3月
20日,
2022年
「ICF合格勉強会」開催!「『何をやるか』より『誰とやるか』が重要!」
今年は一念発起して「ICF」のコーチ資格を取得しようと準備中です。これは一種の
「学び直し」
認定コーチになって今年で8年目。副業で始めたコーチングを本業に切り替えて、独立起業して4年目。再度「原点へ帰る」ことが必要と感じ始めていた時に閃きました。
ICFの資格を取ろう!
ICF、即ち国際コーチング連盟はグローバルなプロコーチの団体。その資格はグローバル・スタンダードなものと言っても差し支えないだろう。
そして、受検準備を進めるに当たって、一緒に学ぶ仲間を募って開始した
「ICF合格勉強会」
昨日はその第三回目でした。
私がお声がけした発起人ではあるが、私が一方的にリードするのではありません。私はある意味で「コーチ役」。そしてまたある時は
参加メンバーが「コーチ役」。
「どんな風に進めると、みんなの学びや気付きに繋がるのだろうか?」
このまま口に出すわけではないけれど、参加メンバー各人が、このマインドを忘れずに参画しているように感じます。
声に出さずともこのマインドを理解しながら、一緒に時間を過ごす素敵な「仲間たち」。この心地よさがたまらない。
ジム・コリンズ著「ビジョナリー・カンパニーZERO」の中の
「『何をするか』より『誰とするか』が重要」
という内容を思い出します。
そして昨日感じたことを、簡単に記しておきます。
【今日の学び】
1.「安心安全」の環境はとても重要である
(1)この仲間であれば「失敗」「恥ずかしいこと」「実験」が許される
(2)お互いに自分の気持ちに「素」でいられる。率直な物言いを求められる
2.各人がお互いの「学び」「探求」に対して貪欲である
(1)スキルやマインドを高めよるためにお互いに刺激しあう。
(2)そのために色々な方法ややり方を提案し、まずやってみようと言い合える
3.より良いものを創り出そう、という向上心マインドが高い
(1)より良いものには上限が無いことは分かっているが、それを常に追究する
(2)周りの環境との違いや変化に「オープン」である
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
3月
17日,
2022年
佐伯夕利子著「教えないスキル」を読んで(Day6)「使うテーブルを『丸テーブル』に変える」
最近、嵌まっている、というか正確に表現すると「研究対象」にしている
「メンタルコーチング」
私はこれまで、ビジネスパーソンを対象にコーチングサービスを提供してきました。従って、アスリート向けのコーチングは新たな領域。
プロコーチ仲間から、有難いことにお声がけを頂いたので、これも何かの「啓示」。
昨年は東京で、そして今年は北京でオリンピックが開催されていることもあり、コーチング業界としてはホッとな分野です。
しかし研究とは言っても、先ずは一人で出来ることということで、メンタルコーチングに関する書籍を読み漁っています。
今日は読了した書籍の中で、感銘を受けたものをご紹介していきます。
それは
佐伯夕利子著「教えないスキル」
タイトルもさることながら、この本の内容は「衝撃」です。
副題が
「7つの人材育成術」
とあるので、7つの育成術を一つずつ取り上げていきます。今日は、育成術の五つ目です。
なおその際、佐伯氏がこの育成術を確立していく過程で、メンタルコーチがどのように関わってきたのか? メンタルコーチの視点も含めてお伝えしていきます。
【7つの人材育成術】
5.丸テーブルに変える(equality)
(1)コーチから一方的に教え込むのではなく、選手同士が学び合う環境を作る。それこそが学習効果を高める。ひいては先輩と後輩、コーチと選手といった階層をフラットにすることになる。
(2)試合前のレクチャーは先輩選手がするようになった。コーチたちは教わる選手たちと同じようにベンチに座って、ファシリテーター(潤滑油)になり、選手間の会話をまとめる役を担う。
(3)指導者の役目は「失敗しないように導く」のではなく、失敗を恐れず踏み出せる子、失敗を糧に出来る子供を育てること。選手の話に耳を傾けられる大人たちがいる空間を、人材育成の現場で作り上げていくことが大切。
(4)「選手の学びの機会が増えたかどうか?」そもそも指導者自身のヒエラルキーが学びを阻害しているかも知れない。そこで使用するテーブルを四角いものから「丸テーブル」に変えた。
(5)「言葉はアクションを生む。アクションがパフォーマンスを生む。パフォーマンスは習慣化する。」だからこそ、言葉一つ一つを大事にしていく。
(6)テーブルを丸に変えると、やはり気分が違った。テーブルのこちら側のコーチが一方的に指示、命令する空気はさらに減り、より選手の話に耳を傾ける場面が増えた。
(7)日本では指導の現場に緊張感や切迫感を求めていないだろうか?コーチが使う言葉に「集中しろ」「気を引き締めろ」という命令が多い気がする。そもそも日本語は尊敬語・謙譲語・丁寧語といった敬語があり、ヒエラルキーが生まれやすい言語である。
