今年の読書(141)『スクールセイバー』須藤靖貴(小学館文庫)
11月
20日
主人公の<桐野一貫>は大学を卒業すると同時に、母校である「珠城学院高校」に体育教師として赴任してきます。
新任早々、用務員の荒井こと<あらじい>から、彼が夕方から営業している持つ焼き「あらい」へ顔出すように言われます。
そこには、かって自分が教えてもらった先輩教師が5人おり、「薫風会」なるメンバーでした。
「薫風会」は学園内に起こるトラブルを外部に漏れることなく穏便に処理をする目的を持ち、<教師と生徒の親が不倫>、<近隣高校の学生同士の決闘>、<教師の居眠り事件>等の話しが4編収められています。
<一貫>の隠された高校時代の出来事を背景に、学院の教師の中でははみ出し者の「薫風会」のユーモアあふれる短篇が楽しめました。
投稿日 2013-11-21 18:46
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2013-11-22 05:42
ワオ!と言っているユーザー