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Zak_Kinchaku-Bukuro
https://jp.bloguru.com/zakkah
ハッシュタグ「#ブログ」の検索結果1670件
7月
27日,
2024年
《雅羅・/・襍録〝香しい樹花〟❖ ’24-209 ❖》
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クサギ(臭木) シソ科(Lamiaceae)
学名:Clerodendrum trichotomum Thunb.
Ⅰ輪が開花していた('24/07/20)
蕾の時は、うなだれて疲れてる様にみえる。
《 明るい原っぱに魅せる〝クサギ〟7月木花Ⅰ ❖ ’24/07/26 ❖ 》
クサギ(臭木); 在来・日本固有種
身近な山野の日当たりの良い場所に普通に生える。
葉は、少し触っただけでも強い臭いを放つが、
西日本では若葉を山菜としている。
6月頃、採取した葉を熱湯で塩茹でし流水にさらして
アクを抜き(灰や重曹で)油炒めや佃煮にして食べる。
茹でてから乾燥すると保存もできる。
西日本では「臭木菜」、長野県や静岡県では「採り菜」と呼ぶ。
禅寺修行でクサギが利用された事で「ボウズクサイ」との別名もある。
しかし夏に咲く白い花は、甘い紅茶のような芳香を放つ。落葉低木。
樹高、1.5~3m。樹皮は灰色で皮目があり、若枝や葉に短毛が密生する。
葉は長さ8~15cmの広卵形で全縁。葉柄が長く対生、裏面には腺点がある。
夏に葉腋から長い柄のある集散花序を出して、白い花をつける。
花冠は、細長い筒状で、先は5裂して平開する。花からは芳香が漂う。
雄蕊4個。雌蕊1個は長く花冠の外に突き出るが、最初は下にうなだれる。
雄蕊がしおれると雌蕊が起き上がって伸び始める。
葯は黒紫色で丁字形につく。
萼片は卵形で、果期には美しい紅色になる。
自家受粉をしないので花内では雄蕊が先に熟して花粉を出す。
この状態を雄性期といい、開花後約1日間。
雄蕊が花粉を出し終わると雌蕊が成熟する。
この状態を雌性期といい、約2日間。
雄性期には、4本の雄蕊は斜め上方に突き出しているが、
1本の雌蕊は垂れ下がっている。
雌蕊の柱頭の先端は固く閉じているので、
花粉を受け入れることができない。
一方、雌性期には4本の雄蕊は垂れ下がり、
1本の雌蕊が斜め上方に突き出す。
柱頭の先端に花粉を受け入れやすくするために、
柱頭は、二又に開いている。
虫媒花の機能をもっており、
百合の花に似た甘い香りを漂わせ、昆虫を誘う。
花蜜のある花筒の蜜腺までが最大2.5cmと長い為、
昆虫は蜜源まで届かない。
それ故に虫媒花昆虫は、大型の蝶類に限られるようだ。
黒系アゲハチョウ、カラスアゲハ、クロアゲハ、
オナガアゲハ、モンキアゲハ等。
又、薬草で、葉に含まれるクレロデンドリン成分がそれ。
血圧の調節作用、動脈硬化や高血圧予防に有効とされている。
夏葉を小枝ごと刈り採り乾燥させ煎液にしリュウマチや高血圧等に用いた。
害虫駆除にも用いられていた。葉に含まれるクレロデンドリンは、
キャベツや白菜を夜間に食害するヨトウムシの摂食阻害物質である。
昔は葉の煎液をヨトウムシ防除や家畜のシラミ駆除剤として用いていた。
更には、青色染料としても重宝されてきた。
青色系統の色を出せる染料はとても少ない。
臭木の果実の煮汁は媒染材なしに布を青く染める、古くから使われている。
* * *
泉の森の北部の一角にある“森のはらっぱ”その原っぱ奥に明るい場所がある。
泉の森として整備された頃は木々も低く原っぱのようであったと推測する。
最近、そこを再整備して明るくなった部分に1樹ぽつんとあるクサギ。
その姿は、とてもお行儀の良い樹に映る。
「令和陸年(皇紀2684年)7月27日、記」
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7月
26日,
2024年
《雅羅・/・襍〝備忘録'24-19〟❖ ’24-207 ❖》
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ハシゴシダ(梯子羊歯) ヒメシダ科(Thelypteridaceae)
学名:Thelypteris glanduligera (Kunze) Ching
Parathelypteris glanduligera (Kunze) Ching
《 初見羊歯〝梯子羊歯〟7月草本I ❖ ’24/07/26 せせらぎ広場脇 ❖ 》
植物観察してる中で最も苦手(不勉強・不見識)なのが“シダ植物”である。
泉の森内で色々と見受けるシダ植物であるが、少し前に気になったシダ。
引地川源泉の小川縁の石積護岸壁の隙間に立ってるシダが見えた。
増水すれば、すぐに水面下になってしまう場所だ。
そのシダに保護観察中の立て札が立っているのを見つけた。
帰宅後、調べてみるとこの地にあること自体が稀とわかった。
如何なる経緯で、そこに根をはったのだろうか!?!
