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神戸:ファルコンの散歩メモ

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<山下清>@亀甲墓のペン画

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<山下清>@亀甲墓のペン画
放浪の画家として映画やテレビドラマにもなった<山下清>(1922年3月10日~1971年7月12日)が、1960年4月に沖縄を訪れた際に描いたと思われる亀甲墓のペン画がこのほど見つかっています。このほど東京で入手した画廊サエラ(那覇市上之屋)代表の<松岡勇>さんは、沖縄をモチーフにしたペン画の実物は初めて見た。美術品というよりも、貴重品だと思うと驚いた様子で述べています。

1960年に来沖した際は、那覇市内で山下清展が開催され、11日間滞在しました。当時の琉球新報によると、首里にあった博物館や料亭など各地を訪れています。

<山下>は生前多くのペン画やちぎり絵を残しており、沖縄滞在中もスケッチをしたと思われますが、<松岡>さんが知る沖縄をモチーフにした作品は、守礼門のペン画とちぎり絵だけといいます。

風光明媚(めいび)な観光地などではなく、墓を題材にしている点に感銘を受けたとし「亀甲墓の由来(母親の子宮をモチーフにしていること)を聞いて、母親への思いがあったのではないかとすいそくされます。

亀甲墓のペン画は色紙に書かれており、右上に「那覇の墓 山下清」と直筆で書かれています。印鑑の押印がないことから、頒布用ではなく、純粋に亀甲墓に関心があってスケッチしたものではないかと<松岡>さんは推測しています。
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