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Zak_Kinchaku-Bukuro
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ハッシュタグ「#ブログ」の検索結果1671件
7月
18日,
2024年
《雅羅・/・襍〝水辺の小花〟❖ ’24-200 ❖》
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ヘラオモダカ(箆面高) オモダカ科 (Alismataceae)
学名:Alisma canaliculatum A.Br.et Bouche. ex Sum.
拡大してみると、瀟洒だ。
《 池の縁に咲く花〝箆面高〟7月草花ⅩⅤ ❖ ’24/07/06 ❖ 》
泉の森しらかしの家前の広場脇に有る中池。
地味な植物には、散策者はあまり関心をしめさない。
花が小さいがゆえに見ない。近寄れば、しっかり自己主張している。
ヘラオモダカ(箆面高);花期:夏~秋 7月~10月
単子葉で多年草。茎高20~80㎝位。
根茎は短くて、浅い水中に生える。塊茎は短く、直径1~3㎝。
葉は長さ10~50cmのへら形の狭長楕円形で、斜め上に開く。
三角柱状で長い花茎が水中から直立し、
枝が多段に3輪生してできる総状花序に、
直径約1センチの白い(~淡紅色)3弁花が咲く。 花弁は丸い。
花は両性花。咢片は長円形、長さ3~3.5㎜で緑色。
雄蕊6本。葯は、淡黄色で糸状、長さ約0.8㎜。
雌蕊は多数が1列の輪状に並ぶ。
花柱は反曲し長さ約0.5㎜。長さの上約1/3に柱頭がつく。
サジオモダカ、 ヘラオモダカとの違いは、
サジオモダカ:葉がさじ形(葉柄と葉身の区切り明確)。
ヘラオモダカ:葉がへら形(葉身が葉柄に流れる)。
「令和陸年(皇紀2684年)7月18日、記」
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7月
17日,
2024年
《雅羅・/・襍録〝水辺の小花〟❖ ’24-199 ❖》
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ミゾカクシ(溝隠) キキョウ科(Campanulaceae)
学名:Lobelia chinensis Lour.
別名:アゼムシロ(畦筵)
近寄って見ると面白い!!
《 小池の縁に咲く花〝溝隠〟7月草花ⅩⅣ ❖ ’24/07/06 ❖ 》
泉の森しらかしの家前の広場、小川の遊び場、湿生花園、大池・小池、
集中豪雨等、大雨の時の一時的に貯水する調整池機能を果たす場所。
引地川の源流・源泉池がすぐ後ろ(源泉池は立入禁止)。
普段は、憩いの場、植物園的で散策者で賑っている。
池が大小3つあり、其々の場所に植物も見られる。
特段、珍しい植物ではないが、春から夏に見られる小さな植物。
ミゾカクシ(溝隠);
水田の雑草と云われるように畔によくはびこる多年草。
茎は細くて地をはい、節から根を出してふえ、群生する。
茎高6~30㎝、普通高さ10~15㎝程度が多く、無毛で、下部の節に根がある。
葉は長さ1~2cmの被針形、葉柄はなく、まばらに互生する。上部に低い鋸歯がある。
葉腋からのびた長い花柄の先に、 淡紅紫色をおびた長さ1cm位の花を1個つける。
花冠は左右対称で、横向きに2枚、斜め下に2枚、 真下に1枚という形で5裂する。
が、上半部へ向かう裂片はない。花冠はバラ色、淡紅紫色、白色または帯青色。
花冠の裂片は、横向きに2個、下向きに3個と片寄ってつく。
雄蕊は葯が合着して花柱を取り囲み、ヘビが鎌首をもたげたように見える。
雄蕊が花粉をだしてから、雌蕊の柱頭が顔をだす。花期と果期は5~10月。
「令和陸年(皇紀2684年)7月17日、記」
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7月
16日,
2024年
《雅羅・/・襍〝備忘録'24-17〟❖ ’24-198 ❖》
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ダイコンソウ(大根草) バラ科(Rosaceae)
学名:Geum japonicum Thunb.
