9月
6日,
2024年
《雅羅・/・襍崋〝続・北岳花Ⅰ〟❖ ’24-250 ❖》

学名:Polemonium caeruleum subsp. yezoense var. nipponicum
ミヤマハナシノブ (深山花忍); ハナシノブ属
北岳を代表する初夏の花。7月上旬に咲き始める。
右俣コースなど草地に生える。
花は淡青紫色で花冠は2cmほどの漏斗形。
草丈40~50cmの多年草。葉は互生し羽状に深裂する。
小葉は7~9対あり、長さ2~5cm、幅0.3~1.5cm。
花は散房花序につき、花冠は淡青紫色で5深裂する。
花柄や萼の基部に短い腺毛と細毛がある。
萼は3分の2ほど切れ込む。
(北岳・肩の小屋HPより)
*
北岳登山で多くの登山者が選ぶルート、大樺沢沿いに登るコース。
沢沿いを登る。明るく開放的で花も多い。黙々と登るのだが。。!
二俣が近づくと、天空のお花畑が迎えてくれる。
北岳バットレスの勇壮な姿もお花畑と一体化して素晴らしい。
その景観は、登ってきた疲れを忘れさせてくれる。
お花畑の中に北岳では然程珍しくないが、
清楚な“深山花忍”が顔を見せてくれる。。。!
日本固有種の高山植物、限られた場所でしか見えない。
絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されている。

“深山花忍”、古風と感じる青紫の清楚な花(箱根湿生花園では毎年見れる)。
ミヤマハナシノブ(深山花忍);
花名の由来は、シダ植物「シノブ」の葉に似ていることからに由。
優美な姿、それ故の宿命か!盗掘で姿を消しつつあった。
30年以上も前のことだが、盗掘者(5名グループ)が送検された。
罰金刑であったが、其の数人が園芸店をいまでも開業している。
絶滅危惧種の販売、一寸ひっかかる。
北アルプスでは希少で清水岳(しょうずだけ)で探すのに苦労したものだ。
今では、普通の登山でみれる花だ。それ故、さらなる盗掘が心配だ。
紙のように薄い花冠、空色というにふさわしい明るい青。
「はなしのぶ」という名にふさわしい可憐な花。
北岳に、清水岳に、今一度訪ねたい。
真夏の花々を書いたが、この〝ミヤマハナシノブ〟は、外せない。
「令和陸年(皇紀2684年)9月6日、記」
9月
5日,
2024年
《雅羅・/・襍懐古〝山羊歯Ⅳ〟❖ ’24-249 ❖》
《 北岳の羊歯 Ⅳ〝北岳連朶〟 ❖ 1970~/夏 ❖ 》
南アルプスの高山や、八ヶ岳、北海道にも自生している珍しいシダ。
キタダケデンダ;
タカネシダ(オシダ科)やトガクシシダ(イワデンダ科)、
この2種とは、極めて似通っている。慎重かつ真摯な観察が必要である。
平凡社の図鑑と山渓の図鑑のキタダケデンダの写真は、タカネシダっぽい。
かような指摘をしてるHPを拜した。まともな、勇気ある指摘でありがたい。
*
高山性の夏緑性シダ。葉は長さ15 cmほど、根茎は直立状を呈する。
高山性の夏緑性シダ。葉は長さ15 cmほど、根茎は直立状を呈する。
一見して、同属イワデンダの趣きがあるのだが、
羽片は中~浅裂、葉柄の関節は、葉柄の半分からやや上の所にある。
基部に鱗片があり、根茎、葉柄基部の鱗片は、卵状披針形から披針形。
高山帯の岩の割れ目などに自生しているが、見つけるのが大変だった。
岩場の岩壁崩落等で生育環境変化、登山者の増加で絶滅が危惧される。
岩場の岩壁崩落等で生育環境変化、登山者の増加で絶滅が危惧される。
今では、尾瀬に自生が見つかっている。それでも絶滅の危機には変わらない。
他方、下界の園芸店には鉢植えで販売されている。販売物の出処は???
そんな販売物を見ていると、自生地の保存・保全は急務と思うのである。
それにしても園芸店のそれは¥1.000に満たない。淋しい感覚に落ち入る。
「令和陸年(皇紀2684年)9月5日、記」
9月
4日,
2024年
《雅羅・/・襍懐古〝山羊歯Ⅲ〟❖ ’24-248 ❖》
《 北岳の羊歯 Ⅲ〝柊連朶〟 ❖ 1970~/夏 ❖ 》
“北岳”周辺のみに自生している羊歯類で自生個数少ない。
ヒイラギデンダ;
北半球の高山帯に見られるシダの仲間。
北半球の高山帯に見られるシダの仲間。
日本では山梨県の北岳の山頂付近にのみ自生している。
希少種の中でも極めて個体数が少ない。氷河期の遺存種。
近く絶滅が心配される絶滅危惧1B類に入れられている。
オシダの仲間だが、小型で葉が羽状に切れ込んでいる。
その縁がぎざぎざになっているのが特徴。葉にはつやがある。
「令和陸年(皇紀2684年)9月4日、記」
9月
3日,
2024年
《雅羅・/・襍懐古〝山羊歯Ⅱ〟❖ ’24-247 ❖》

