ダウ平均株価(11月13日)終値4万7457ドル22セント
11月
14日
13日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は5営業日ぶりに反落して始まりました。12日夜に米連邦政府機関の一部閉鎖を終わらせる「つなぎ予算」が成立し、材料出尽くし感からの売りが先行しています。
12日夜、<トランプ米大統領>が。米下院が同日に可決した2026年1月30日までの「つなぎ予算」に署名しました。閉鎖されていた政府機関が、43日ぶりに13日朝から段階的に業務を再開しています。
米株式市場では、前週末から閉鎖の解除に向けた動きを好感した買いが断続的に入っていました。ダウ平均株価は、前日に終値で初めて4万8000ドル台の「4万8254ドル82セント」の過去最高値を付け、12日までの4営業日で1300ドルあまり上昇でした。高値警戒感から利益確定や持ち高調整の売りが出やすくなっています。
政府閉鎖中に統計の集計業務が中断したため、10月の米消費者物価指数(CPI)と米雇用統計の発表が見送られる可能性があります。その他の指標も発表の遅れや精度の低下が予想され、経済の実体を把握するのが難しい環境は続くとみられています。市場では、2月に再び政府閉鎖があるかもしれないとの予想も出ています。
米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測の後退も株価の重荷となりました。ボストン連銀の<コリンズ総裁>が、12日夕の講演で「しばらくの間、政策金利を据え置くのが適切になりそうだ」と語っています。追加利下げに慎重な(FRB)高官が増えているようです。
ダウ平均株価は、前日比797ドル60セント(1.65%)安の4万7457ドル22セントで終え、前日付けました最高値を更新しています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比536.10ポイント(2.29%)安の2万2870.36で終えています。
S&P500種株価指数は、前日比113.43ポイント (1.66%)安の6737.49で終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比536.10ポイント(2.29%)安の2万2870.36で終えています。
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田中 久史