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- 『ある日、アヒルバス』山本久幸(実業之日本社文庫)
高校を卒業して「アヒルバス」の観光バスガイドとして5年目の<高松秀子>を主人公に据えた、いわゆる業界モノです。
色々な企画ツアーの添乗員として事故もなく無事に見送るまでの裏方としての気苦労を知ると共に、居ながらにして東京の街のガイドブックとしても楽しめました。
新人研修担当の<三浦先輩>は、ヘッドハンティングで北陸の鉄道会社に転職、後任はできちゃった結婚で、新人5人のの研修役が<秀子>に回ってきます。
「鋼鉄母さん」こと<戸田夏美>の厳しい上司を中心に、同期の<中森亜紀>達と織りなす、笑いあり感動ありのバスガイドの裏部隊が楽しめる一冊でした。
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