ファルコン植物記(1681)赤桃色の<花苞>【エクメア・ファッシアータ】(2)
10月
28日
この種は、花が咲くと親株は枯れてしまい、子株が出てきますが、次の花を咲かせるまでに1年半から3年程度かかると言われています。
パイナップル科エクメア属の常緑多年草で、アマゾン川流域を原産地としています。
花自体は淡い紫色で咲いて数日で枯れてしまいますが、大きな松かさ状の赤桃色のきれいな<花苞>は、3カ月以上も目を楽しませてくれます。
葉の裏側に白粉上の横縞がきれいに現れますが、これは<吸収鱗毛>といい、パイナップル科の共通の特徴で、空気中から養水分を吸収する役目を果たしています。