消防用ロボット部隊「スクラムフォース」配備@千葉県市原市消防局
6月
27日
2011年3月11日に発生した東日本大震災では、市原市の液化石油ガス(LPG)貯蔵施設で大規模な爆発を伴う火災が発生。高温などで消防隊員が近づけず、消火活動が難航しました。この教訓から、総務省消防庁は2014年から5年間で約13億8000円を投じ、消防ロボットの研究と開発を進めてきました。
配備されたのは、飛行型偵察監視ロボット「スカイ・アイ」、走行型偵察監視ロボット「ランド・アイ」、放水砲ロボット「ウオーター・キャノン」、ホース延長ロボット「タフ・リーラー」の四台と、指令システムを搭載する搬送車両です。
活動時は上空と地上から二段階で状況を把握した上で、ポンプ車とホースを連結して放水。移動経路や風向きなどは指令システムが解析し、最適な消防活動方針を隊員に提案する。総務省消防庁によると、ロボットには熱を反射する特殊な加工や内部に冷却機能を備え、十時間連続で活動できるといいます。