学名:Woodsia glabella
亜高山帯から高山帯の岩の隙間を好んで生育している夏緑生シダ。
山梨県では北岳周辺に生育しているが鳳凰山でも確認されている。
軸の根元から3分の1付近に関節(節目)があるのが特徴。
ソーラスは小羽片のやや辺縁寄りに付着する。
ナヨシダとの違い、トガクシデンダは葉柄の途中に関節があり、葉の幅が狭い。
岩の割れ目で根元まで確認出来ないが、最下部近くの羽片が丸くて扇型で確認。
高山帯の岩上や地上に見られる常緑のシダ。長さ10cm程度。
茎の基部は分岐して直立茎を伸ばす。
葉は開出するものが多く、黄緑色から緑色。
植物体の大きさや葉の形に変異が多い。
《 北岳の羊歯 Ⅱ〝戸隠連朶〟 ❖ 1970~/夏 ❖ 》
“北岳”周辺には羊歯類も色々生育しているのだが、識別に苦労した。
トガクシデンダ(イワデンダ科)も中々識別出来なかった一つ。
回を重ねてなんとなく識別できるようになったが。。。
数十年も経っているのに未だ未だ未熟で明確に識別できないでいる。
最近、羊歯の勉強に参考にさせて頂いてるサイトが下記。
南アルプス北部個々のシダ/トガクシデンダ - 神奈川県のシダ植物
“北岳”周辺には羊歯類も色々生育しているのだが、識別に苦労した。
トガクシデンダ(イワデンダ科)も中々識別出来なかった一つ。
回を重ねてなんとなく識別できるようになったが。。。
数十年も経っているのに未だ未だ未熟で明確に識別できないでいる。
最近、羊歯の勉強に参考にさせて頂いてるサイトが下記。
南アルプス北部個々のシダ/トガクシデンダ - 神奈川県のシダ植物
「令和陸年(皇紀2684年)9月3日、記」
9月
2日,
2024年
《雅羅・/・襍備忘録〝山羊歯I〟❖ ’24-246 ❖》

“北岳”周辺には羊歯類も色々生育している。
思い出すままに週種類を備忘録に加えたい。再訪?のために。
大樺沢左又上部のハシゴを登り暫く登ると八本歯のコル。
このコルから北岳山荘までは、羊歯類も多く見られる。
高山性シダの生育地といっても小さな羊歯ゆえ探すのが大変だ。
色々あることは、知識として知っていたが、面白い名前の羊歯。
コスギランのことだが、実際に見たことはなかった(昔の話)。
コケの仲間!?! 名前は・・・ラン、不可思議なシダ。
白い花の様な無性芽(図鑑を見て驚き)!!!
マクロ撮影できる機材を持参していなかった。
デジカメなどまだなかった頃。銀塩フィルムカメラで重かった。
登山用装備は、最小限度。更には、バイトゆえ三脚など携行していない。
生息場所と株数を調べるだけの初山行(北岳周辺)。
その後幾度となく観た“コスギラン”思い出の羊歯第一号で感慨深い。
「令和陸年(皇紀2684年)9月2日、記」
9月
1日,
2024年
《雅羅・/・襍〝備忘録'24-19〟❖ ’24-245 ❖》

