「ホホジロザメ」の生態@国立極地研究所
4月
29日
体長3~4メートルにもなる「ホホジロザメ」は周囲の水温より10度ほど体温が高く、筋肉を活発に動かして高速で泳げると考えられています。
<渡辺>准教授らはオーストラリア南部のネプチューン諸島周辺で、8匹の「ホホジロザメ」を調査。泳ぐ速度や加速度を測る装置を背びれに取り付け、行動を記録しました。
その結果、獲物のオットセイを捕まえる時は、時速25キロ程度まで加速しましたが、普段は時速2.9~4.9キロとゆっくり泳ぎ、待ち伏せる行動をみせています。
深く潜る時は、尾びれを全く動かさないことも判明。<渡辺>准教授は「高い体温はエネルギーを消費するので、普段はエネルギーを節約し、大きな獲物を狙っているのだろう」と分析しています。