日頃、参考にしているHPサイトを見ても・・謎は深まる。
泉の森には,幾種類かの珍しい植物が存在しているのは事実だ。
こうした植物を発見している方々に感謝をしたい。
泉の森を調査している方々は、ボランティアだと管理者にお聞きした。
ハシゴシダ(梯子羊歯);
資料等を参考に色々な解説書(専門学術書も含め)を
読んでみた。
読めば読む程、わからなくなる。
如何にしてあの場所に茎を立てたのか??
眺めていると不思議に思うが、ロマンテイックでもある。
ーー神奈川県植物誌よりーー
(5)ハシゴシダ Thelypteris glanduligera (Kunze) Ching;
Parathelypteris glanduligera (Kunze) Ching
常緑性.根茎は長くはう.
葉身は 2 回羽状で,葉身中ほどにある羽片基部の上側裂片はほかの裂片より大きい.
小羽片は羽軸に沿着して独立することはないことを基本とする.
羽片は基部から中ほど 2/3 まで上下がほぼ平行で,
それから先端に向けて徐々にしぼむ.
胞子嚢群は辺縁寄りに位置し,包膜に毛がある.
本州(秋田県,宮城県以南),四国,九州,琉球;
朝鮮,中国,台湾,フィリピン,インドシナ半島,南アジアに分布する.
県内ではシイ・カシ帯のほぼ全域に分布し,やや乾いた樹林内や林縁に生育する.
「令和陸年(皇紀2684年)7月26日、記」
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7月
25日,
2024年
《雅羅・/・襍〝一寸、地味な花〟❖ ’24-207 ❖》
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キツネノカミソリ(狐の剃刀) ヒガンバナ科(Amaryllidaceae)
学名:Lycoris sanguinea Maxim.
《 林縁に咲く〝狐の剃刀〟7月草花XXI ❖ ’24/07/24 かしゃば山林間広場 ❖ 》
キツネノカミソリ(狐の剃刀);
丘陵~山麓に広く分布し,林縁や土手に生育する多年草。
花茎の高さは30-50cm。地下に径3-4㎝の鱗茎(球根)がある。
葉は、早春に伸びだし長さ30-40㎝、幅約1㎝に成長する。
葉は夏には枯れ、花茎がのびて高さ30〜50cmになる。
茎頂に黄赤色の花を散形状に3〜5個つける。
花弁は斜めに開いて大きくはそり返らない。
花弁は6個、長さ3-4㎝。
雄蕊は6個で、花被とほぼ同長。雌蕊は1個。
葯は淡黄色。雄蕊と雌蕊は花の外に突き出ない。
黄赤色の花が広がる林に朝陽が差し始める頃がきれいだ。
だが、ヒガンバナ科の中では 地味な色。
花名は、花弁形ではなく、芽吹いた直後の葉形だとか。
又、 タヌキノカミソリという花もあるとか(未だ未見)。
鱗茎には良質のデンプンを含み去痰・催吐薬となる。
小児麻痺後遺症の治療薬 ガランタミン等に使われるが有毒。
同属で野生化している新種も見つかっている。
“八重咲き品種のヤエキツネノカミソリ(八重狐の剃刀)”
高尾山で発見されている。
(Lycoris sanguinea Maxim. var. sanguinea f. plena T.Yamaz.)