学名:Chamaenerion latifolium (L.) Sweet
synonym Epilobium kesamitsui T.Yamaz
維管束植物 離弁花類 /アカバナ科 /ヤナギラン属

ヒメヤナギラン(姫柳蘭);
日本の南アルプス北岳に特化し、キタダケヤナギランとも云われる。
英名はalpine fireweed , broadleaf willowherb , dwarf fireweed , river-beauty 。
川沿いや山地の湿った砂利の多い場所に生える多年草。
北岳直下のトラバース道という場所に咲咲く草丈30cm程の花。
『キタダケヤナギラン(ヒメヤナギラン)』。
ヤナギランに似るが花も茎も小さい。可愛いヤナギランだ。
特定・命名されたのは1987年だったと思う。
直立、叢生し、太い木質の根茎と根の針金状の固まりをもつ。
茎は高さ12~35㎝、下部は無毛、稀に上部の茎と花序に密に小剛毛がある。
葉は葉柄が無又は長さ2㎜以下。
根生葉の葉身は褐色、三角状卵形、長さ5~10㎜、類膜質。
茎葉の葉身は緑色~淡緑色、楕円形~披針状楕円形、長さ2~5㎝×幅0.6~1.7㎝。
葉は、無毛か小剛毛があり(脈に多い)、側脈は不明瞭で各側に3~4本。
基部は鈍形又は楔形、縁は全縁だが、離れた点状の歯がある。
葉には、4~7歯をもち、先は鈍形又は尖鋭形。
苞は茎葉の長さの約1/2、草質。
花序はまばら~中程度に小剛毛がある。
花は蕾では直立、花期の初期には下を向く。
萼片は長さ1~1.6㎝×幅1.5~3.5㎜。
花弁はロズパープル色又はピンク色で長さ1~2.4㎝×幅7~15㎜位。
子房は紫緑色、長さ1~2㎝、密に灰白軟毛がある。
花柱は長さ3.5~8㎜、無毛。蒴果は長さ2.5~8㎝、小剛毛がある。
花柄は長さ1.2~2.5㎝。(以上は、植物研究雑誌、他から引用記載)
*
9月1日 “二百十日!?!” は、立春から数えて二百十日目。
嵐の襲来する時期とされてきた。今年も台風に翻弄させられた!
9月1日は、個人的には、区切りの日。新たな感慨を持って進みたい。
先年から始めた私事も少しずつ動き始めている。
新たな気概を以って、心して9月1日を迎えた。
そんな日に似合う花(勝手に思う)、高山植物として再考する花。
北岳の中で私的だが最後まで識別出来なかったキタダケヤナギラン。
このヒメヤナギランは、単に全体が小型のヤナギランとお思っていた。
正式に別種とされて以来、一度しか目にしていない。
公私ともに、転換期に出会ったヤナギラン属の花々。
尾瀬に、北岳に再訪しなければ、と思った9月1日。
どことなく秋近しと感ずるは9月に入ったが故か。
「令和陸年(皇紀2684年)9月1日、記」
8月
31日,
2024年
《雅羅・/・襍懐古〝山花ⅩXXI〟❖ ’24-244 ❖》

花の少ない時期に純白の花を見せる姿は、瀟洒そのものである。
花茎の高さは10cm位。先端に直径約2cm位の白い花をつける
白い花弁は6~8枚、花弁の先端はくぼみ、葉には毛がない。

