「キタシロサイ」
3月
21日
「キタシロサイ」の<スーダン>は10年近く前からケニアのオルペジェタ自然保護区で飼育されていました。世界に1頭だけ残った雄として、警備員が24時間態勢で見守っていましたが、すでに45歳と、サイにしては高齢でした。
野生の「キタシロサイ」は確認されていません。同保護区にもう1頭いた雄は昨年死んでいます。残されたのは雌2頭だけ。スーダンの子で28歳の<ナジン>、孫にあたる17歳の<ファトゥ>です。
「キタシロサイ」の種を存続させるため、遺伝的に種が異なるミナミシロサイとの交配や体外受精などの方法も検討されているようです。
保護区の代表者によると、スーダンの精子は<ナジン>または<ファトゥ>の卵子との受精ができるよう保存してあるという。