ムジナノカミソリ(狢の剃刀)は、野生絶滅(EW)。
《Lycoris sanguinea var. koreana (Nakai) T.Koyama》
又、 シロバナキツネノカミソリ(白花狐の剃刀)、
(Lycoris sanguinea Maxim. var. sanguinea f. albiflora Honda)
シロバナオオキツネノカミソリ(白花大狐の剃刀)
(Lycoris sanguinea Maxim. var. kiushiana T.Koyama f. albovirescens E.Doi ex Akasawa)
野生植物観察者には興味・関心が付きない花でもある。
「令和陸年(皇紀2684年)7月25日、記」
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7月
24日,
2024年
《雅羅・/・襍〝陽陰の小花〟❖ ’24-206 ❖》
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コバギボウシ(小葉擬宝珠) キジカクシ科(Asparagaceae)
学名:Hosta sieboldii (Paxton) J.W.Ingram
synonym Hosta sieboldii (Paxton) J.W.Ingram var. sieboldii (狭義)
別名: フジギボウシ、イブキギボウシ、アオバオモトギボウシ、ハカマギボウシ。
神奈川県植物誌から転載すると;
葉の形態が示されているが、判断に苦しむような葉もある。
自生地もまだまだあるようだが、実際に見聞していない。
植物誌の解説では;
(2)コバギボウシ
Hosta sieboldii (Paxton) J.W.Ingram; H. albomarginata Ohwi form. lancifolia Ohwi;
Hemerocallis japonica Thunb. in Murray, Syst. Veg. ed. 14:
339 (1784) の基準産地の 1 つが箱根(Fakoniae)
高さ 40~50cm.葉身は狭卵形または楕円形,
卵状楕円形など葉形や大きさに変化が多く,鋭頭または鋭尖頭で,
基部はしだいに狭くなって翼となって葉柄に流れ,
脈は片側で 3~6 個ある.
苞は緑色,狭卵形,鋭尖頭.花は淡紫色,長さ 4~5cm.
花期は 7~8 月.北海道,本州,四国,九州;サハリン,千島,ウスリーに分布する.
県内では各地にやや普通で,草原や疎林内に生える.
葉身が特に狭いコギボウシ var. intermedia (Makino) F.Maek.;
H.clavata F.Maek. の型の標本も南足柄市矢倉岳や相模湖町小仏などに見られるが,
両者に決定的な分類形質は見られず,本稿では同一種として扱った.
《 湿地に咲く〝コバギボウシ〟7月草花XXI ❖ ’24/07/26 まむし池 ❖ 》
コバギボウシ(小葉擬宝珠);日本固有在来種の多年草。
オオバギボウシと比べ、葉が小さい。ミズギボウシ同様、湿った草原に見える。
根茎は横に這い、葉は多数根生し、斜めにたち美しい。茎高40-50cm。
葉は、狭卵形で先は尖り基部が次第に細くなり葉柄へ続く。
表面は灰緑色で光沢はなく、葉脈が縦に窪む。
花は1日花。花の長さは4-5cmの筒状鐘形で、基部は細く、先は広がる。
内側に濃紫色のすじがある。花色は、淡紫色〜濃紫色。
横向きに開花し基部の苞は緑色で舟形にくぼんでいる
花片6個、内面に濃い線がある。基部は合着し、合着部は透明線になる。
雄蕊6個、先が上向きに曲がる。
雌蕊は1個、長く花被片の外に突き出し、上向きに曲がる。
白花のものは シロバナコバギボウシと呼ばれている。
似た花に大型のトウギボウシがある。
* * * * *
毎日、猛・酷暑。楚々と咲く花立ちを眺めていると爽やかな気分になる。
「令和陸年(皇紀2684年)7月24日、記」
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7月
23日,
2024年
《雅羅・/・襍録〝横長の花〟❖ ’24-205 ❖》
