“林床の花=4月(2)”《襍観・/・点描‘16-31》

イチリンソウ(一輪草) キンポ... イチリンソウ(一輪草) キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Anemone nikoensis Maxim.
別名: イチゲソウ(一華草)、ウラベニイチゲ(裏紅一華)
ニリンソウ(二輪草) キンポウ... ニリンソウ(二輪草) キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Anemone flaccida F. Schmidt.


イチリンソウ(一輪草)
和名の一輪草は、花が1輪だけつくことに由来、根茎は横に広がる。
根生葉は地下茎の先につくが、花茎の基部にはつかない。
茎葉は3個輪生し、3出複葉で、長い柄がある。小葉は羽状に深裂する。
花は1個つき、直径3~4cm。花弁はなく白い5~7個の萼片が花弁に見える。
萼片の裏面は紫色を帯びることがあるので裏紅一華ともいわれるようだ。
「キクザキイチゲはキクザキイチリンソウともいわれ、萼片が8~13個。」
本州~九州の山麓の草地や林内などに生える。

ニリンソウ(ニ輪草)
一つの茎に花が2個ずつつくことが多いことから。
最初に一つが咲き、後から2つめが咲く。
まれに一個しか咲かないものもある。
イチリンソウ同様に花弁に見えるのは萼片。
茎葉は3個輪生し、小葉が羽状に深裂する。
3個がそろって丸い葉のように見え、
葉の表面に白い斑紋が見える。
イチリンソウは、葉の裂片の幅が狭い。
花も1個ずつつき、大きくて目立つ。
ニリンソウは、葉の裂片の幅が広いが花は小さい。
花も葉もおひたしなどにして食べるとくせのない味。
山菜として知られている。

「大和市・泉の森 '16/04/10]

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“林床の花=4月(1)”《襍観・/・点描‘16-30》

ヤマブキソウ(山吹草) ケシ科... ヤマブキソウ(山吹草) ケシ科(Papaveraceae)
学名:Chelidonium japonicum
花が山吹に似てるが名前の由来。
しかしヤマブキは花びらが5枚、ヤマブキソウは4枚。
セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)... セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草) キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Delphinium anthriscifolium
花花弁5枚、花が燕の飛ぶ姿に似ている、とかで名前がついた。
明治時代に入ってきた中国原産の帰化植物。葉がセリの葉に似ている。
セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)... セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)の名前の由來を画像で示したいが、
近寄れない場所。何とかプロフィールを!?!
飛燕に見えるか否か!?!
「2016・5・8上画像の直ぐ側」





春を向かえ、森の花々が顔を見せる。
春らしい、黄色。
楚々と映る、小さな水色の花。
心和み癒やしの極み。

『セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)
この植物は、「小石川植物園」から逸出したと言われている。
現、東京大学大学院理学系研究科附属植物園(小石川植物園)。
歴史は古く、1684年に徳川幕府が設けた「小石川御薬園」が遠い前身。
明治10年、東京大学が設立され附属植物園となり一般にも公開されてきた。
この「芹葉飛燕草」現在首都圏でしか自生は確認されていない。
2014年5月25日誌「5/25大和市・泉の森」より 』


「大和市・泉の森 '16/04/10]




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“何??菫・・清麗”《襍観・/・点描‘16-29》

“何??菫・・清麗”《襍観・/...
“何??菫・・清麗”《襍観・/...
“何??菫・・清麗”《襍観・/...
“何??菫・・清麗”《襍観・/...
“何??菫・・清麗”《襍観・/...
“何??菫・・清麗”《襍観・/...
“何??菫・・清麗”《襍観・/...

