旧日本海軍の重巡洋艦「最上」@フィリピン近海の海底
9月
12日
「最上」は、1935年7月28日に就役した日本海軍の重巡洋艦です。太平洋戦争では、バタビア沖海戦、ベンガル湾通商破壊作戦、ミッドウェー海戦、マリアナ沖海戦、スリガオ海峡夜戦などに参加しました。ミッドウェー海戦で大きな損害を受けた後、後甲板にある主砲2基を取り外して飛行作業甲板を設置、水上偵察機11機(現実的には7機程度。実戦の運用実績は5機)を搭載できる航空巡洋艦となります。スリガオ海峡夜戦では戦艦「山城」「扶桑」など全7隻でレイテ湾に突入しますが、米海軍戦艦6隻、巡洋艦4隻、駆逐艦26隻、魚雷艇39隻の攻撃を受けて、駆逐艦1隻「時雨」を除いて全滅。交戦で大破し、最期は駆逐艦「曙」により雷撃処分され沈みました。