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ウバユリ(姥百合) ユリ科(Liliaceae)
学名:Cardiocrinum cordatum (Thunb.) Makino
森の原っぱで今の季節、存在感を見せる。
なんとも幽玄な世界。
光と暗。明るい部分のところには、オオブタクサに覆われ見苦しい。
今年は、きれいに抜かれていた。森の協力者の面々が処置してくださったようだ。
感謝。
散策路のすぐ脇に見せてくれる。徐々に散策路に迫って来ているようだ。
山野草園にも静かに姿をみせていた。
《 暗い林床に魅せる〝ウバユリ〟7月草花ⅩⅩ ❖ ’24/07/20 ❖ 》
ウバユリ(姥百合); 在来・日本固有種
ウバユリの和名由来は、花の咲く時期に歯(葉)が枯れてくる事を語呂合わせした。
関東地方以西〜九州の藪の中や山中の木陰に生える。根は茎の下部から多数でる。
鱗茎(球根)は、葉柄の下部がふくれたものであり、茎は直立する。
若苗は根出葉だけだが、年を経て鱗茎が太ると大きな茎が伸び50〜100cmに達する。
茎の下部に長柄のある葉を輪生状に5~6個かたまってつける。
葉身は長さ15~25㎝の卵状楕円形、網状脈、基部は心形、先は鈍形。
下部の葉の先に茎を高く直立し、その頂部付近に花を1~8個、横向きにつける。
茎は中空、無毛、茎葉は小さく、中部に数個つく。
花をつける頃、もとの鱗茎はなくなって、根もとに新しい鱗茎ができる。
茎の中部に5〜6葉が集まってつく。葉ははじめ縦にまいているが、
広がると卵状心形で長柄があり、基部は太い。
葉身は長さ15~25㎝の卵状楕円形、網状脈、基部は心形、先は鈍形。
下部の葉の先に茎を高く直立し、頂部付近に花を1~8個、横向きにつける。
花は花被片6個、大きく開かず筒状、先端がやや開く程度。
花被片は緑白色、内側の先や奥に赤褐色の斑点がある。
雄蕊は6個、花糸の長さが少しずつ異なる。花柱は長く、柱頭は三角状。
オオウバユリ var. glehnii は、中部地方以北に分布する。
花つきが10~20個と多く、全体に大型で、高さ2mに達するものもある。
* * *
泉の森には、姥百合の群生地と呼ばれる場所があるが、今は群生ほどではない。
隣の森のはらっぱの方が咲く風情は良い様に感じる。
薄緑色の花姿は、ちょっと異様な感じがする。
花の咲く頃には葉が落ちてしまうので、葉(歯)が無い!?!
「姥」のイメージだとか。しかし、根元だけには葉が残っていることが多い。
花の命名にも時代感覚があって面白い。
「令和陸年(皇紀2684年)7月23日、記」
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7月
22日,
2024年
《雅羅・/・襍〝木陰の小花〟❖ ’24-204 ❖》
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ミズヒキ(水引) タデ科(Polygonaceae)
学名:Persicaria filiformis (Thunb.) Nakai ex W.T.Lee
《 暗い場所に咲く小花〝ミズヒキ(水引)〟7月草花ⅩⅨ ❖ ’24/07/20 ❖ 》
ミズヒキ(水引);多年草。観賞用として栽培されてもいる。
茎高50~80㎝で茎は直立しまばらに枝を分け、茎は緑色~赤色。
断面が円形、中実、伏した剛毛があり節が膨らむ。
葉は互生し茎全体につくか小形の個体では茎の上部に集まりようだ。
葉の形は、広楕円形、先は鋭形、基部は広いくさび形。
花序は頂生または腋生、細長く小さな赤い花を横向きにまばらにつける。
花序柄は細く針金状。花被はバラ色、4深裂する。花被片は卵形。
上側の花被片3個の半分ほどが赤く、下側1個が白い。
これがミズヒキと呼ばれる由縁であり、花後に赤く大きくなる。
雄蕊は通常5本、突き出ない。花柱2本、果時まで宿存する。
花期は8~10月。祝儀などで使われる水引きに似ることから名がつく。
木陰の暗い場所に育つので、目立たない花である。
わび、さびの世界に通じるとかで茶室の脇などに植えられている。
「令和陸年(皇紀2684年)7月22日、記」