スミレ(菫) スミレ科(Violaceae)
学名:Viola mandshurica W. Becker var. mandshurica
スミレはひとつの種を表すと同時に世界に400種余り、
日本には56種+αもあるスミレ類の総称でもある。
狭義で単に「すみれ」と呼ばれる種もあるが、識別が難しい。
英語のViolet (Viola)は「紫」を意味する。
名の由来は、花形が大工道具の墨入れ(墨つぼ)に似ているから。

スミレは地上茎がのびて葉が互性する有茎種と
地上茎が発達せず葉や花柄が根もとからでる無茎種とに分けられる。
有茎種にはタチツボスミレやツボスミレ、
無茎種にはスミレやアリアケスミレなどがある。
スミレの花のつくり。。。5個の花弁のうち上の花弁2枚を上弁、
両側の2個を側弁、下の1個を唇弁または下弁という。
唇弁の基部はふつうふくらんで後ろにつきだし、距(きょ)をつくっている。

花名特定が、複雑で難しいので単に「すみれ」種とするm(._.)m(^з^)。


「相模原市、麻溝公園・相模原公園 '16/04/09」




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“初見の花!?!”《襍観・/・野華‘16-1》

日本作出の園芸種、鈴鹿碇草(ス... 日本作出の園芸種、鈴鹿碇草(スズカイカリソウ)か??
学名:Epimedium grandiflorum 'Suzuka'

身辺の森で初めて出会った野の華。
今まで気づかなかったのか、見過ごしていたか??
画像を整理していて気づいた。
辺り周辺は、その時期、イカリソウが極普通に見られる。
其の一寸上の場所に顔を見せてくれていた。
どことなく優しい。可愛いといったほうが良いか!!

ヨウシュイカリソウ(洋種碇草) メギ科(Berberidaceae)
学名:Epimedium x rubrum
外国産のイカリソウを総称してヨウシュイカリソウと呼ぶ園芸品種群。

イカリソウを漢字では「錨草」とか「碇草」と書く。
学名:Epimedium grandiflorum var. thunbergianum
Epimedium grandiflorum Morr. var. thunbergianum (Miq.) Nakai
花形が昔の和船で用いられた四本鉤の錨に似ていると、つけられた名前。
だが、園芸品種「鈴鹿碇草(スズカイカリソウ)」
学名:Epimedium grandiflorum 'Suzuka'の特徴は、
基本種のような碇形の長い距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)がない事。
草丈は20センチから40cm位、葉は2回3出複葉である。
小葉が9枚セットになっており3つに枝分かれした後、もう一度3つに分かれる。
小葉の形はハート形で、花弁は4枚で、花の色はピンク。
属名の Epimedium は地名に由来。イカリソウに転用された。
種小名の grandiflorum は「大きい花の」という意味である。
イカリソウの別名をサンシクヨウソウ(三枝九葉草)とも呼んでいる(葉の形から)。
葉は、花の終わるころに伸びてくるが、3出複葉で、3個に大きく分かれ、
それぞれの先端がさらに3個ずつに分かれて、合計9枚の小葉を付けることが多い。
1本の茎に普通1個の複葉が出る。
小葉の基部は心形で、縁には棘状の鋸歯があるが、葉そのものはやわらかい。
仲間には、シロバナイカリソウ、トキワイカリソウ(常盤碇草)、
ウラジロイカリソウ(葉の裏に細毛がある)、バイカイカリソウ(距がない) 、
ホザキイカリソウ 、キバナイカリソウ、ヤチマタイカリソウ等々。

全草は生薬として知られる。
強壮、強精、血圧低下、健忘症防止などに効能があるとされる。
また、酒として飲まれることもあり、放杖草とか棄杖草と呼ばれる。
飲めば元気になって老人にも杖はいらないという意味。
全草は淫羊霍(いんようかく)という生薬として精力剤としてしられる。
平滑筋が弛緩し陰茎などの血流が増えるなどバイアグラと共通の作用がある由。

「さっぱりと姿を変えた碇草、静かに咲けば春の足音」

“ひと月近く前の遭遇。自分の時間が持てるようになってきた。”
「2016/4/10大和市・泉の森」




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“路傍の春、植裁された花々”《襍感・/・凡声‘16-4》

ヨーロッパ~西アジアが原産「ク... ヨーロッパ~西アジアが原産「クリスマスローズ」と呼ばれている花、
本来は、クリスマスの頃に咲くニゲル種(Helleborus niger)を言うが、
春咲きのオリエンタリス種(Helleborus orientalis)は、「レンテンローズ」と呼ばれる。
花弁のように見えるのは萼片。
「レンテンローズ」の若い実 「レンテンローズ」の若い実
欧米の園芸品種全般を「西洋シャ... 欧米の園芸品種全般を「西洋シャクナゲ」と総称する。
画像は、その交配種「ネリアーブ」。
「ネリアーブ」の花弁。 「ネリアーブ」の花弁。