花・・葉のつき方が面白い。
ボタニックアートでの描写を見てみたい。
《 今年、 泉の森で確認できなかった〝大根草〟7月草花ⅩIII 》
’24/07/13 現在、散歩の途で見つけることが出来なかった野草。
消えたか否か、結論していない。見過ごした可能性大。
希少種ではない、何処にでも見られる花だが、なんとなく好む花。
未だ探せそうだが、時間がない。過去の観察時を元に掲示したい。
来年も探すためにも、備忘録としてデータを記しておこう。
ダイコンソウ(大根草);
双子葉、離弁花、 バラ科、 ダイコンソウ属、多年草。
花期:夏 6月~8月、茎高:50~80cm
茎は直立後分枝し、毛がある。
根生葉は長さ10~20センチの奇数羽状複葉で、ダイコンの葉に似ている。
茎葉は互生して3裂し、鋸歯がある。
枝先に長さ1.5~2センチの黄色い5弁花を単生させる。
花の中心は多数の柱頭で盛り上がっている。
和名の由来は、根生葉が大根似だとか??
「令和陸年(皇紀2684年)7月16日、記」
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7月
15日,
2024年
《雅羅・/・襍〝備忘録 '24-16〟❖ ’24-197 ❖》
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サジガンクビソウ(匙雁首草) キク科(Asteraceae)
学名:Carpesium glossophyllum Maxim.
サジガンクビソウ(匙雁首草)頭花拡大図。
《 今年、 泉の森で確認できなかった〝匙雁首草〟7月草花ⅩII 》
’24/07/13 現在、散歩の途で見つけることが出来なかった野草。
’16/07/10に自分のメモに記録したのが最後だ。
今年になってメモ等を整理し始め現況を確認している。
消えたか否か、まだ判断・結論するには時期尚早。
今年も探せそうだが過去の観察時期を元に掲載しておく。
来年も探すためにも、備忘録としてデータを記しておこう。
サジガンクビソウ(匙雁首草);
多年草。本州〜沖縄のやや乾いた山地や丘陵の木陰に生え、茎高25〜50cm。
草名の由来は、根生葉がさじ形をしていることから。
茎は直立し分枝が少なく上部は曲がり開出毛が密につく。葉も同様。
根生葉は、花期にも残りロゼット状、長さ9〜15cm、幅2.5〜3.5cmの倒披針形。
全縁、鈍頭、ほぼ無柄、開出毛が生え、鋸歯はほとんどない。
茎葉は小さく、まばらにつき、先がやや尖る線状披針形になる。
枝先に緑白色の半球形頭花を花柄の先に下向きに1個ずつつける。
頭花の基部に大きな苞葉がつく。
総苞は長さ6~8㎜。総苞片は5列に並び、外片は内片より短くそり返る。
総苞は長さ6~8㎜の総苞片はほぼ5列につき、総苞外片は緑色。
中片と内片は長楕円形で、先はややまるい。内片は白っぽくなって緑白色。
まわりは雌花で内側に両性花がある。花期は6〜10月。
似た花にヒメガンクビソウがあるが、頭花が4mmと小さい。
頭花は、筒状~鐘状、直径約5㎜。花柄は長さ1~5㎝。
コヤブタバコも花が緑白色、花の大きさもほとんど同じである。
基部の総苞片が長く苞葉も大きい。又、よく分枝し長い枝を横に伸ばす。
ガンクビソウは別名、キバナガンクビソウともいい、花が黄色で、小型。
茎がよく分枝する。オオガンクビソウは花が黄色で大きく、直径25~35㎜。
『神奈川県植物誌2018』電子版;1626-1627頁 神奈川県植物誌調査会編
(1)サジガンクビソウ
Carpesium glossophyllum Maxim. in Bull. Acad. Imp. Sci. St.Petersb.,
19(5): 475-477 (1874) の基準産地の一部は横浜付近,横須賀付近
多年草.根生葉は平開しロゼット状,長さ 9~15cm,幅 2~4cm.
茎は高さ 25~50cm,下部には密にやや上向する毛がある.枝は少数.
頭花は長さ 6~20cm の太い柄がある.総苞は長さ 6~8mm,幅 8~15mm.
総苞片は 5 列内外で,外片は先端が反曲して緑色.
本州,四国,九州,琉球;朝鮮(済州島)に分布.
シイ・カシ帯~ブナ帯下部の乾いた林に生える.県内では丘陵地~山地に普通.
(2)ヒメガンクビソウ Carpesium rosulatum Miq.
サジガンクビソウに似ているがより小型で枝別れが多く,
頭花は長さ 1~5cm 位の細い柄があり小型で,根生葉には深い鋸歯がある.
