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- ファルコン植物記(1451)刷毛のような雄しべ【ネムノキ】(2)
以前にも一度花を写した 【ネムニキ(合歓木)】 ですが、2年ぶりに前を通りますと随分と木が大きくなっていて、目線では花の撮影ができない高さで開花していました。
マメ科ネムノキ亜科ネムノキ属の落葉高木で、成長しますと10メートルほどになります。
ネムノキ属は熱帯に約150種ほどが分布していますが、本種は耐寒性が強い品種です。
【ネムノキ】は 「キチョウ」 の食草で、また大型の「オオクモヘリカメムシ」も集まる樹木です。
和名は「ネム」・「ネブ」と呼ばれ、夜になると葉が閉じる<睡眠運動>に由来しています。
『万葉集』(巻8-1461)には、「昼は咲き 夜は恋ひ寝(ぬ)る 合歓木(ねぶ)の花 君のみ見めや 戯奴(わけ)さへに見よ」という<紀郎女>が年下の(戯奴)=<大伴家持>に送った歌があり、古より親しまれていたのわかります。
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