2016(平成28)年4月に出会った花々(其の1)。
皆いい顔をしている。

扨、さて・・!?!
この所いろいろあって余り行動できなかった。
それでも少しの花諸君と対話を持てた。
そんな折に九州・熊本地方を中心に又、大震災が。
言葉をもてない。唯唯、お見舞い申し上げます。
避難生活を余儀なくされてる人々の生活は、
言語に絶するものだ。
東日本大震災時と同様に知人の住居地周辺に仲間が援助に入った。
僕等は、未だ東北の被災地から去るわけにはいかない。
手分けして頑張ろう。
救援援助をしてる自衛隊をはじめとする人々に頭が下がる。
そうした救援活動の対応、国の対処に疑問を呈した一部新聞記者。
とりわけ、今回の米軍救援に活躍した「オスプレイ」を
安全性のみならず、中国を刺激すると言った論調は如何なものか??
疫病神のように批判している。
熊本での献身的な救援活動をしてくれた彼等を批判できる神経!?!
全く理解できない。どんな感覚で見ているのだろうか。
「自衛・自衛隊」、現実の米軍、日米安保条約、全て撤廃したら!!
震災が起こると、尖閣諸島周辺に中国艦船が、侵犯を繰り返す。
地道に自衛隊等海上保安庁が警備に従事している。
こうした現実を何故か報道しない、議論されない!!
不可思議に思うのだ。
今、たった今・・・国防・・・国民を守ってる人々。
防衛って、絵空事じゃ無いでしょ!?!
沖縄問題等々、歪な方向へ持って行ったのは、どの政権だったか!!
国民、庶民のひとりとして憤懣やるかたない。




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“春・・香る公園”《襍観・/・点描‘16-28》

神奈川県の伝説「照手姫」にちな... 神奈川県の伝説「照手姫」にちなんで品種登録された花桃(左)狭い場所にも植えられる、ほうき性の花桃。
品種名「照手紅(てるてべに)」。
芝生広場には、テントが張られて、家族連れが遊んでいる。
奥の展望台は、丹沢から富士山、360度ビューが楽しめる(麻溝公園内)。

県立相模原公園は、フランス庭園... 県立相模原公園は、フランス庭園を中心にまわりを雑木林で囲っている^^)。
野の自然発生的植生が見られるようになってきた。
 県立相模原公園は、平成4年に...  県立相模原公園は、平成4年に「第9回全国都市緑化かながわフェア」の会場だった所。
漸く自然形体が落ち着いてきた。
 この公園のシンボルが、「サカタのタネグリーンハウス」(正面)。
後ろに見える塔は、隣接麻溝公園の展望タワー。

クレマチス・アジサイの種類が豊富な公園。
市立・県立の公園が隣り合わせ、そして美術大学のキャンパスも隣接してる。
地表近くの草花を丁寧に見て歩いたら1日がかりだろう。
又、植物の種を扱っている企業が、温室で熱帯植物を育成している。
室温調整には、隣接するごみ廃棄場からの温水が循環利用されたり。
色々と面白い工夫がなされた場所。
この「麻溝公園」と「相模原公園」を散策のひとつに、四季折々。
年中は行けないが、二ヶ月に一度くらいは行ってみたい。


「相模原市、麻溝公園・相模原公園 '16/04/09]


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“シロバナタンポポ(2)”《襍感・/・点描‘16-27》

“シロバナタンポポ(2)”《襍...