採取者は、千葉高等園芸研究科生の清水基夫。後にキタダケソウと命名された。
北岳山頂周辺のみに生育している超希少種の高山植物。
姿は、ハクサンイチゲに似ているが、草丈は10-25cm。
茎葉(根生葉)は1-3個、柄はなく2回3出複葉。
小葉は、丸みがありやや白っぽい。3深裂して更に裂ける。
花は茎頂に1-2輪で2-2.5cm、花弁は、6-8枚、萼も5枚。
キタダケソウは、雪融けすぐの7月はじめに咲く高山植物。
日本での近縁種は、北海道のヒダカソウとキリギシソウ。
これらはすべて氷河期からの生き残りの絶滅危惧植物。
キタダケソウの花期は梅雨期と重なるので中々行き会えない。
又、かつて園芸用に盗掘されたことで激減している。

「北岳」の名前が付いている野草は他にもあるがキタダケソウは、特別。
思い出以上に今が気になる。今年の初夏の状況をネット等で調べてみると、
なんとか生育は、維持されているようだ。
昔、出会えたことを思い出しながら高山植物を思って見た。
自然淘汰、環境の変化、登山者の変異、等々思うと・・・。
8月の1ヶ月間、山の植物を再考してみた。保護=入山禁止か!?!
誰でも行ける場所ではない高所。それでもお花畑は徐々に荒化してる。
自然に対する人間・動物の行動に警鐘を。仲間だけでも気をつけたい。
而して再訪をもしたく思う。高山植物は、魔物だ!!
8月
30日,
2024年
《雅羅・/・襍懐古〝山花ⅩXX〟❖ ’24-243 ❖》

茎はよく枝分かれし上部に曲がった毛がある。
葉は円心形で3つに深く裂け、さらに2つに裂ける。裂片は線形。
花は青紫色で、花柄と雄しべには曲がった毛がある。
本州、南アルプス北岳頂上付近の岩礫地に自生する固有種。
日本第2の高峰である南アルプス北岳山頂近くの稜線に咲く。
山の季節的には晩夏・初秋の高山植物。
花色は、深みのある色。青紫とでもいい得ようか、表現に苦しむ。

南アルプス奥深い高所に見る背が低く花が大きい高山植物。
実測した記録では、普通3~4cmの花だが、5.7cmと大きなものもあった。
強風に晒される稜線に咲く故か草丈が低い。過酷な環境下で健気に咲いている。
今でも健在と聞く北岳鳥兜(30年以上訪れていない)。
北岳稜線から数百メートル下がった所に細葉鳥兜が咲いていた(古い話)。
この細葉鳥兜は、草丈は1mにもなる。環境でこうも違うのか(同属だが)。
濃紫色で、白花や桃色花も見えた登山の醍醐味でもあった。
所がこの細葉鳥兜は、盗掘され今では探す程に激減した由。残念至極だ。
北岳周辺、キタダケソウに始まりキタダケトリカブトで終わった夏山感。
高山植物が主で登攀はおまけ。きつい登攀もその後に見る花々で疲れが消えた。
バットレスとキタダケトリカブトは、夏山終いの感があった。
*
トリカブトは、ドクウツギやドクゼリと並んで日本三大有毒植物の一つ。
トリカブトの仲間は、沢筋などの比較的湿気の多い場所を好む。
だが、このキタダケトリカブトは、高山の砂地に生育している。
花名由来の兜部分は、花弁ではなく花顎の一枚が変化したも。
花弁そのものはこの中に収められている。
花の奥深くにハチ類はもぐりこんで全身に花粉をつけ受粉させる。
トリカブトには毒がある。ジテルペン系アルカロイドのアコニチン。
主に根に含まれているらしいが、全草に毒がある由。
養蜂家は、春から夏に蜜蜂に採蜜をさせ、秋の鳥兜開花期には止めてしまう。
だが、鳥兜の蜜を摂取する昆虫には、トリカブト毒は効かない??
不思議なことだ。
「令和陸年(皇紀2684年)8月30日、記」
8月
29日,
2024年
《雅羅・/・襍懐古〝山花ⅩXIX〟❖ ’24-242 ❖》

