《襍・/・囈“植物(6)伊豆半島の桜!!”❖’22-23》

植栽された、青野川沿いの“河津... 植栽された、青野川沿いの“河津桜”
《襍・/・囈“植物(6)伊豆半...
《伊豆半島の特異性・・・桜!?!》
早咲き桜として広く知られる “河津桜”。だが伊豆半島には、色々な早咲き桜がある。
前回も記したように、半島南部の年間平均気温は16°Cを超える温暖な気象条件。
そんな伊豆半島に関心を持ったのは、紫陽花の野生種を知り調べ始めたのがきっかけ。
そこで得た知識、伊豆半島の自然環境や植物群の変異株が如何に多いか、驚きだ!!
伊豆高原のお気に入りの宿近くの“桜の里”は、四季折々に桜の花を見ることが出来る。
伊豆半島に自生する有用植物のひとつである桜。紫陽花同様に桜の存在に関心を持った。
オオシマザクラ(Prunus lannesianavar.speciosa(Koidz.)Makino)、
ヤマザクラ(P. jamasakura Sieb. ex Koidz.),マメザクラ(P. incisa Thunb.)、
エドヒガン(P. pendula f.ascendens (Makino)Ohwi)等の野生種が確認されている。
そして1945年以降には、伊豆半島の外部からカンヒザクラ(P.campanulata Maxim.)
やシナミザクラ(P. pseudocerasusLindl.伊豆環境緑化推進協議会)等が導入されている。
更には、各地に自生する桜の野生種との間で自然交雑したと推察される桜も確認された。
伊豆半島は、桜の遺伝資源の宝庫。多様な変異系統を保有する、と紹介されている。
特に桜の変異系統は静岡県賀茂郡を中心とした南伊豆地域に多くみられるのも特徴的だ。
それらの中で‘ソメイヨシノ’(P.× yedoensis Matsum.‘Somei-yoshino’)より開花の早い桜は、
地元では古くから「早咲きザクラ」と呼び語り継ぎ立派に今日へと至り魅せている。
伊豆農業研究センターでは1972年以降、地元市町村と共に自生する桜を以って研究していた。
*南伊豆地域における早咲きザクラの探索と母樹園の設置。*
静岡県伊豆農業研究センターの前身である有用植物園では,
1972年に下田市,河津町,南伊豆町,東伊豆町,松崎町,西伊豆町、
賀茂村(現西伊豆町)に加え伊東市,土肥町(現伊豆市)、
これら2市6町1村に呼びかけ,伊豆環境緑化推進協議会を発足させた。
地域振興に寄与する目的で各地域内で特色のあるサクラを選定し、
植栽を推進する目的で、これらの市町村の自生種の中から
‘ソメイヨシノ’より開花期が早い而して観賞価値の高いサクラを探索、
生態調査を行い、その結果‘カワヅザクラ’‘ミナトザクラ’、
‘オキチザクラ’、‘オオシマ早生’、‘ベニカンザクラ’、‘カンザクラ’‘オオカンザクラ’
これらの7品種を地域内で活用すべき有用早咲き桜と選定した。
これらの開花期は,南伊豆地域では‘ソメイヨシノ’よりも1ヶ月以上も早い。
南伊豆地域における地域振興に貢献する重要な観光資源と位置付けている。
又、開花特性調査で‘カワヅザクラ’,‘ミナトザクラ’,‘オキチザクラ’‘オオシマ、
早生’の4品種は南伊豆地域の固有品種とも認定された。
その後、紆余曲折あり色々と研究され環境緑化・景観修景・緑化種苗生産供給、
そして緑化啓蒙などの環境緑化事業を発足させている。
‘カワヅザクラ’は、蕾は濃い紅色で満開時には花弁は淡紅色となる。
また、花径は平均3cm程度で一般の桜に比して大きく観賞価値が高い。
そこで育苗配布事業において重点的に苗木の増殖を行った。
中でも河津町には1,230本も植樹し「河津桜まつり」開催のきっかけとなる。
その後も河津町内では‘河津桜’を増殖栽され2011年までには約1万本も植栽。
2005年には‘カワヅザクラ’原木(??)を町指定の天然記念物とした。
環境緑化事業で南伊豆町に502本の‘河津桜’を植栽、観光名所にしている。
その後,1986年に南伊豆町から青野川沿いへの‘カワヅザクラ’の植栽に取り組んだ。
苗木不足から,青野川堤防のオオシマザクラを植栽し,これに接ぎ木を行った。
これ等の植栽樹は1999年から南伊豆町の「みなみの桜と菜の花まつり」になった。
※ ‘カワヅザクラ’からの実生個体および早咲きザクラの品種登録の支援 ※
伊豆振興センター南伊豆農場は,1987年4月には南伊豆町上賀茂に移転、
農業試験場南伊豆分場に改組され研究作業にとりかかっていた。
南伊豆地域内に植栽された‘カワヅザクラ’の実生個体内で多様な変異の存在に着目し,
それらの探索と花の形質調査を行っている。
‘カワヅザクラ’の実生個体間には開花期,花色・花の特性などに変異が多く見られた。
その多くはオオシマザクラとカンヒザクラに共通する形質を兼ね備えている事が分かる。
‘カワヅザクラ’はオオシマザクラとカンヒザクラの交雑種である可能性が示唆している。
この点については、核・葉緑体DNA多型に基づいた研究によっても明らかにされている。
また,河津町内では‘カワヅザクラ’より早咲きで花色の濃い変異個体が見いだされた。
品種登録を出願すべく形質調査支援を行い‘河津正月’と命名した(登録番号11556)。
更には、‘カワヅザクラ’の変異系統とは別に早咲き桜の自生個体が見つかっている。
土肥町内(現伊豆市土肥)における早咲き桜で形質調査を行っている。
この個体は、‘河津桜’よりも早咲きで花色が濃く‘伊豆土肥’と命名された(登録番号15225)。
現在、‘河津正月’と‘伊豆土肥’を地域の新たな観光資源とし植栽が進められている。
「令和肆年(皇紀2682年)3月1日、記」
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《襍・/・囈 “桜探訪の前に!!” ❖’22-21》

