記事検索

神戸:ファルコンの散歩メモ

https://jp.bloguru.com/falcon

今年の読書(38)『マドンナ・ヴェルデ』海堂尊(新潮文庫)

スレッド
今年の読書(38)『マドンナ・...
な読み終わった後、解説者が女優の<松坂慶子>さんで、すでに彼女が母親<山咲みどり>役でNHKのテレビドラマ(2011年4月19日~全6回放送)になっていることを知りました。

産婦人科医<曽根崎理恵>は自分の妊娠の再、「双角子宮」という病状で子供を産めない体ということを知ります。
夫<曽根崎伸一郎>はアメリカの大学に教授として単身赴任、感情的な交流もなく夫婦という書類上の関係でも構わないという性格です。

<理恵>は自分の55歳の母親<みどり(ヴェルデというのは「緑」という意味です)>に代理出産の依頼をし、自らの手で卵子を母親の胎内に着床させます。
日本の法律では、精子や卵子が誰のものであろうと「産んだ女性」が「母親」という法律が規定されていますが、<理恵>は論理的にそれはおかしいという考え方の持ち主で、代理出産で生まれた子供たちを踏み台に世間に知らしめようと目論んでいました。

<帚木蓬生>の男性の妊娠実験の 『エンブリオ』 や、<樹木信>の死んだ子供のクローン人間を産もうとする 『陽の鳥』 などと同様に、医学的に倫理的に生命とは子供とは何かを問う一冊でした。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

ワオ!と言っているユーザー

  • ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
    ログイン
  • まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
    新規ユーザー登録へ
この投稿へのコメントはできません。
神戸のおいさん
神戸のおいさんさんからコメント
投稿日 2014-03-21 23:28

マドンナのタイトルを見てドッキリしました^^

18日が最終回でした 「チーム・バチスタ4 螺鈿迷宮(関西テレビ放送 )」
これも医療の問題を焦点にしたドラマ。
終末医療、尊厳死をテーマにした、考えさせられる素晴らしいドラマでした。

ワオ!と言っているユーザー

ファルコン
ファルコンさんからコメント
投稿日 2014-03-22 16:04

アハハ、「マドンナ」さんの文字はさすがに目にとまりますよね。
『チームバチスタ』も、同じ<海堂尊>の原作ですから、面白かったことだとおもいます。

ワオ!と言っているユーザー

ハッピー
悲しい
びっくり