3月21日は、いま一つ忘れては成らない記念日でもある。 "International Day for the Elimination of Racial Discrimination"
1960(昭和35)年、南アフリカ・シャープビルで悲惨な出来事があった。
言う所の「人種隔離政策(アパルトヘイト)」
それに反対する平和的デモ行進に対し警官隊が発砲、69人が死亡した。
この事件を切掛に国連が人種差別に取り組み始める。
世界中で人種差別の撤廃を求める運動が大展開された。
そして、1966(昭和41)年の国連総会で「国際人種差別撤廃デー」を制定した。
「人の人たる所以は、人と人との結合にあり」
Was der Mensch ist, verdankt er der Vereinigung von Mensch und Mensch.
--Otto von Gierke--
今の世でも、Genossenschaftsrecht(団体法論)は参考になる。
異国の法学者、ギールケの言葉に深い意味を感じる。
一方国内の先人、夏目漱石は、斯様な事を記していた。
「人間は孤立した存在」である、と。ドイツのことわざを原文で引用している。
,,Keine Brücke führt vom Mensch zu Mensch"
「人間から人間に通じる橋はない」