達磨山展望台から見る駿河湾。雲... 達磨山展望台から見る駿河湾。雲がなければ左寄りに富士山が(頭だけ見える)。
展望台前のレストハウス。2日前... 展望台前のレストハウス。2日前に降った雪が!!
西伊豆スカイライン途中、ここは... 西伊豆スカイライン途中、ここはまだ良い方で車道凍結してるところもあった。
《伊豆半島の環境・_・植物群”》
早咲き桜として全国に轟いている“河津桜”だが、伊豆半島は実に興味深い。
新年早々、開花する桜に“熱海桜”“土肥桜”がある(熱海桜は、今年観れた)。
伊豆土肥桜、 伊豆市小下田で1月中旬~2月中旬に 紫紅色で散房で咲く。
(早咲き性のオオシマザクラ × カンヒザクラとの交雑種と言われている。)
旧土肥町八木沢山中に以前からあり、昭和30年代頃から同地で接ぎ木増殖。
現在は、種苗法下で登録(2007年、15225号)されている(土肥桜は未見)。
河津桜よりも開花が早い栽培種のカワヅショウガツ(河津正月)もある。
桜に関しては、次回に記すとして、伊豆半島は、當にジオパークだ。
伊豆半島に関心を持ったのは、紫陽花の野生種を知ったことからだが興味深い。
静岡県伊豆半島は海岸線から亜高山地帯まで0m~1,405 mの海抜標高差があり興味津々。
自生する植物相は照葉樹林帯から暖帯林に及び、アマギツツジやアマギアマチャが知られている。
半島低地の年間平均気温は16°Cを超える温暖な気象条件で、海岸地域では無霜地帯が多い由。
かつて静岡県では伊豆半島内における自生植物の保全や利活用を目的に研究施設を設けていた。
1950年に賀茂郡南崎村長津呂字本瀬(現賀茂郡南伊豆町石廊崎)に静岡県有用植物園を設置。
有用植物園は、伊豆半島に自生する植物を見いだし保全することを主目的として設けられた。
研究は伊豆振興センター南伊豆農場,農業試験場南伊豆分場・伊豆農業研究センターと引き継がれる。
色々な史実を頭に入れて、目的の南伊豆(下賀茂)に向かったが、、、!!
伊豆修善寺から県道18号線の達磨山高原展望台辺りでは残雪が!?!
戸田峠から西伊豆スカイラインに入ると、路面にも残雪がしっかりと残っていた。
対向車と出会わない、後続車もいない、なんとか海辺の松崎に着いた。
伊豆の県道は、道幅が狭い。その上地元の人は結構飛ばして走る。
いつものことだが、慎重に・・・!!昼飯も取らずに南伊豆へ。
遅昼をとったら、夕飯が、食べきれない??
「令和肆年(皇紀2682年)2月26日、記」




