<グーグルロゴ>(89)「アレシポ・メッセージ44周年」
11月
16日
送られたメッセージは、「1679」(「1679」という数字には素数に「23」と「73」があり、この積となっています)ビットから成る2進数の信号を並べたものであり、受信者が信号の2進数を2次元の四角形に並べ替えることで意味のある図形が現れるようになっていました。
四角形に並べ替える際には、「23☓73」もしくは「73☓23」のどちらかしかなく、受け取る側が解読しやすいと考えた上で、「1679」ビットの2進数の信号が選ばれました。
2種類しかないため、縦、横の違いはあっても、同じ図形が描かれると考えてのことでした。
送信した2進数を四角形に並べ替えると、以下のような図形となります。
▼ 1から10までの数字
▼ 水素・炭素・窒素・酸素・リンの原子番号
▼ デオキシリボ核酸 (DNA) のヌクレオチドに含まれる糖と塩基の化学式
▼ DNA に含まれるヌクレオチドの数
▼ DNA の二重螺旋構造の絵
▼ 人間の絵と人間の平均的な身長
▼ 地球の人口
▼ 太陽系の絵
▼ アレシボ電波望遠鏡の絵とパラボラアンテナの口径
約25,000光年先へと送ったため、到着するまでには、約25,000年かかることとなります。受け取る相手がいて、暗号を解読できたと仮定した場合、同じ方法で返信されると、返信にも約25,000年かかることとなります。科学が発達した知的生命体においては、新たな高速通信方法が確率されているかもしれません。そこに期待をかけられている試みだと思います。