《襍・/・囈 “忘備録;高山植物!!” ❖’22-68》

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ツクモグサ(九十九草 ) キン... ツクモグサ(九十九草 ) キンポウゲ科(Ranunculaceae)

学名:Pulsatilla nipponica (Takeda) Ohwi

(画像は、借り物)。

《植物(38)思い出;八ヶ岳の花❖’1962~》
ツクモグサ(九十九草 );
本州中部と北海道の一部に分布する背丈10cm程度の高山植物。
葉はニンジンの様に細かく裂け、茎・葉とも初めは白く長い毛に覆われるが、
次第に無毛に。花期は、高山植物の中でも最も早く6月上旬から咲き始める。
花弁状の萼の外側にも軟毛が密生、花茎の先端に径3cm淡黄色の花が1個咲く。
萼片は、晴れた日に開くので梅雨時の時期ということで見れるのはラッキー。
花の和名由来は、発見者(城数馬じょう・かずま)が父親名を命名した!?!由。
「ツクモグサ」は、日本固有種の高山植物で岩礫地・稜線沿いの風衝草地に生える。
分布地は、北海道の利尻島ポロヌプリ山・大雪山群芦別岳・日高山脈北部。
本州では白馬岳・八ヶ岳の2箇所のみでしか見れない。絶滅危惧IB類の絶滅危惧種。
※         ※         ※
後立山連峰の白馬岳周辺は、高山植物の宝庫だが、余り観ていない。
高山植物に関しては、南・北八ヶ岳で沢山見る機会に恵まれた。
八ヶ岳の名がついている植物;
ヤツガタケキンポウゲ(八ヶ岳金鳳花)、ヤツガタケナズナ(八ヶ岳薺)、
ヤツガタケザクラ(八ヶ岳桜)、ヤツガタケキスミレ(八ヶ岳黄菫)、
ヤツガタケムグラ(八ヶ岳葎)、ヤツガタケアザミ(八ヶ岳薊)、
ヤツタカネアザミ(八高嶺薊)、ヤツガタケタンポポ(八ヶ岳蒲公英)、
ヤツガタケイチゴツナギ(八ヶ岳苺繋)、ヤツガタケシノブ(八ヶ岳忍)、
ヤツガタケトウヒ(八ヶ岳唐檜)、ヤツガタケジンチョウゴケ(八ヶ岳沈丁苔)、
以上の中で八ヶ岳の固有種は、八ヶ岳菫と八ケ岳金鳳花の2種。
特に、八ヶ岳金鳳花(谷合い等、多湿の岩場に生える)は、なかなか見れない花。
「八ヶ岳」の冠はないが、「九十九草」や「得撫草」は「八ヶ岳特有」の花と言える。
八ヶ岳特有の植物は多々あるが、気候変動等で花の分布も変わって来た。

今年の初夏、横岳(南八ヶ岳)周辺を散策しようと計画していたが諸事情で諦めた。
八ヶ岳連峰の東側の清里、50年も昔は清泉寮と国民宿舎しかなかった。
駅前に雑貨屋さんが1軒あるだけの静かな所だった。懐かしい場所だ。
「令和肆年(皇紀2682年)8月14日、記」
#ブログ #植物

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