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《襍・_・囈“富士山の日”❖’22-20》

今年も身近で積雪があったが!! 今年も身近で積雪があったが!!
2022年1月半ばでも、地肌が... 2022年1月半ばでも、地肌が望める??
同じ1月半ば、20年も前では真... 同じ1月半ば、20年も前では真っ白になっていた!!




《“生物季節観測”!?!》
二月二十三日は、富士山の日と呼ばれ、山屋の中ではしられている。
パソコン通信で「NiftyServe」という有名なサイトがあって、
「山の展望と地図のフォーラム・FYAMAP」が1996年(平成8年)元日に制定。
「ふ(2)じ(2)さん(3)」の語呂合わせと富士山がよく望める季節で日付指定した由。
かつて富士山頂には、気象庁の観測所が設置されており有人施設だった。
交代で職員が常駐していた。真冬であっても自力で山頂施設まで登った。
僕ら山屋は、冬場の登山訓練のおり大変お世話になった。
かつて僕達は、天気図と観天望気・経験則で天候を予測してきた!?!
雲の流れ・・形、動きによって、而して定点観測で凡の予測は出来たものだ。
昨今の科学的な予測はほぼ当たり目を見張るが、経験則も有用。
今年は、寒さの平均値が低めに続いていた(温度自体は昔より少し高い)。
それ故、植物の開花が遅れ気味だ。気象庁の観測発表の中に、
“生物季節観測指針”があって幾種類かの樹々の開花予想日を発表している。
気温と植物の開花の関連は、理解できるのだが、
日本海側の大雪(豪雪)が報道され、雪国の人々が厳下に置かれている。
対して太平洋側、事・富士山に限っていうと、ここ数年、徐々に積雪が??
以前の様に真っ白な富士山が拝めない。富士山内で何かが??
地下のマグマが、、、活発化しているのだろうか??不気味だ。
山の噴火が起こらない事を切に願うのだ。。。

二月二十三日は、今上天皇の誕生日で祝日だ。
1960年(昭和35年)、今上天皇が誕生なされた。
即位の2019(令和元)年5月1日は、記憶に新しい。
日本の象徴、切に穏やかにあって欲しい。
コロナも同様、収まって欲しく思う。
「令和肆年(皇紀2682年)2月23日、記」






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《襍観・/・凡声“今年は、寒気が続く?”❖’22-19》

ツタバウンラン(蔦葉海蘭) オ... ツタバウンラン(蔦葉海蘭) オオバコ科(Plantaginaceae)
学名:Cymbararia muralis
別名: キンバラリア、ツタガラクサ(蔦唐草)









《襍観・/・凡声“今年は、寒気...
カンツバキ(寒椿)     ツ... カンツバキ(寒椿)     ツバキ科(Theaceae)
学名:Camellia x hiemalis
《自宅の雑庭に初花が!!22/2/21》
今年は、昨年の今頃に比べてみると寒気が続いているように感じる。
自然は、正直だ。野草的・・手入れを全くしない野放図な庭に花をみなかった。
それが突然に庭の片隅にツタバウンラン(蔦葉海蘭)が一輪・姿を見せた。
また、生け垣のカンツバキ(寒椿、園芸種の立寒椿かもしれない)が咲き始めた。
カンツバキは、ツバキとサザンカとの交雑種に由。
タチカンツバキはサザンカとカンツバキとの交雑種という説もある。
いずれにせよ花の少ないこの季節には、心癒される花々だ。
「令和肆年(皇紀2682年)2月21日、記」