属名「マンテマ」の由来は諸説ある。
牧野新日本植物図鑑ではムギセンノウ属の「アグロステムマ」が訛った、
植物和名語源新考では、近縁のハマベマンテマの種小名「マルティマ」、
此等が語源と云われている。また属学名(Silene)の由来も不明。
茎高5~20cm。茎は単一で直立し、軟毛が多い。
根茎から枝分かれした株から2対~4対の小さな根葉と、
花茎および無花茎を叢生する。
無花茎はほとんど伸長せず、先端に葉をつける。
茎葉は対生、線形披針状で長さは6cm程度まで伸びる。
花茎は高さ20cm程度まで枝分かれせず伸長し先端に花をつける。
始めは斜め下向に開き、徐々に上を向き、真上を向いて立つ。
花は12mm程度の先がすぼまった釣鐘状をしている。
花弁は長さ2~3 mm、淡紅色(紅紫色)から白色。
萼筒は長楕円形、黒色の毛が生えた10脈が隆起する。
自生・分布は、本州中部(南アルプス)と各種図鑑にある。
生育環境にしても、高山帯の岩塊上や岩礫地の疎草地に生育する。
風衝地や日照時間の短い環境下で確認されることが比較的多い、とある。
私の若い頃には、南アルプスの数箇所で確認出来ていた。
現在では、一部限られた場所“北岳”のみで確認されている。
総株数はきわめて少なく存続は危機的な状況であると聞いている。
減少の要因は、人の踏みつけや盗掘。そして、シカの食害や踏み荒らし。
而して、植生遷移や岩塊の崩壊が、脅威である。資料に愕然とする。
(静岡県版レッドデータブックより)

北岳のタカネマンテマを観察、保存方法等を懸命に考えている高校生達がいた。
山梨園芸高・笛吹高植物研究部(亀井忠文顧問)の皆さんだ。
タカネマンテマを研究分析し、培養に成功したとの報道に驚いた。
タカネマンテマの種子定着率を分析、他の植物より定着率が低い、と分析。
同部によれば、絶滅の危険にあるキタダケソウより、深刻と結論している。
そのうえで、培養が難しいタカネマンテマの増殖に成功したとある。
50株ほどをサンプルとして抽出し、1株あたり平均861個の種子を採取。
この数値をベースに高山における発芽状況などを推定。
南アルプスの個体群では種子は8万6130個生産されると試算されたが、
この中からわずか1.72個しか発芽・定着しないことが分かった。
しかし、自然の中では発芽率はより低く、個体群が維持できるほどではないとし、
「死滅のスパイラル」に入っていると結論付けた。
同部・部長は「タカネマンテマが絶滅寸前ということはあまり知られていない。
今回の研究を通して保護の必要性を訴えたい」と語っていた、とある。
タカネマンテマは盗掘などで個体数の減少に歯止めがかからず、
環境省の2007年「レッドリスト」では絶滅危惧IA類に格上げされ、
現在では100株以下に減少していると考えられている。
顧問の亀井教諭は「10年来北岳付近で観察しているが、
タカネマンテマが減っていると感じる」と話す。
同部はこのほど開かれた県高校芸文祭で高山植物のタカネマンテマの状況を報告。
同研究は芸文祭の自然科学部門で芸術文化祭賞を受賞した。(2010年)
*
十数年も前から、毎年7月になるとタカネマンテマが気になるも!?!
只々机上で画像を観てるだけで何の行動もしてこなかった。
せめて孫たちに画像を残したい、と思うのだが。。。!
「令和陸年(皇紀2684年)8月29日、記」
8月
28日,
2024年
《雅羅・/・襍懐古〝山花ⅩXVIII〟❖ ’24-241 ❖》

高山植物の中でも存在感あって美しく見ごたえがある。
高山帯の巨岩の割れ目やザレ場に生えている姿は健気。
花期には葉が隠れ見えない程に咲き誇る。
北岳のタカネビランジ、花色も微妙に変化に富む。
岩場に優美な花束が置かれているようだ。