(8)「指導者は、選手の学びの機会を創出するファシリテーターに過ぎない」、と捉えるとヒエラルキーは邪魔になるかも知れない。
(9)選手は支配されると練習時間が長くなる。意味ある学びを習得できる。こうした環境づくりこそがスポーツの競技力を左右する。つまるところ、練習を何時間行うかではなく「学習効果を高めるためのスポーツ環境づくり」という発想が必要。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
2月
14日,
2022年
佐伯夕利子著「教えないスキル」を読んで感動したこと(Day1)
最近、嵌まっている、というか正確に表現すると「研究対象」にしている
「メンタルコーチング」
これまでビジネスパーソンを対象にコーチングサービスを提供してきました。従って、アスリート向けのコーチングは新たな領域。
プロコーチ仲間から、有難いことにお声がけを頂いたので、これも何かの「啓示」。
昨年は東京で、そして今年は北京でオリンピックが開催されていることもあり、コーチング業界としてはホッとな分野です。
研究とは言っても、先ずは一人で出来ることということで、メンタルコーチングに関する書籍を読み漁っています。
今日は読了した書籍の中でも感銘を受けたものをご紹介していきます。
それは
佐伯夕利子著「教えないスキル」
タイトルもさることながら、この本の内容は「衝撃」です。
副題が
「7つの人材育成術」
とあるので、今日から7つの育成術を一つずつ取り上げて、私がぐっと来た部分をお伝えしていきます。
【7つの人材育成術】
1.自分の言動に意識をもつ(reflection)
2.「問い」を投げる(question)
3.パフォーマンスを生む言葉を選ぶ(words)
4.伸ばしたい相手を知る(knowing)
5.丸テーブルに変える(equality)
6.「教えないスキル」を磨く(centred)
7.認知力を育てる(cognitive)
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
1月
24日,
2022年
読書会でドラッカーを読み進めながら(Day12)「成果を上げるためには『外の世界』を知覚すべし」
興味深いスタイルの「読書会」で、P・F・ドラッカー著
「プロフェッショナルの条件」
を読み進めています。
その読書会のスタイルは
「一冊の本を参加者が、順番に輪読しながら読み進めるスタイル」
そう、まるで小学校の国語の授業のようにです。
従って、ゆっくり・じっくり聞いて、深く読む感じで、読書が進む。
この読書会に参加するたびに、ドラッカーがいかに「凄い人」なのかが、心に沁みてきました。
不定期ではありますが、読み進めながら重要な部分を綴って参ります。書かれている内容が相当「深い」ので、行間を理解したい方は是非、書籍を全文で読んで頂きたいです。
この本の凄さは、出版されたのが2000年、従ってドラッカーは、それ以前の1990年代にはこの草稿を練っていたはず。まるで30年後、2020年代の現在が見えていたかのような記述が随所に出てきます。
Part2:働くことの意味が変わった
第2章「なぜ成果があがらないのか」
【組織の存在理由】
(1)外の世界への奉仕という組織にとっての唯一の存在理由からして、人が少ないほど、組織が小さいほど、組織の中の活動が少ないほど、組織はより完全に近づく。
(2)組織は存在することが目的ではない。(中略)組織は社会の機関である。外の環境に対する貢献が目的である。
(3)しかるに、組織は成長するほど、特に成功するほど、組織に働く者の関心、努力、能力は、組織の中のことで占領され、外の世界における本来の任務と成果が忘れられていく。
(4)この危険は、コンピュータと情報技術の発達によってさらに増大する。(中略)外の重要なことは、もはや手遅れという時期にならないと、定量的な形では入手できない。
(5)根本的な問題は、組織にとってもっとも重要な意味をもつ外の出来事が、多くの場合、定性的であり、定量化できないところにある。
(6)外の世界における真に重要なことは、趨勢ではない。変化である。
(7)組織に働く者は、必然的に組織の中に生き、仕事をする。従って、意識的に外の世界を知覚すべく努力しなければ、やがて内部の世界の圧力によって、外の世界が見えなくなる。
(8)ものごとをなすべき者は、成果をあげることを学ぶべく、特別の努力を払わないかぎり、成果を上げられないことを知らなければならない。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
12月
18日,
2021年
木村勝男著「放牧経営」を読み進めながら(Day14)「人を育てるためには、挑戦できる環境を創る」
今日も引き続き、木村勝男氏の著書
「放牧経営」
を読み進めて行きながら、キーポイントと思う部分を抜粋して、綴って参ります。
この本のテーマを一言で表現すると
「いかに経営社員を育てるか?」
経営社員?