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《襍観・/・凡声“温故知新”❖’22-18》

《襍観・/・凡声“温故知新”❖...
《襍観・/・凡声“温故知新”❖...
《襍観・/・凡声“温故知新”❖...
《襍観・/・凡声“温故知新”❖...
以上の画像は借り物。 以上の画像は借り物。
《感慨・昭和・/・可愛いカメラ!!》
昭和時代・戦後の高度成長の頃、写真と山登りに夢中だった。
父親の趣味と仕事でも使っていたカメラ、初心者には余りに高みの存在!!
其れとは別に憧れの山登りの偉人が使っていた二眼レフに惹かれた。
そんな身近にあったカメラ、中でも憧れ続けた“NIKON”というブランド。
そんな銘機ブランドが、最近ちょっと沈んでいた。こだわった性能が故か??
かつてのミノルタになってしまうか??と案じていたのだが・・・!!
初心者に優しく、而してクラシカルなカメラに目を見張る。
また、対局的なプロ仕様なカメラの出現。遅まきながら魅せるデジカメ。
携帯付属のカメラではなく、かつてのカメラ愛好家をも魅了する。
単に好みの問題だが、こだわったカメラを触らせて頂けた。
NIKON Zfc(本体)、COSINA NOKTON D35mm F1.2 Zマウント付き。
単に撮るではなく、写真・撮影を楽しむ・・・これが本質ではないか。
「令和肆年(皇紀2682年)2月17日、記」
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《襍観・/・凡声“02/13・14を思う”❖’22-17》

「貫一・お宮の像」 「貫一・お宮の像」
「お宮の松」 「お宮の松」
整備された現在の海岸遊歩道 整備された現在の海岸遊歩道
熱海・親水公園で、蜃気楼と思え... 熱海・親水公園で、蜃気楼と思える光景に出会った。
親水公園にあった、「釜鳴屋平七... 親水公園にあった、「釜鳴屋平七夫婦像」
《襍観・/・凡声“02/13・...
「釜鳴屋平七夫婦像」を覆うよう... 「釜鳴屋平七夫婦像」を覆うように綺麗に咲いていた熱海桜。
糸川にかかった橋にあった、橋柱... 糸川にかかった橋にあった、橋柱。なんとも可愛い。
老舗洋食屋の入り口。 老舗洋食屋の入り口。
粋な鮨屋。 粋な鮨屋。
お気に入りのカフェレストラン。... お気に入りのカフェレストラン。パンに店名が焼き印されている。
”Nagisa” このお店、ランチとディナーが同じセットメニュー。
《感慨・昭和・/・熱海点描(2)!!22/1/30》
昭和時代・戦後の高度成長の頃、熱海といえば箱根と並ぶ保養・温泉地だった。
特に東海道新幹線が開通した事で熱海は、より人気が高くなったと思われる。
だが、明治時代から多くの文豪たちが居を構え、名作を執筆した場の熱海。
中でも有名なのが、 明治30年より6年間「読売新聞」「新小説」に、
掲載された 尾崎紅葉の小説「金色夜叉」(こんじきやしゃ)。
この小説にある「お宮の松」「貫一・お宮」像は、実在人物の様にみえる。
「貫一・お宮の像」「お宮の松」は海岸の国道沿いにあり、観光スポット。
銅像をよくよく見ると、明治時代の服装がよく分かる。
海岸線、子供自分に来た時は、広い砂浜って感じだったような???
今は整備され、親水公園などがあって。その一角にも、銅像が建っている。
江戸時代の熱海の偉人銅像であるが、説明文を見ていて思ったことがあった。
昨日、二月十三日は、苗字布告記念日であることを思い出した。
1875年(明治8年)の2月13日、明治政府が「平民苗字必称義務令」を発布した。
太政官布告により国民はすべて姓を名乗ることが義務づけられた。
説明文にあるように、「釜鳴屋平七」の釜鳴屋は屋号、店の名である。
又、熱海は和洋の食文化もしっかりと根付いている。美味な店も多い。
路地裏グルメなどと呼ばれている。地味だが美味しい洋食屋さんもある。
何故か、いっとき斜陽だった熱海、行政の懸命な努力で訪問者も増えた。
2月13日は、旧きを思えた日、続く14日は、和的洋食材を思えた日。
僕の中でチョコレートといえば、米国製のHershey(ハーシー) 。
友達(米軍属の子供)が遊びに来るときは、必ず持参してくれた。
我が高校生の頃、2月14日のバレンタインデーは一般的に知られていた。

