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- ファルコン植物記(1126)花弁に紫の筋【アリアケスミレ】
日本には50~70種の「スミレ」の仲間があり、どれも良く似ていて同定するのに困りますが、特徴ある花姿のときには気が楽になります。
本種はスミレ科スミレ属の常緑性多年草で、数枚の葉を根出状に束生させ、長さは5~8センチ、幅2センチほどの形状で、その株の姿、葉の形、花の形は「スミレ」とよく似ています。
【アリアケスミレ(有明菫)】は、 「スミレ」 のように濃い花色ではなく、基本的に花色は白っぽく唇弁と側弁に少しだけ筋が入るものから、紫の筋が目立ち、花弁そのものが紫色を帯びるものまで変異が大きい品種です。
白っぽい花弁から紫色まで変化に富む色合いを、有明海の空に見立てたのが、命名の由来です。
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