終値1万9173.98ドル@ダウ平均株価
3月
21日
トランプ米大統領が2017年1月20日に大統領に就任した際の終値(1万9827ドル)を下回り、株高が続いた「トランプ相場」は終わりを迎えたようです。
この日のダウは米連邦準備制度理事会(FRB)など各国当局が打ち出した景気支援策を好感し、続伸して取引を開始。しかし、新型コロナウイルス問題への市場の懸念は根強く、その後はプラス圏とマイナス圏を行き来する展開となりました。先物やオプションなど四つの満期が重なる「クアドラプル・ウィッチング」に当たったことも不安定な値動きを誘ったようです。
その後、ニューヨーク州の<クオモ>知事が州内の全事業者に対し、全労働者の出勤禁止と自宅待機を義務付けると発表すると、ダウは下げ基調が鮮明になりました。前日にはカリフォルニア州で外出禁止令が出されており、米国内の経済活動が一段と停滞するとの懸念が強まったようです。