日本的聖バレンタインデーは、女性から男性に向かって恋を打ち明けてもよい日。
女性が愛の印にチョコレートを贈る。この習慣は、宗教的なものではない。
1958年(昭和33年)にメリーチョコレートが、販売促進を目指して宣伝を展開した。
更には、それに便乗して日本チョコレート・ココア協会もキャンペーン展開している。
高校生(我々時代)の間でも結構、行われていた。義理チョコではなく。
初めて頂いたのは、手作りのクッキーだった。チョコではないことが嬉しかった。
懐かしい。クリスマスケーキ、チョコ等の材料を売っていた店が鎌倉にあった。
鎌倉周辺の若者たちは、手作りが思いの深さ、と認識していたか!!
昨今の風潮は、ちょっと度がすぎているような・・・。
「令和肆年(皇紀2682年)2月14日、記」



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《襍観・/・凡声“昭和を思う日??”❖’22-16》

熱海・・温泉地に似合っている神... 熱海・・温泉地に似合っている神社。
《襍観・/・凡声“昭和を思う日...
《襍観・/・凡声“昭和を思う日...
実朝のうた。 実朝のうた。
《襍観・/・凡声“昭和を思う日...
温泉地・・・間歇泉がひっそりと... 温泉地・・・間歇泉がひっそりと吹き上げていた。
桜まつりの余興か!! 大道芸人... 桜まつりの余興か!! 大道芸人・猿が魅せてくれていた。
糸川にかかる橋脇の姿?? 糸川にかかる橋脇の姿??
糸川と言ってもかわいい小川。し... 糸川と言ってもかわいい小川。しっかりと整備されていた。
小魚を求めて、コサギが歩きまわ... 小魚を求めて、コサギが歩きまわって・・・のどか。
川床に降りる階段には、大きな魚... 川床に降りる階段には、大きな魚が!!
河口迄散策できるように、整備さ... 河口迄散策できるように、整備されていた。
《感慨・昭和・/・熱海点描!!22/1/30》
二月十一日は、建国記念の日。国民の祝日に関する法律というのがある。
祝日法、昭和23年7月20日法律第178号の第2条に建国記念の日の趣旨として、
「建国をしのび、国を愛する心を養う。」と規定している。
1966年(昭和41年)の祝日法改正により国民の祝日に加えられ、
翌1967年(昭和42年)2月11日から適用された。 
二月十一日は、かつて紀元節として奉祝されてきたが、戦後廃止。
建国の日を改め“建国を記念する日”としたは紀元節概念に???
紀元節は、1873(明治6)年から1948(昭和23)年まで祝日とされ、
四大節(新年・紀元節・天長節・明治節)の一つとされていた。
日本書紀による神武天皇即位の日・紀元前660年1月1日。
それを新暦(グレゴリオ暦)に換算した2月11日を祝日と定めた。
戦後の日本国憲法の精神にそぐわないと安易に廃止した、と感じる。
それでも昭和41年に「建国記念の日」として復活させた。日本の独自性。
紀元前660年を元年とし「皇紀○年」という年の数え方、日本そのものだ。
戦前・戦中・戦後、こんな表現も一般的には使われなくなりつつあるやに感じる。
歴史的・環境的に戦前・戦中・戦後を感じ取れる場、伊豆半島は好みの地だ。
とりわけ“熱海市”は、幼少期から連れていって貰った懐かしい保養地。
そんな地でありながら、見る機会がなかった、糸川の寒桜(熱海桜)。
感慨深く、今年は訪ねることが出来た。美味しいランチもとれたし。。。!
「令和肆年(皇紀2682年)2月11日、記」



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《襍観・/・凡声“植物(5)・'22桜探訪”❖’22-15》