茎の毛はややまばらで開出する.
本州(関東地方以西),四国,九州;朝鮮(済州島)に分布.
シイ・カシ帯~ブナ帯下部の乾いた,表土の浅い林に生え,特にモミ林に多い.
「令和陸年(皇紀2684年)7月15日、記」
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7月
14日,
2024年
《雅羅・/・襍録〝日陰の小花Ⅳ〟❖ ’24-196 ❖》
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ヤブミョウガ(藪茗荷) ツユクサ科(Commelinaceae)
学名:Pollia japonica Thunb.
《 泉の森各所〝群生する藪茗荷〟7月草花ⅩI ❖ ’24/07/13 ❖ 》
ヤブミョウガ(藪茗荷);
林内に生え、地下茎と種子で群生する。長い地下茎が横に這う。
茎は直立し、茎には先が鉤状に曲がった毛が密生しざらつく。
葉は互生し、長さ15~30cm、幅3~7㎝の先の尖った狭長楕円形。
基部は鞘となって茎を包み、ミョウガの葉によく似ている。
葉の表面は、ざらつき基部は鞘状に茎をいだき裏面には細毛がある。
上から見ると、葉は6枚が均等な角度で並んでいる。
葉の中央から出た長い花茎の先に数段輪生した白色花をつける。
花弁が3枚、萼片も3枚あり、いずれも白い。
雌雄異花で、同形の両性花と雄性花が混在する。
花は6個の白色の花被片があり、
外花被片(萼片)3個は長さ約5㎜の卵形~円形、
内花被片(花弁)3個は長さ約3~4㎜の倒卵形~へら状となる。
両性花は雌蕊が雄蕊より長く、花柱が長く突き出る。
雄性花は6個の雄蕊があり、雌蕊が小さい。
一つ一つの花は数mmと、小さい。近づいて見ないと形は分らない。
が近寄り見ると、半透明の花弁は綺麗。而してめずらしい。
「令和陸年(皇紀2684年)7月14日、記」
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7月
13日,
2024年
《雅羅・/・襍録〝大きな花〟❖ ’24-195 ❖》
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ヤマユリ(山百合) ユリ科(Liliaceae)
学名:Lilium auratum Lindley
場所により咲き方に色々と変化がある。
《 泉の森各所〝ヤマユリ〟7月草花Ⅹ ❖ ’24/07/13 ❖ 》
在来種(日本固有種)で神奈川県県花。
葉は緑色の披針形、長さ10~15cm、全縁で互生する。
花は、芳香のある6枚の花被片を持つ美しい大輪花を咲かせる。
花弁は白く、赤紫色の斑点があり、中央に黄色い帯状の線が入る。
赤い葯を持つ雄蕊が6本、雌蕊が1本ある。
茎は鱗茎に蓄えた養分で急速に伸び上がる。
葉は日照を十分受ける様に螺旋状になったり、 左右に広がったり、色々。
直立ないし斜上する茎の上部の葉腋に蕾を数個下向きにつける。
花形は漏斗形で、開くと直径20センチ位あり横向きに咲き 花弁は反り返る。
花は、白色で黄色のすじと赤褐色の小さい斑点があり、 花粉も赤褐色。
ヤマユリの地中構造は複雑。
茎の根元には木子(きご)という娘鱗茎を数個つけ、 株を増やす。
根は上根というひげ根の下に丸い鱗茎があり、
鱗茎の下には下根というひげ根がある。
上根は土中の養分を吸収する。
下根は乾燥や寒さに耐えられる様に 鱗茎を地中深くにもぐらせる。
百合各種の識別点;
オニユリ:花は赤橙色で強く反り返り、夏咲き、結実希でムカゴがつく。
コオニユリ:花は赤橙色で強く反り返り、夏咲き、蒴果長楕円形、ムカゴなし。
カノコユリ :花は赤く、斑点が濃くて強く反り返り、夏~秋咲き、蒴果楕円形。
ヤマユリ :花は白くて半ば反り返り、夏咲き、蒴果長楕円形。
テッポウユリ:葉が幅広、花は細長で白く、少し反り返り、春咲き、蒴果長楕円形。
タカサゴユリ:葉が狭い、花は細長で白く、少し反り返り、淡褐色の筋あり、夏~秋咲き、蒴果長楕円形。
「令和陸年(皇紀2684年)7月13日、記」
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7月
