『エゴン・シーレ 死と乙女』@<ディータ・ベルナー>監督
1月
15日
数多くのモデルと浮名を流すなど、スキャンダラスな逸話も多い「シーレ」にとって、特に大きな存在となった2人の女性との濃密な日々が描かれます。
1910年、美術アカデミーを退学した「シーレ」(ノア・サーベトラ)は画家仲間と「新芸術集団」を結成し、妹「ゲルティ」(マレシ・リーグナー)の裸体画で頭角を現わします。「ゲルティ」も16歳でヌードモデルを務め、敬愛する兄を献身的に支え続けました。
「グスタフ・クリムト」から17歳のモデル、「ヴァリ・ノイシェル」(バレリー・バフナー)を紹介された「シーレ」は、彼女と同棲を開始。幼児性愛者などと世間から誹謗中傷を浴びながらも、「シーレ」は「ヴァリ」をモデルに数々の作品を発表します。「シーレ」が時代の寵児ともてはやされる中、第1次世界大戦が勃発。「シーレ」と「ヴァリ」は時代の波に翻弄されることとなります。