糸川では、最も上流に位置した所... 糸川では、最も上流に位置した所の熱海桜。
《襍観・/・凡声“植物(5)・...
近寄ってみると可愛い花だった。 近寄ってみると可愛い花だった。
《襍観・/・凡声“植物(5)・...
熱海桜祭り、とあってお茶のサー... 熱海桜祭り、とあってお茶のサービスもあった。
お天気は今いちだったが、中々見... お天気は今いちだったが、中々見応えがあった。
熱海桜とブーゲンビリアこの光景... 熱海桜とブーゲンビリアこの光景は、他では見れないだろう!?!
《襍観・/・凡声“植物(5)・...
《熱海の早咲き桜・/・22/1/30》
アタミザクラ(熱海桜、寒桜)は、熱海市を中心に栽培されている早咲き桜の一種。
1871年(明治4年)に、イタリア人によってレモン等と共に入ってきたとされている。
が、インド原産品種ではないらしい。花粉の分析などによって検証された結果、
カンヒザクラ(寒緋桜)とヤマザクラ(山桜)の雑種と推定されている《ウィキペディア(Wikipedia)》。
学名としては、Cerasus × kanzakura ‘Praecox’(寒緋桜と山桜の自然交雜種)
熱海市内では、市街地の糸川沿い遊歩道、親水公園周辺、熱海梅園周辺、
南熱海(上多賀)の「桜の名所散策路」(四季の道)の4箇所を中心に植栽されている。
熱海桜は、伊豆下田の御用邸(昭和47年)や伊勢神宮(昭和48年)、
東宮御所(昭和51年)に献上され植栽された事で、広く知られる様になった。
熱海市では、市制施行40周年の昭和52年4月10日に熱海市の「木」に指定。
熱海桜は、開花期が1月と沖縄の寒緋桜と並んで日本列島で最も早咲きの桜。
早咲き桜として知られる「河津桜」より約1カ月早く咲くのが特徴。
而して、一般的な桜の開花期間は2週間程度だが、熱海桜の開花期間は1カ月以上。
開花期間が長いのは、花のつき方に特徴があるとされる。
ひとつの枝に早期に開花する花芽と後期に開花する花芽の二段構えになっている。
*      *      *      *      *
未だ一度も花を見たことがない、熱海桜。時間を得て日帰り花見に出掛けた。
電車を使って行ってみると、とっても身近に熱海を感じた。こんなに近いか???
熱海に近づくと、先般の土砂崩れ場所が眼下に見えた(爪あとが見えた)。
久し振りにおりたった熱海駅、綺麗になった。日曜とあって結構の人出。
目的の糸川に向かって寄り道をしながら到着すると、熱海桜が。。。
本数はそれほど多くはないが、瀟洒に咲いていた。
驚いたのは、糸川添いにブーゲンビリア咲き始めていた!?!
<ブーゲンビリア>南米産のオシロイバナ科(Nyctaginaceae)の熱帯性植物。
彼の地では一年中咲いているようだが、日本では5月頃から咲きはじめる。
が、熱海は温かいのか、、、??蕾が沢山みられた。
花のように見えるのは、実際に苞(ほう)と呼ばれるもの。
苞が3枚集まったその中心に咲く小さな白いものが花だ。
苞には、葉脈があり葉の形をしている。苞は海からの風に揺れてヒラヒラと。
別名(和名)は、イカダカズラ(筏葛)という。。。!
「令和肆年(皇紀2682年)2月8日、記」




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《襍観・/・凡声“植物(3+1)!?!”❖’22-14》

フクジュソウ(福寿草) キンポ... フクジュソウ(福寿草) キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Adonis ramosa Franch.
別名: チョウジュソウ(長寿草)、ガンジツソウ(元日草)
《泉の森・/・22/2/3》
フクジュソウ(福寿草);
いわゆる、「スプリング・エフェメラル」を代表する花と映る花。
雪解けと同時に初春一番で咲く事から「元日草」の名もある。
一面の枯落ち葉の中に鮮やかな黄色の花がみられるようになった。
園芸種として江戸時代から品種改良が盛んで紅花の「秩父紅」は有名。
キンポウゲ科、有毒で新芽の季節に誤食事故も起きている要注意。
従来、日本のフクジュソウは、種としては1種類と考えられていたのだが??
近年の研究によって分類が見直され、日本の福寿草は4種と判明した。
「フクジュソウ」(Adonis ramosa)、「ミチノクフクジュソウ」(Adonis multiflola)、
「キタミフクジュソウ」(Adonis amurensis)、「シコクフクジュソウ」(Adonis shikokuensis)。
学名から判るように、品種や変種ではなく、別種として扱われている。
「キタミ」「シコク」は地域限定だが、「ミチノク」は、本州全域と九州に分布。
目の前の花が、どの種に属するものかは、分からない。
「令和肆年(皇紀2682年)2月5日、記」
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《襍観・/・凡声“懐かしの行事!?!”❖’22-13》

