<藤井聡太七段>(58)史上初の「3年連続勝率8割以上」
3月
25日
<藤井七段>は、今年度の成績が63局で51勝12敗の成績で、勝率.8095(未公開対局含む)。今年度の対局は残り2局で、本局の勝利で史上初となる「3年連続勝率8割以上」が確定しています。
<藤井七段>は、実質的なデビュー年度となった2017年度に.8356、続く 2018年度 に.8491という高勝率をマーク。いずれも 勝率一位賞を獲得しました。既に今年度の2位以下を大きく引き離し、3年連続での受賞は間違いありませんが、3年連続での勝率8割以上となれば、長い将棋界の中でも例のない快記録となります。
日本将棋連盟によりますと2年連続で年度勝率8割以上を達成したのは、将棋大賞制定以降では<羽生善治九段>(49)が1987・88年度にクリアしたのみ。<中原誠十六世名人>(72)も1966・67年度に達成していますが、1973年以前の記録は確認できないといいます。
勝ち続けるほどに対戦相手のレベルもアップするのが将棋界だけに、デビューから3年目でもなお8割以上となれば、これもまた破るのは非常に困難な記録を打ち立てたことになります。