《雅羅・/・襍〝備忘録'24-19〟❖ ’24-245 ❖》

ヒメヤナギラン(姫柳蘭)アカバナ科(Onagraceae)
学名:Chamaenerion latifolium (L.) Sweet 
synonym Epilobium kesamitsui T.Yamaz
維管束植物 離弁花類 /アカバナ科 /ヤナギラン属
《 北岳感慨の締め〝姫柳蘭〟 ❖ 1985~/夏 ❖ 》
ヒメヤナギラン(姫柳蘭);
日本の南アルプス北岳に特化し、キタダケヤナギランとも云われる。
英名はalpine fireweed , broadleaf willowherb , dwarf fireweed , river-beauty 。
川沿いや山地の湿った砂利の多い場所に生える多年草。
北岳直下のトラバース道という場所に咲咲く草丈30cm程の花。
『キタダケヤナギラン(ヒメヤナギラン)』。
ヤナギランに似るが花も茎も小さい。可愛いヤナギランだ。
特定・命名されたのは1987年だったと思う。
直立、叢生し、太い木質の根茎と根の針金状の固まりをもつ。
茎は高さ12~35㎝、下部は無毛、稀に上部の茎と花序に密に小剛毛がある。
葉は葉柄が無又は長さ2㎜以下。
根生葉の葉身は褐色、三角状卵形、長さ5~10㎜、類膜質。
茎葉の葉身は緑色~淡緑色、楕円形~披針状楕円形、長さ2~5㎝×幅0.6~1.7㎝。
葉は、無毛か小剛毛があり(脈に多い)、側脈は不明瞭で各側に3~4本。
基部は鈍形又は楔形、縁は全縁だが、離れた点状の歯がある。
葉には、4~7歯をもち、先は鈍形又は尖鋭形。
苞は茎葉の長さの約1/2、草質。
花序はまばら~中程度に小剛毛がある。
花は蕾では直立、花期の初期には下を向く。
萼片は長さ1~1.6㎝×幅1.5~3.5㎜。
花弁はロズパープル色又はピンク色で長さ1~2.4㎝×幅7~15㎜位。
子房は紫緑色、長さ1~2㎝、密に灰白軟毛がある。
花柱は長さ3.5~8㎜、無毛。蒴果は長さ2.5~8㎝、小剛毛がある。
花柄は長さ1.2~2.5㎝。(以上は、植物研究雑誌、他から引用記載)

9月1日  “二百十日!?!” は、立春から数えて二百十日目。
嵐の襲来する時期とされてきた。今年も台風に翻弄させられた!
9月1日は、個人的には、区切りの日。新たな感慨を持って進みたい。
先年から始めた私事も少しずつ動き始めている。
新たな気概を以って、心して9月1日を迎えた。
そんな日に似合う花(勝手に思う)、高山植物として再考する花。
北岳の中で私的だが最後まで識別出来なかったキタダケヤナギラン。
このヒメヤナギランは、単に全体が小型のヤナギランとお思っていた。
正式に別種とされて以来、一度しか目にしていない。
公私ともに、転換期に出会ったヤナギラン属の花々。
尾瀬に、北岳に再訪しなければ、と思った9月1日。
どことなく秋近しと感ずるは9月に入ったが故か。

「令和陸年(皇紀2684年)9月1日、記」
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