“けんちん汁”(建長寺汁)。... “けんちん汁”(建長寺汁)。



信貴山朝護孫子寺 節分大法要・... 信貴山朝護孫子寺 節分大法要・鬼追式(豆まき)・星祭法要。




長谷寺の「だだおし」は、大和に... 長谷寺の「だだおし」は、大和における代表的な「火祭り」(赤鬼)。
長谷寺の青鬼。 「だだおし」の... 長谷寺の青鬼。
「だだおし」の「だだ」とは、閻魔大王の持ち物で悪人の罪を罰し穢れを祓う杖。
又、厄病神を駆逐する「難押し(だおし)」から来たという説もある。




《叛逆のろれつ、節分・・って。。。!》
二月三日の節分、って現代社会では何を行っているだろうか??
節分、各季節の始まり(立春、立夏、立秋、立冬)その前日を云う。
そんな風に教えられてきた。我が子達にも伝えているが。。。!
新暦・・旧暦、面倒で説明せずに、立春の前日を節分と云っている。
旧暦では春(立春)の節分は大晦日に当たる大事な日であった由。
又、季節の分かれ目(年の分かれ目)には邪気が入りやすい、と。
邪気が入りやすい節分に厄払いの行事が行われる(豆まき!)。
豆まきのしかた、我が家では家長(父親)が各部屋に落花生を捲いていた。
母が北海道育ちだったからなのか??両親から聞き漏らした、残念。
我が家の節分、夕飯には厄払いを以って、“けんちん汁”を頂いていた。
“けんちん汁”は、建長寺汁が語源とされる精進料理のひとつ。
特徴は、残り物の根菜、季節野菜等、ありあわせのものを使う。
鰹節や煮干しのダシは使わない、昆布・シイタケのみを使う。
ごま油で炒める。豆腐はもみつぶす。炒めながら醤油で下味をつける。
水を入れて煮たあとに仕上げの醤油で味付けをする。
複数の具材を一度に入れ煮るのではなく、丁寧に作り上げていく。
豆腐をもみつぶすところが建長寺汁のはじまりであり特徴と言われている。
なにゆえ、豆腐をもみつぶすのか? 寺に言い伝えがのこっている。
*      *      *      *      *
ある日、寺近くの住人が大覚禅師(建長寺開祖)に一丁の豆腐を寄進した。
禅師は、「一人で食すことは仏祖に申しわけがない」と、
膝下の修行僧と共に頂く為、食事係(典座、てんぞ)に一丁の豆腐を渡した。
典座は、700人ほどもの修行僧にどうすればいきわたるかを思案したあげく、
汁に豆腐をもみつぶして入れることに。
皆に広く公平に行き渡る様にする、仏教訓「食平等(じきびょうどう)」。
建長寺汁の豆腐は、食平等。精進料理の野菜に禅の教えが込められている。
皮まで残さず使う。食材はなるべく薄く、細かく切る。
殺生をしてはいけないという教えから肉や魚を使わない精進料理。
植物である野菜に対しても「他の者の命を頂く」、その気持ちを大事にする。
このひとつの椀の中に、人の思いや尊さがこめられている。
「建長寺では年に2回、修行僧たちが檀家さんを招いて精進料理を振る舞っている」
禅に云う『食材を活かしきる』という教え、それが伝承・建長汁(けんちん汁)。
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能書きが・・・先になってしまったが、地域文化ってなんだろうと改めて思う。
身近な人々をみると、神奈川人でありながら節分に“恵方巻き”を頂いている!?!
“恵方巻き”って関西特有の食文化(節分)でなかったか!!
何も全国区にする必要があるのかって思う。豆まき用の豆(大豆)と落花生。
それぞれに歴史があるだろう。流行りとか好みもあるだろうが、、、。
何か??商売が・・・。僕からすると、恵方巻きは地方文化であって欲しい。
文化的行事、節分祭とか鬼追式と言った奈良の寺、行事を思い出す。
「和敬静寂」、そんな雰囲気をおもうのである。コロナ終焉をも希する所。
「令和肆年(皇紀2682年)2月3~4日、記」
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