「1ドル=153円35銭~153円37銭」
11月
8日
7日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反落し、前日比40銭円安・ドル高の「1ドル=153円40〜50銭」で取引を終えています。円の安値は「1ドル=153円59銭」、高値は「1ドル=153円01銭」でした。
前日に円買い・ドル売りが急速に進んだ後で、週末を控えた持ち高調整の円売り・ドル買いが優勢となりました。米連邦政府の一部機関閉鎖の解除に向けた動きが進展するとの思惑からも円売りが進む場面がありました。
7日午後に野党の米民主党が米政府のつなぎ予算成立に向けて歩み寄りを提案したと、複数米メディアが報道しています。〈オバマケア〉と呼ばれる公的医療保険の補助金の1年間延長以外の要求を撤回する案を提示したといいいます。共和党からは反発があるとみられますが、与野党の交渉再開で閉鎖解除に向けた協議が進むとの期待につながり、午後にかけて円売り・ドル買いが出ています。
もっとも、円の下値は堅く、米政府閉鎖を巡っては不確実性があり、7日には38日目となり、過去最長を更新しています。米運輸省は無給となっている空港職員の負担軽減のため、米国の40の主要空港で運航を最大1割削減すると6日発表しました。米国版の生活保護制度にあたる補助的栄養支援プログラム(SNAP)も資金が枯渇しています。
7日、ミシガン大学がに発表しました11月の消費者態度指数(速報値)は(50.3)と、市場予想(53.0)を下回り、10月(53.6)からも低下でした。2022年6月以来の低水準となった。米政府の一部閉鎖により、消費者心理が悪化しているようで。米景気懸念から円が買われ、ドルが売られています。










kito