日経平均株価(11月18日)終値4万8702円98銭
11月
18日
18日午前の東京株式市場で日経平均株価は続落し、午前終値は前日比891円35銭(1.77%)安の4万9432円56銭でした。米利下げ観測の後退を背景にした前日の米株安を受け、東京市場でも幅広い銘柄に売りが優勢でした。東エレクやアドテストなどの半導体関連のほか、フジクラや住友電、古河電などの人工知能(AI)関連が軒並み下落しています。半面、医薬品など業績が景気変動の影響を相対的に受けにくいディフェンシブ関連の一角に資金を移す動きもみられ、相場を支えています。
17日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は前週末比557ドル24セント(1.18%)安の「4万6590ドル24セント」でした。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も(0.84%)下落でした。米連邦準備理事会(FRB)高官の追加利下げに慎重な発言が続き、投資家心理の重荷となりました。19日には米エヌビディアの四半期決算の発表を控えています。発表を前に東京市場でも関連株に持ち高調整の売りを出す動きが出ています。
前日に続き、インバウンド関連銘柄の下げも目立ちました。<高市早苗首相>の台湾有事を巡る発言を受け、中国政府が自国民に日本への渡航を自粛するよう注意喚起したため、訪日客消費の落ち込みが引き続き警戒された。資生堂や三越伊勢丹などが下げています。
日本時間20日早朝の米エヌビディア決算や同日の9月分の米雇用統計発表を前に、過熱感が意識されている人工知能(AI)、半導体関連株の売りが膨らみ、終値は3営業日続落し、前日比1620円93銭(3.22%)安の4万8702円98銭で終えています。終値で節目の4万9000円を下回るのは(10月23日)の「4万8641円61銭」以来になります。









