サラサドウダン(更紗灯台) ツツジ科(Ericaceae)
学名:Enkianthus campanulatus (Miq.) Nichols. var. campanulatus
別名: ヨウラクツツジ、 フウリンツツジ
自生は、山・森に見える落葉低木。高さは2-5m。日本固有種。
だが、ヤマツツジやシャクナゲなどとは異なり、
何故か生垣によく使われるドウダンツツジの仲間。
白地の花冠に紅紫色の縦筋が入ったものが俗に言うサラサドウダン。
(研究者談・以下)
ツツジ科植物の多い安達太良山(福島県・日本百名山・花の百名山)周辺では、
サラサドウダンは縦筋がごく薄く花冠全体が肌色のものや、
ベニサラサドウダンと判別困難なものなどが多く自生している。
それらは植栽されたサラサドウダンには見られない花色の複雑な変異がある。
標準花色のサラサドウダンはごく僅かで変異が多い。
自然分布:北海道(西南部)・本州(兵庫県以東)・四国(徳島県)
名前の由来:花冠に更紗染の模様があることによる。
6月3日誌「6/1箱根・湿生花園」