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7月
21日,
2024年
《雅羅・/・襍録〝再会の花〟❖ ’24-203 ❖》
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フシグロセンノウ(節黒仙翁) ナデシコ科(Caryophyllaceae)
学名:Silene miqueliana (Rohrb.) H.Ohashi et H.Nakai
《 再見の花〝フシグロセンノウ(節黒仙翁)〟7月草花ⅩVIII ❖ ’24/07/20 ❖ 》
泉の森は、特異な土壌環境にあるのか珍しい植物が生育している。
両親に同道して見た花に“フシグロセンノウ(節黒仙翁)”があった。
今でも鮮明に目に焼き付いている。最近、散歩の折に探すも見えない。
泉の森管理者の方にお聞きすると、他所で見れると教えてもらった。
散策路から少し離れた所に今年も顔を見せていた。
昔、見た所のものが移植されたのか否かは定かではない。
園芸的に人気があるので栽培種は、園芸店でよく見かける。
だが自生地は少ない。
*
フシグロセンノウ(節黒仙翁);日本固有種の多年草。花期:夏から秋。
山地の林下に自生し、茎高40~80㎝。茎は直立し上部で分枝する。
節が紫黒色で膨らんでいることが特徴。
葉は卵形または楕円状で先端が尖り、茎に対生に付き縁に毛がある。
茎頂に複数個の朱赤の五弁花を上向きに平開させて咲かせる。
花弁は5個で花弁の各上に2枚の小輪片が乗り、萼は長円筒状。
雄蕊10個、5個ずつ2列につき、葯は紫色。萼は、先が5裂する。
*
『神奈川県植物誌2018』神奈川県植物誌調査会編 神奈川県植物誌調査会より引用。
(2)フシグロセンノウ
Silene miqueliana (Rohrb.) H.Ohashi & H.Nakai; Lychnis miqueliana Rohrb.
茎は上部で枝を分け,まばらに軟毛がある.
葉は長さ 5~14cm の卵形~長楕円状披針形で,縁と脈上に毛がある.
萼は 2.5~3cm の円筒状で,5 裂する.
花弁は朱赤色で,ほぼ全縁.蒴果は長楕円形で,先が 5 裂する.
種子は腎形で,小突起を密生する.和名は,節が黒くなることに由来する.
本州(関東地方以西),四国,九州に分布し,山地の渓畔や林内,
草原などに生育する.
県内では丹沢山麓や津久井方面にあり,箱根山麓や,横浜,川崎の一部にも産する.
県西山地以外では,『神植目 33,神植誌 58』は横浜,鎌倉を,
『宮代目録』は横浜,鎌倉,登戸を産地としてあげ,
『神植誌 88』までは標本が採集されているが,その後の記録はほとんどない
神奈川県植物誌の自生分布図を見ると平地ではほとんど自生していない。
特異に、泉の森だけに自生している!?!
「令和陸年(皇紀2684年)7月21日、記」
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7月
20日,
2024年
《雅羅・/・襍録〝花期の長い花〟❖ ’24-202 ❖》
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アキノタムラソウ(秋の田村草) シソ科(Lamiaceae)
学名:Salvia japonica Thunb.
泉の森、北口入ってこもれび広場の左側(散策路側)。
《 7月・森の北入口近くで観た花〝秋の田村草〟7月草花ⅩVII ❖ ’24/07/20 ❖ 》
最近、電車で出掛ける、又、帰宅するおり通る泉の森。健康維持で歩いている。
7月に入り、月初めから今日までも咲き続けている花。いつまで咲き続けるのか。名前の通り、秋まで!?!
泉の森北口から入ってすぐに群落している〝秋の田村草〟美しい景観だ。
花期が長い。咲いてる風情は、どことなく秋の花のように感じるのだが。
今は、夏だ。この花の由来は、よく分からない。何故秋の・・・なのか??
ナツノタムラソウもあるし。比較した事ないがちがいがよく分からない。
又、泉の森に咲く秋の田村草は、茎高が一般のものに比べると背が高い。
*
秋の田村草;双子葉、合弁花の多年草。花期: 7月~11月。茎高:20~50cm.