4月10日《襍感・/・点描‘16-24》に“白花蒲公英”を記した。
その後、4月14日に友達登録をさせて頂いているmoonさんの記事を拝した。
シロバナタンポポ(白花蒲公英)の画像が掲載されている。
その最初の画像を拝して“驚愕”であった。
“白花蒲公英”の特徴が見て取れるではないか!!
*  *  *  *  *  *  *  
タンポポには大きく分けて、昔から日本にあった「在来種」と明治以降日本に入って来た「外来種」がある。
又、二つが交配した種類も見つかっている。
見分け方は、花の下側に花を包むように支えている緑色の部分を総苞(そうほう)と呼ぶ。
総苞は、何枚もの鱗(うろこ)状のものが重なってできており、これを総苞片(そうほうへん)という。
総苞片の一番外側の部分が、内側にピッタリとひっついているのが「在来種」。
シロバナタンポポの詳細は、葉は長さ15~20cm、幅3~7cmの披針形で、羽状に中~深裂する。
葉や総苞は淡緑色、葉脈は白い。花茎は高さ30~40cmになり、先端に白色の花を1個つけ、頭花は直径約4cm位。
セイヨウタンポポと同じように単為生殖をする。総苞は開花時には長さ約2cm。
総苞外片及び総苞内片にはトウカイタンポポのような大きな角状突起があるが、
総苞外片は卵状長楕円形または卵形、内片より外片は短い。
上部の角状突起は、とても目立つ。総苞外片は開花期~結実期に外側にカギ状に反り返る。
よく似た仲間のキビシロタンポポは総苞外片に角状突起がなく反り返らず、高さは30cm程度以下。
外来種の“セイヨウタンポポ”
ヨーロッパ原産。花の大きさは径3~5cm、豪華に見える。総苞片は蕾(つぼみ)のときから下向きにそり返る。
内側にある総苞片の色は濃い。果実はミルクコーヒー色。
“アカミタンポポ”
ヨーロッパ原産。地中海側に分布する。花の大きさは径2~3cm。
総苞片は蕾(つぼみ)のときから下向きにそり返る。葉の切れ込みが深いものが多い。
最近、都市部では、“アカミタンポポ”がセイヨウタンポポより多くなっている由。
*  *  *  *  *  *  *  
以上、シロバナタンポポの特徴を記してみた。
花の開花状態(満開)から花片が落ちる少し前を見せている1枚の画像(写真)。
見事、そして顕著にあらわれている姿、中々撮れるものではない。
感謝を込めて。勝手にも掲載させていただいた。




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“いろはもみじ”《襍感・/・点描‘16-26》

イロハモミジ(いろは紅葉) ム... イロハモミジ(いろは紅葉) ムクロジ科(Sapindaceae)
学名:Acer palmatum Thunb. var. palmatum
別名:モミジ, タカオモミジ, タカオカエデ, イロハカエデ
(1・2・3・4,古い画像の寄せ集め)
“いろはもみじ”《襍感・/・点...
雄株の花(真下から見たもの)。 雄株の花(真下から見たもの)。
雌株についた種子。 (くるくる... 雌株についた種子。
(くるくると回りながら落ちて来る)


イロハモミジ(いろは紅葉)といえば秋の紅葉を思い浮かべるだろう。
古刹や古い建物に深紅の紅葉が映える。
だがこのモミジの花って意外と見逃してしまっていまいか!?!
我が家の裏山にある「いろは紅葉」、その樹と遊んだのを思い出す。
先日、訪問先でそんな情景とであった。撮影機材を全く持っていなくて(泣)。
注意深く見ると、沢山・・房状に小さい花をつけた面白い形の花が見えた。
カエデやモミジの仲間の中で一番色鮮やかに紅葉するのがイロハモミジである。
それ故か、公園や神社仏閣で持てはやされ、風物詩ともなっている。
だが、イロハモミジの中には黄色に黄葉するものもある。
又、黄色~赤へと変化するのもあって、赤に変わった時の色は、鮮やかな深紅。
環境・生育条件、個体差によるらしいが中々趣があっていい。
春先、画像の様に雄株には、可愛い花を咲かせる。
雌株の木には種が付く。風に飛ばされクルクル回り落ちていく種の姿は風情がある。
興味深いが、意外と知られていない様にかんじる。
裂けた葉の数がイロハニホヘトと数えて・・・!で名前がついた由。
自生種は、低山の林内に生え、高さ15mになる落葉高木。
葉は対生し長さ3.5-6cm、小型で深く5-7裂する。粗い鋸歯と長さ2-4cmの葉柄を有す。
秋に紅葉する。枝先に暗紅色の花を多数つける。
果実は長さ1.5cmほどで、ほぼ水平に開く翼を有する。
本州(福島以西)・四国・九州、で自生種が見られる。
先日のモミジ「若葉と可憐な花」、正しく春模様!!
沢山花を付けていたが、行きかう人々は、素通りであった。