12日,
2024年
《雅羅・/・襍録〝日陰の小花Ⅲ〟❖ ’24-194 ❖》
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ガガイモ(蘿芋) キョウチクトウ科(Apocynaceae)
学名:Cynanchum rostellatum (Turcz.) Liede & Khanum
Metaplexis japonica (Thunb.) Makino
ガガイモの花・拡大。
《 泉の森各所〝ガガイモ〟7月草花Ⅸ ❖ ’24/07/09 ❖ 》
旧ガガイモ科はキョウチクトウ科に、ガガイモ属はイケマ属に含めらた。
道端などで普通に見られる。茎を切ると乳白色の液が出る。
葉は対生し、無毛、全縁、長さ5~10㎝の長卵形、基部は心形、先が尖る。
葉の質はやや厚く、裏面はやや白い。
葉腋に、短い円錐花序をつけ、直径約1㎝の淡紅紫色の花を固まってつける。
花冠は5深裂し、外側に反曲し、白色の軟毛が密生する。
副花冠は環状で5裂し裂片は短く雄蕊の間につく。雄蕊は短筒状に合着。
肉柱体(ずい柱)を形成し中心から柱頭が嘴状に突き出し先はよれて曲がる。
花粉は花粉粒が集合し、塊状の花粉塊(惰円形)を作る。
花粉塊は葯室の中にあり、葯の付属体の間にある5個の小球(捕捉体)に2個ずつぶら下がる。萼は5全裂。
花冠が白色のものをシロバナガガイモという。
古いガガイモ画像(2012.7.20),紫陽花にからっまていた。
10年以上も前の画像。開花期が早まっている。
今年も紫陽花にガガイモが絡まっていると聞いた(7/9)。
出かけてみると、紫陽花は剪定されたあとだった。
「令和陸年(皇紀2684年)7月12日、記」
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7月
11日,
2024年
《雅羅・/・襍録〝日陰の小花Ⅱ〟❖ ’24-193 ❖》
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ハエドクソウ(蝿毒草) ハエドクソウ科(Phrymaceae)
学名:Phryma nana Koidz
別名:チャボハエドクソウ、ハエトリソウ
《 泉の森各所〝ハエドクソウ〟7月草花Ⅷ ❖ ’24/07/05 ❖ 》
和名の由来は全草を煮詰めて、ハエ取り紙を作ったことから。
日本のハエドクソウ属はハエドクソウとナガバハエドクソウの2種。
ハエドクソウ属は1種だけの属とする説と3種とする説がある。
ここでは、KewscienceやYlistの3種説に基づき記する。
ハエドクソウは花冠上唇の両側に平らな肩部分がある。
葉柄が長く葉の基部は切形、心形。葉の裏の細脈が鮮明。
多年草で茎高50~70㎝。茎は直立し上部で分枝、下向きの短毛がある。
葉は対生し、長さ7~10㎝×幅4~7㎝、広卵形~楕円形。
質が薄く、基部は切形~心形、葉裏の細脈が明瞭、縁に粗い鋸歯がある.
両面に毛があり、特に脈上にある。
細脈・・側脈からさらに分岐する脈・・が目立つのはハエドクソウの特徴。
穂状花序は頂生か腋生に細長く長さ10~20㎝、小さな白色花を疎らにつける。
花ははじめ上向きだが花時には横向き、果時になると下向きになる。
花序軸は茎より短い。花冠は筒状漏斗形、拡大部は2唇形。
白色だが、時に淡桃色を帯び、長さ7~9㎜、幅4~6㎜。
上唇は短くて先が2裂し両側がやや広く肩状になり、下唇は長くて3裂する。
萼は筒状で5歯があり、背側の3歯は紅色、先が鉤曲して刺となる。
萼の下部に苞1個と、小苞2個がある。花期は7~9月。
「令和陸年(皇紀2684年)7月11日、記」
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10日,
2024年
《雅羅・/・襍録〝日陰の小花〟❖ ’24-192 ❖》
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コクラン(黒蘭)ラン科(Orchidaceae)
学名:Liparis nervosa (Thunb.) Lindl.
