春の野では、色々な草花が魅せてくれる。
偶然に開花前の野薊の蕾と出会った。
自然の神秘を思わせる風貌、葉が花を守っているように見える。
咲き誇る姿もよろしいが、この蕾・・宝石のように妖艶に映った。
ノアザミ(野薊) キク科(Asteraceae/Compositae)
学名:Cirsium japonicum Fisch. ex DC.
50-100cm高になる多年草。春に見る薊はこの種だけ(園芸種は別)。
葉の表面にまばらの毛。裏面の脈状にも毛がある。
直径4-5cmの頭花は枝の先に直立してつく。
総苞は幅2cm内外、片は6-7列で外片は短い、先は短い刺針があって直立する。
背部はふくれて粘着する。花冠は長さ18-22mmで狭筒部は他部より短い。
自然分布:本州・四国・九州
5月17日誌「大和市・泉の森5/11」