ご冥福を祈ります<梅宮辰夫>さん
12月
12日
<梅宮>さんは旧満州、今の中国東北部ハルビン生まれで、大学在学中に東映ニューフェイス5期生に合格し、1959年(昭和34年)にデビューしました。その後、アクション俳優として長年にわたって活躍し、映画『不良番長』(1968年~・監督:野田 幸男・内藤 誠)シリーズや『仁義なき戦い』(1973年・監督:深作 欣二)などに出演して、渋みのある演技で人気を集めました。
また、趣味の釣りや料理をいかして数多くのバラエティー番組などにも出演したほか、実業家としても、「梅宮辰夫漬物本舗」「梅辰亭」といったブランドのフランチャイズチェーンや、名古屋で「梅宮辰夫の炭焼き家 炎園」などの事業も展開し、マルチな才能を発揮しました。
<梅宮>さんは、平成28年6月に十二指腸乳頭部がんであることが分かり、9月には娘の<アンナ>さんが会見して「とにかく元気だから騒がないでくれ」という<梅宮>さんのコメントを出していました。
その後もドラマの撮影に臨むなど元気な姿を見せていましたが、前立腺がんや尿管がんの手術を受けたほか、人工透析をしていることを明らかにしていました。所属事務所によりますと、がんの手術は6回に及んだということです。
<梅宮>さんは今月20日に双葉社から、昭和、平成、令和を第一線で駆け抜けた梅宮さんが見た銀幕俳優たち(山城新伍・松方弘樹・高倉健・鶴田浩二など)の交流伝として『不良役者~梅宮辰夫が語る伝説の銀幕俳優破天荒譚』を出版する予定でした。