今年の読書(46)『冬のフロスト(上)』R.D.ウィングフィールド(創元推理文庫)
9月
9日
寒風が吹き荒れる1月、<フロスト>は、夜勤の間に経費の水増し作業を作り終えて、録画したサッカーの試合を楽しみにしていましたが、思い通りに事は運ぶことなく、幼い少女の行方不明事件に始まり、枕カバーに盗品を詰め込んで逃げる「枕カバー強盗」、売春婦の連続殺人事件、大騒ぎするフリーガンの一団事件とせわしく対応しなければならない状態で署内はてんてこ舞いです。
マレット署長が、点数稼ぎのため所員を他の署に貸し出しているため、<フロスト>一人に捜査が押し付けられてしまいます。残っている部下は<タッフィー兄ちゃん(芋兄ちゃん)>こと<モーガン>で、<フロスト>の足をひっぱる厄介者です。
厄介な事件の数々の詳細が(上)では語られ。どう解決するのか<フロスト>警部はと気になりながら読み終えた503ページです。