焼酎「BANANA COOKIE」@一本義久保本店
11月
25日
同社は福井県内で唯一、焼酎の製造免許を取得している。米焼酎をはじめ、清酒を醸造した際にできる酒粕を熱風乾燥させてアルコール分を蒸留回収する「粕取り」焼酎を販売してきた。酒粕焼酎は45年ぶりの販売という。
「バナナクッキー」は奥越前産の酒米「山田錦」と「越の雫」を使う。精米歩合50%まで磨いた純米大吟醸のもろみを搾った後にできる、香り豊かな酒粕に仕込み水を加え、蒸留器内部の気圧を下げる「減圧蒸留」で製造した。この製法は、水で溶かした酒粕の沸点温度を下げることができるため熱分裂を起こしにくい。純米大吟醸の爽やかな香りを残しつつ、くせのない、口当たりが軽やかな香味の焼酎を製造できます。
古来から酒粕は、粕汁や粕漬けなど日本食文化の中で幅広く使われたきましたが、近年は家庭での消費が減少しているといいます。同社は酒粕の新たな楽しみ方を提案し、消費拡大につなげます。
720ミリリットル、アルコール度数40度。税込み3240円。県内の酒販店などで販売されます。