はい!
- 木村氏が考える「経営社員」とは?
- そのような社員を育てる仕組みとは?
これらを読み解きながら進めて行きます。
第3章「『経営社員』の育つ会社」
章立て
1.なぜ経営社員を育てられないのか?(完了)
2.経営者の通信簿(完了)
3.B/S経営とは?(完了)
4.経営理念 x B/S経営(完了)
5.経営理念の浸透(完了)
6.小さい会社こそ「経営社員」は育つ(本日)
「小さい会社こそ『経営社員』は育つ」
章立て
1.経営社員が育ちやすいのは中小企業
2.人を育てることなど出来ない!
1.経営社員が育ちやすいのは中小企業
(1)「経営社員」は経営者の視点で、会社の全体最適を意識して行動する。このことは大企業でどれだけ出来るものなのか?
(2)大企業では理念・ビジョンの共有は可能だろう。しかし現場レベルの情報を全員が知ることは難しい。
そこで大企業では、ピラミッド型組織の仕組みを導入し、ミドル役マネジャーを置くなど役割分担を明確にしている。
(3)一方、中小企業では組織が小さいためミドルマネジャーは不要、互いに直接情報の共有が可能である。
従って中小企業では、経営者以外は全てフラットな「鍋ぶた型」組織になっていることが多い。
(4)鍋ぶた型組織では、硬直化するトップが情報を把握し、経営に携わるということになりがち。
(5)しかし、社内での情報共有が進み、経営者視点で物事を判断できる「経営社員」が育てば、その組織はやがて外部環境への反応の素早い「ネットワーク型」組織に進化する。
会社の中が、理念や方向性を共有しながら複数の経営者が戦略的に結合した状態になる。
(6)小さな会社の最大の強みは、経営社員が育ちやすい、ということ。
2.人を育てることなど出来ない!
(1)敢えて矛盾している表現だが、人を育てることは出来ない。
(2)では、成長過程にある社員に最も必要なものは何か?それは彼らが新しいことに挑戦するステージだと考えている。
(3)人は育てるのではなく「自らの意思で育っていくもの」。人財育成とは、人が育とうとしている芽を潰さず守ってやること。
(4)具体的にどうすればよいか?第一段階は、基礎スキルを教え込む。第二段階は、与えられた仕事の中で実践的に学ぶ。
(5)ここまでは教育の段階。一般社員はここまで良い。しかし「経営社員」が育つためには、第三段階として、挑戦できる環境を創ることが必要である。
(6)現場の改善提案をしてきた社員がいれば、まずはやらせてみる。新しいビジネスの仕組みを考案した社員がいたら、会社がリスクを負える範囲内で自由にやらせてみる。もし失敗しても、責任を問うのではなく、原因を追究する。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
12月
11日,
2021年
久しぶりに訪れる都会の「大学院キャンパス」@東京駅
今日は久しぶりに、2年間通った大学院、
NUCB(名古屋商科大学大学院ビジネススクール)
の東京キャンパスに行ってきました。私はここで経営学修士(MBA、Master of Business Administration)の学位を取得しました。
場所は東京駅、丸の内中央改札の目の前。丸ビル7階にある都会型ビジネススクール。
今日、大学院へ行ったのはMBA入学説明会で
「修了生の体験談」
で登壇することになったからです。
昨年2020年9月までの2年間の大学院生活で得たこと、そもそもどうしてNUCBなのか?
などなど、大学院入学を検討しているビジネスパーソンの方々に、「NUCB」という大学院・ビジネススクールそのものを知って頂く機会を提供しています。
実はそういう私も、2018年の夏に開催された「入学説明会」へ参加して、入学を決めたのです。
従って、検討されている方々の関心事や心配はよく分かります。他の大学院・ビジネススクールではなくて「なぜNUCBなのか?」
そしてまた重要なのは、大学院で学んだことが実務に、仕事にどう生かされているのか?