《 泉の森〝コクラン〟7月草花Ⅶ かしゃば山・脇 ❖ ’24/07/05 ❖ 》
茨城県以南〜九州、常緑樹林内の林床に生育するランの一種。
陽光が差し込まない常緑樹の疎林の林床を好むようだ。
葉は、冬にも枯れないが常緑ではない。
翌年、横に新しい株を成長させて、その株の葉と入れ代わっていく。
花期には、すぐ横に前年の葉が残っていることが多いようだ。
葉は、両端が三角形状の楕円形で長さ10cm位、幅3~4cm。
葉脈(平行脈)が目立ち葉の基部茎は、やや膨らみ細い紡錘型。
毎年、すぐ横に新しい偽球形を作って、新しい株を作る。
泉の森では6月中旬~下旬に高さ20~30cm位の花茎を垂直に立てる。
花茎の周囲に小さな花を穂状(総状花序)に10~15花をつける。
花は、中心の幅5mmほどの唇弁以外の背ガク片、左右一対の側ガク片。
そして左右一対の側花弁などが線形~糸状なので目立たず小さく見える。
唇弁は下方に強く巻き込んでいて中央部が凹んでいる。
正面から見ると「つぶれたMの字」のように見える。花色は、黒褐色。
果実は、長さ1.5cm位の細い紡錘形で垂直につく。秋に淡褐色に熟す。
仲間のクモキリソウ属の花は、ほとんどが小さい。
中心の花弁(唇弁)以外の背ガク片、左右一対の側ガク片や左右一対の側花弁等、
線形~糸状で目立たないために、花を見分けるのは中々難しい。
が、コクラン以外のジガバチソウ、クモキリソウやスズムシソウ等は、
現在の泉の森では、自生・・存在を確認していない(私的)。
2016/7/8・・泉の森。
「令和陸年(皇紀2684年)7月10日、記」
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9日,
2024年
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ハグロソウ(葉黒草) キツネノマゴ科(Acanthaceae)
学名:Peristrophe japonica (Thunb.) Bremek.
《 泉の森に見える花〝ハグロソウ〟7月草花Ⅵ ❖ ’24/07/05 ❖ 》
日本では関東より西(南)にしか自生しない、高尾山が北限か。
又、2枚花弁植物は、日本には数種類しかない。
姿似の草に キツネノマゴ を紹介されるが、明らかに形が違うと思う。
神奈川県植物誌によれば自生地は、県の北西部に点在するのみである。
大和市泉の森の自生は、驚きで慎重なる検証、観察が望まれる。
神奈川植物誌を読み参考にさせてもらう(植物誌1415~1417頁)。
ハグロソウ属 Peristrophe Nees
多年草.茎には 4~5 稜がある.
葉は全縁.花序は頂生または腋生し,
大きな葉状の大小 2 枚ときに 3 枚の苞がある.
萼に接してごく小さい,長さ 1~2mm の小苞が 2 枚ある.
萼は膜質で 5 深裂する.花筒は細く,先は 2 裂して唇形.
子房の基部に環状の花盤がある.
アジア,アフリカの熱帯~温帯に広く分布し,約 40 種がある.
日本には 1 種だけ分布し,県内にも自生する.
ハグロソウ;
茎は高さ 20~50cm,直立し,しばしば分枝し,短毛が散生する.
葉は薄く,黒みを帯びた緑色なのでハグロソウの名がある.
葉の下面脈上には短毛があり,上面は無毛かまばらに短毛がある.
針状の結晶体はキツネノマゴほど はっきりしないものが多い.
苞は縁と下面脈上に短毛がある.
花は淡紅紫色で,苞の間にあり,つぼみは数個(2~8 個)つくが,
同時には咲かず,1 個ずつ咲くことが多い.花期は 7~10 月.
果実は 2 室に分かれ,熟すと裂けて,それぞれ 2 個の種子を飛ばす.
本州(関東地方以西),四国,九州に分布.林縁に生える.
県内では丹沢,箱根,小仏山地の山麓部と多摩丘陵などに分布するが少ない.
あるHPで鎌倉市山ノ内に自生らしきハグロソウが居ると紹介されている。
現地をたんぼうしてみたい。
自生環境の類似性等々、興味を覚える小さな花である。
神奈川植物誌に掲載されてる自生地分布図。
ここに北鎌倉(山ノ内)に古く自生されていた印がある。
最近の調査がないのか??
ある方のHPには、今も咲いているような記述がある。
「令和陸年(皇紀2684年)7月9日、記」
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