12日、静岡・東名CC(6435ヤード・パー72)にて女子プロゴルフツアー 「スタンレーレディスホンダ」(賞金総額1億2000万円・優勝賞金2160万円)最終日が行われました。
<河本結>(27・リコー)が通算4勝目を挙げています。今季は8月の「北海道meijiカップ」に続く2勝目になりました。初日から首位を譲らない完全優勝を果たし、優勝賞金2160万円を獲得しています。
最終ラウンドは、濃霧による視界不良のため、予定より4時間遅れの午前11時30分に開始。セカンドカットが実施され、予選通過54人から通算4アンダー23位タイまでの30人に絞られました。ツアー制施行の1988年以降では史上初の変則9ホール(1、9、10、11、14、15、16、17、18番)の短縮競技で争われ、4バーディー、ボギーなしと4つ伸ばし、2位と3打差をつける通算14アンダーで制しています。
通算10アンダー首位で出た<河本結>は1番で2メートル、続く9番で1・5メートルを沈めて2連続バーディー。11番でもグリーン奥カラー6メートルからパターでねじ込んでスコアーを伸ばしています。日米通算9勝の<岩井千怜>、初優勝を狙う<福山恵梨>らの猛追を振り切り、逃げ切りました。
3打差2位は<岩井千怜>。3位に<桑木志帆>、<福山恵梨>が続いています。
兵庫県神戸市出身の<古江彩佳>は6位で、先週5日、「日本女子オープン選手権」覇者の
<堀琴音>は12位でした。
同じ1998年度生まれの「黄金世代」で米国から凱旋出場した<渋野日向子>、<原英莉花>が予選落ちする中、プロ8年目の27歳が意地を見せました。メルセデス・ランクで200ポイントを上乗せし、3位に浮上しています。