安くない学費、そして2年間という莫大な時間を投資することで、得られるものは何か?投資効果の程は?
有形だけではなく、無形だが得られるものも大きかった、ように感じます。
短い時間ではありましたが、私の想いは伝わりましたでしょうか?
満足気な参加者の表情を後に、私は帰途に付きました。
次回はいつここに足を運ぶのだろうか?
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
11月
24日,
2021年
興味深いスタイルの「読書会」に参加しています!(Day1)
つい2,3か月前からある「読書会」に参加を始めました。
読書は大好きなので、様々な種類の本を乱読、平行読みをしていますが
「読書会」
に真面目に参加するのは実は初めて、なんです。
世の中に読書会なるものがあることは、もちろん知っていましたが、
「読書は一人で楽しむもの」
という思い込み?があったような気がします。
実は知り合いから誘われたのがきっかけ。
世の中の読書会が、どのようなスタイルで運営されているのか全く知らないのですが、その友人の読書会は一風変わっているように感じて、参加することにしたのです。
そのスタイルというのが、
「一冊の本を参加者が、順番に輪読しながら読み進めるスタイル」
そう、まるで小学校の国語の授業のようにです。
つまり、一人がパラグラフごとに音読して、他の参加者はそれをオンライン越しに聴いている。自分の順番になると音読する。これをしばらく繰り返して、ファシリテーター役の友人が
「では、この辺で一度止まって、感想などを共有しましょう!」
こんな感じで進みます。
そしてこの読書会は一ヶ月に一度の頻度。参加者は総勢で15人から20人くらい。
従って、ゆっくり・じっくり聞いて、深く読む感じで、読書が進む。
私の最初の印象は、正直に言って
「まだるっこしい」
私はどちらかと言うと、どんどん読み進めて、色々なジャンルの本を、幅広く沢山読みたいタイプ。
でも、何回か参加する内に
「これは深く読める。それも他の方々の意見や感想、疑問が聞けるので内容が更に深く体に沁みる」
そのファシリテーター役の友人の本の選択が絶妙、ということもあるかと思います。
今、読み進めている本が
P・F・ドラッカー著「プロフェッショナルの条件」
この読書会に参加するたびに、ドラッカーがいかに「凄い人」なのかが、心に沁みてきました。
不定期ではありますが今後、この場でキーポイントを少しずつ掻い摘んで、投稿していきます。乞うご期待!
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
11月
23日,
2021年
木村勝男著「放牧経営」を読み進めながら(Day8)「学習する組織であれ!」
昨日に引き続き、木村勝男氏の著書
「放牧経営」
を読み進めて行きながら、私がキーポイントと思う部分を抜粋して、綴って参ります。
この本のテーマを一言で表現すると
「いかに経営社員を育てるか?」
経営社員?
はい!
- 木村氏が考える「経営社員」とは?
- そのような社員を育てる仕組みとは?
これらを読み解きながら進めて行きます。
第2章「経営社員とは何か」
章立て
1.経営者の覚悟(完了)
2.経営社員に必要な五つの基礎力(完了)
3.売れる社員を作る(完了)
4.学習する組織であれ!(本日)
「学習する組織であれ!」
章立て
1.変化へ対応できる組織作り
2.社長も共に学習すべし
1.変化へ対応出来る組織作り
(1)OBM(オープンブックマネジメント)という経営手法を採用している。これは、社内に決算書を公開し、その意味を徹底的に教え込むというもの。
(2)実践も重要だが、同時に理論的裏付けも同時に重要。OBMを通じて「学び癖」をつける。
(3)社内で役に立つ人材を育てるためではない。社員一人一人がより高いステージを目指して生きるために、広く社会人としての力をつけるため、である。
(4)社員と経営者が、互いに切磋琢磨し合うような学び方をする組織。それが「学習する組織」であり、「成果を出す組織」に繋がる。
2.社長も共に学習すべし
(1)学習する組織となるための「仕組み」作りが重要。
(2)その仕組みの一つは「リテラシー教育」。前述した「読み・かき・そろばん・話力・体力」についての基本プログラム。それを経営計画の中にも落とし込む。
(3)もう一つは「個人の成長目標の設定」。これは社長も含めて全社員が実施する。
この目標は「何のために、何を、いつまでに、どれだけ」を明確にする。必ずしも目標は仕事に直結したものでなくとも良い。
(4)効果的な学びのためにはアウトプットの機会が必要。「早朝経営セミナ―」の場で、全社員が与えられたテーマに従って二分間のスピーチをしてもらうなど。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお