ファルコン昆虫記(722)ツワブキの葉の上に【クサギカメムシ】(3)
9月
22日
夜間でのストロボ撮影でしたので光で反射、体表の模様があまりきれいにとれませんでしたが、自然光のもとでの撮影ができました。
刺激を受けると悪臭を放ち、その匂いは強烈で「もっとも臭気の強い」種のひとつです。
越冬した成虫は春になると出現して飛び回り、多種な植物に取りついて樹液を吸収しながら夏まで生存、交尾と産卵を繰り返し、秋の初めごろには死に絶えます。
産卵は宿生植物の葉の裏側に産み付けられ、その数は約28個あり、直径1ミリの黄緑色の卵が集まった形で、約一週間で孵化、幼虫は約35~40日かけて5齢を重ねて成虫となり、その年は生殖行為を行わずに越冬します。