは初めてになります。 機体は紫外線や赤外線を使った観測装置を搭載し、火星の高度2万~4万キロの楕円軌道を55時間で周回する予定です。