『アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし』
11月
12日
童話『シンデレラ』をモチーフにした北欧発のホラー映画『英題:The Ugly Stepsister』が、邦題『アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし』として、2026年1月16日より全国にて公開されます。
本作は、『シンデレラ』に登場する義姉妹の1人を主人公としたゴシック・ボディホラーです。母「レベッカ」の再婚のため、妹「アルマ」とスウェランディア王国へやって来た「エルヴィラ」でした。彼女は、淑女たちの憧れの存在である「ユリアン王子」の花嫁になることを夢見ていました。新しい家族となる義姉妹の「アグネス」は、家柄に恵まれたとても美しい女性。一方の「エルヴィラ」は、矯正器具に覆われた口元、ふくよかな体形、こぢんまりとした鼻、つぶらな瞳の持ち主でした。しかし、「アグネス」の父が急逝したことで事態は一変。「レベッカ」は「アグネス」をおとしめ、「エルヴィラ」を国王の花嫁にするために、彼女に身体改造を施していきます。
「エルヴィラ」を演じるのは子役からキャリアをスタートさせ、モデルとしても活躍している<リア・マイレン>です。監督を務めた<エミリア・ブリックフェルト>は、本作が長編デビュー作品となりました。本作は第29回富川ファンタスティック国際映画祭でグランプリと観客賞を受賞。今年の第58回シッチェス・カタロニア国際映画祭のコンペティション部門にノミネートされています。
公開された予告編には「あなたは感じたことありますか? 自分は劣等で、無価値で、臆病で、孤独で、愛されず、醜いと」という文字とともに、華やかなドレスで着飾る女性たちと、家族から嘲笑され、鏡に映る自分を見つめる「エルヴィラ」の様子が映し出されています。やがて王子の花嫁候補を集める舞踏会の招待状が「エルヴィラ」のもとに届き、母の勧めにより彼女は美しくなるために身体改造の世界に足を踏み入れていきます。








田中 久史