茎は四角くて直立し、細毛が密生する。
葉は対生し、奇数羽状複葉(3枚が多い)で、 小葉は長さ2~5センチの広卵形。
鋸歯があり、下部の葉には長い柄がある。 上部の葉は柄が短い(単葉もある)。
茎上部の葉腋から出る長い花穂に 青紫色で唇形の花が間隔をおいて数段輪生する。
「令和陸年(皇紀2684年)7月20日、記」
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7月
19日,
2024年
《雅羅・/・襍〝備忘録'24-18〟❖ ’24-201 ❖》
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イヌゴマ(犬胡麻) シソ科(Lamiaceae)
学名:Stachys aspera Michx. var. hispidula (Regel) Vorosch.
《 池の縁に咲く花か〝犬胡麻〟7月草花ⅩVI ❖ ’12/07/22 ❖ 》
35年も昔、泉の森を散歩し始めた。と言っても年に数回程度。
自分のと両親のメモを整理してたら、“イヌゴマ”の文字があった。
全く覚えていない。それ程に印象は薄かったのだろう。
当時は、高山植物等に関心をもっていたからか??
“イヌゴマ”は、シイ・カシ帯~ブナ帯の湿った草地などに生える。
双子葉、合弁花の多年草。花期:夏 7月~8月。 茎高:40~70cm。
湿地を好み、白い地下茎を長くのばす。
茎は4稜があって直立し、稜に下向きの刺し毛がある。
葉は長さ4~8センチの披針形で、低い鋸歯があり、対生する。
葉脈は、表面に皺があるように見え、 葉裏の脈に刺し毛がありざらつく。
茎の上部の葉には葉柄がないが、下部の葉には1~2センチの葉柄がある。
茎先の短い花穂に、長さ12~15ミリの淡紅色の唇形の花が数段輪生する。
上唇は先が丸く、下唇は先が3つに裂け、紅紫色の斑紋がある。
萼は5裂して先がとがる。果実は4分果で、各分果は黒褐色で丸い。
九州や沖縄に自生する ケナシイヌゴマ が基本変種と みなされており、それはイヌゴマにくらべ、茎や葉、萼などに刺し毛のない点が異なる。
実は ゴマ に似ており、根は チョロギ に似ているが、 それらは食用になるのに、イヌゴマは実も根も食べられないので、 イヌゴマとかチョロギダマシとか言われる。
「令和陸年(皇紀2684年)7月19日、記」
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7月
18日,
2024年
《雅羅・/・襍〝水辺の小花〟❖ ’24-200 ❖》
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ヘラオモダカ(箆面高) オモダカ科 (Alismataceae)
学名:Alisma canaliculatum A.Br.et Bouche. ex Sum.
拡大してみると、瀟洒だ。
《 池の縁に咲く花〝箆面高〟7月草花ⅩⅤ ❖ ’24/07/06 ❖ 》
泉の森しらかしの家前の広場脇に有る中池。
地味な植物には、散策者はあまり関心をしめさない。
花が小さいがゆえに見ない。近寄れば、しっかり自己主張している。
ヘラオモダカ(箆面高);花期:夏~秋 7月~10月
単子葉で多年草。茎高20~80㎝位。
根茎は短くて、浅い水中に生える。塊茎は短く、直径1~3㎝。
葉は長さ10~50cmのへら形の狭長楕円形で、斜め上に開く。
三角柱状で長い花茎が水中から直立し、
枝が多段に3輪生してできる総状花序に、
直径約1センチの白い(~淡紅色)3弁花が咲く。 花弁は丸い。
花は両性花。咢片は長円形、長さ3~3.5㎜で緑色。
雄蕊6本。葯は、淡黄色で糸状、長さ約0.8㎜。
雌蕊は多数が1列の輪状に並ぶ。
花柱は反曲し長さ約0.5㎜。長さの上約1/3に柱頭がつく。
サジオモダカ、 ヘラオモダカとの違いは、
サジオモダカ:葉がさじ形(葉柄と葉身の区切り明確)。
ヘラオモダカ:葉がへら形(葉身が葉柄に流れる)。
「令和陸年(皇紀2684年)7月18日、記」
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zakkah
投稿日 2024-12-07 10:38
こんにちは。 懐かしい武 ...
By
moon
投稿日 2024-12-06 11:18
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