「筑波山麓にて 2016/4/8」




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“まむしぐさ!?!”《襍感・/・点描‘16-25》

マムシグサ(蝮草) サトイモ科... マムシグサ(蝮草) サトイモ科(Araceae)
学名:Arisaema serratum, Arisaema japonicum Blume
別名:テンナンショウ、カントウマムシグサ、ムラサキマムシグサ


お決まりの近間の森を散歩していると、マムシグサと思しき1茎を見つけた。
テンナンショウの仲間は、混雑種が多々見かけられると聞いている。
ムラサキマムシグサとユキモチソウの混雑種は、よくあるらしい。
色でも区別する。緑色種は、アオマムシグサ、紫褐色はムラサキマムシグサ。
ホソバテンナンショウ(学名:Arisaema angustatum)葉の形で特定!!
ミミガタテンナンショウ(学名:Arisaema limbatum)
≪仏炎苞部分の先端の両脇が耳のように横に張り出しているのが特徴≫
コウライテンナンショウ(高麗天南星)、学名:Arisaema peninsulae
マムシグサと比べ葉が小さく茎の上まで広がる。
コウライ(高麗)朝鮮半島に多く「天南星」とは中国で夜空に広がる星の意味。
ユキモチソウ(雪餅草)、学名:Arisaema sikokianum
花の外側の仏炎苞(ぶつえんほう)の中に先端が丸く膨らんだこん棒状のものがある。
これを白い餅に見立てたのが名前の由来とか、、、。
コウライテンナンショウやマムシグサ、ムサシアブミと同じく、苞の中に実ができる。
マムシグサとは、余り好きな名前ではないが、ユキモチソウとは、良い命名では!!
テンナンショウ属は、姿形が似ていて、おまけに交雑も多く厄介な草である。
まとめて・・・マムシ草って称している。


「大和市・泉の森 2016/4/3」


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“白花蒲公英”《襍感・/・点描‘16-24》

シロバナタンポポ(白花蒲公英)... シロバナタンポポ(白花蒲公英) キク科(Asteraceae/Compositae)
学名:Taraxacum albidum Dahlst.


シロバナタンポポ(白花蒲公英)
「蒲公英」この漢字をたんぽぽって読めといわれても・・・・?
語源も定かでない。ただ読み方が独特故、覚えられる利点がある^^)。
関東では、ごく普通にみられるタンポポは黄色だが、
関西以西では、ごく普通に白花もみられるらしい。
「タンポポ」名の由来は、お馴染の球形種の姿が、槍等の練習用に使うタンポから。

葉は淡緑色で倒披針状線形、長さ15-20cm、幅3-7cm、羽状中裂する。
花茎は開花時に葉と同調かそれより長い。
頭花は4cmで、白色で裏面に灰色の広い帯がある小花をつける。
そう果は褐色で長楕円形、長さ4mmで、長さ7-10mmの冠毛をもつ。単為生殖をする。
自然分布は、本州(東京以西)・四国・九州

タンポポの仲間には セイヨウタンポポ、タカネタンポポ、ミヤマタンポポ、
エゾタンポポ、コウリンタンポポなどがある。

シロバナタンポポの綿毛のついた種子、タンポポと区別は難しい。
近似のキビシロタンポポ(学名;Taraxacum hideoi)は、岡山県と広島県東部に分布。
総苞外片に角状突起がなく反り返らず、
高さは30cm程度以下と低く、葉もあまり立ち上がらない。
キビシロタンポポは、中心部が濃い黄色味を帯びる。
また、種子の色はキビシロタンポポの方が、色濃く、黒褐色である。
更に今一つよく似た種にウスギタンポポというのがあって、東北地方に分布する。
オクウスギタンポポ(奥薄黄蒲公英) 学名、Taraxacum shinanense
特徴: 草丈20~25cm。
葉は倒披針形~披針形で、長さ20~30cm。羽状に深裂するか歯牙がある。
頭花は花茎の先に1個つき、淡黄色で中心部は黄色、径約4cm。
総苞片は反り返らず、外片は卵形~広卵形で、先が赤味を帯びることも多い。
(別名:ナンウシロタンポポ)分布: 本州(東北~関東地方北部)
**キビシロタンポポ、オクウスギタンポポの画像が無い(借りに行かなかった)**

「伊東市・さくらの里 2016/3/26」


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