ファルコン植物記(2047)<球根ベゴニア>【ファイヤークラッカー】
6月
9日
<球根ベゴニア> は、たくさんある「ベゴニア」のなかでも、「ボタン」や「ツバキ」のような豪華な最も華やかな園芸品種群でがアンデス山脈の1000~4000mの高地に自生する球根性の野生種をもとに交配育種されたため、一般に暑さに弱い植物です。
大きく分けて、太い茎が立ち上がるスタンドタイプと、柔らかい茎が垂れ下がるハンギングタイプとがあります。花が小輪で、花弁が細く、一重から半八重のハンギングタイプの品種は比較的暑さに強く、家庭で育てやすい品種です。
昼の時間が長いと花をつける長日植物なので、春から夏にかけて開花し、秋からの短日と低温にあって地上部が枯れ、休眠するサイクルをもっています。
写真でもわかるように、「ベゴニア」は、雄しべだけを持つ雄花と、雌しべだけを持つ雌花が同じ株に存在します。