2014年4月の皇居一周ランGPSデータ
2014年8月のMercer IslandランGPSデータ
現在の世の中ではGPS (Global Positioning System)が軍事用や船舶用に限らずカーナビゲーションや携帯電話などにも広く使用されており、随分と便利な世の中になったものだ。かく言うくまごろうも昨年末からランニングにGPS機能付のストップウォッチを使用しているため、走路、タイム、ペース、標高差などの情報がたやすく入手出来る。添付の図表は今年4月に皇居の周りを走った時と、8月にマーサーアイランドのコースを走った時の記録である。GPSは衛星を利用しているため、東京でもアメリカでもGPS機器を空に向けるだけで使用出来る。
GPSは3台のGPS衛星からの信号を受取ることにより地球上の1点を特定するが、その原理は衛星とGPS機器との距離を観測することである。即ちGPS衛星は現在位置と現在時間の情報を常に発信しているが、第1の衛星からGPS機器まで電波が到達する所要時間に光の速度をかけることにより衛星と機器との距離を計算すると、機器はその衛星を頂点とし距離を母線とする円錐の底面の円周上に存在することになる。同様に第2のGPS衛星からの距離の測定により第2の円錐の底面の円周が特定され、二つの円錐の底面による円周は2点で交わる。更に第3のGPS衛星からの距離の測定により第3の円錐の底面の円周が特定され、この円周は前述の二つの円周とは1点で交わる。この点がGPS機器の現在位置である。
地上から20,200キロメートルの高度の円軌道を1周約12時間で飛行する24機のGPS衛星は精密機器であり、その現在位置情報や現在時刻はきわめて正確である。衛星に搭載されている時計はセシウムなどの振動周波数に基づく原子時計であり、30,000年に1秒程度しか狂わない正確さである。距離の計算には光速である299,792,458メートルが使用されるので、1マイクロ(0.000001)秒の誤差でも距離は299メートルもずれてしまうので、1ナノ(0.000000001)秒の精度が必要なのだ。
GPS衛星に搭載されている時計は正確だが、その情報を受取るGPS機器の時計は通常、クオーツ時計程度の精度のためあまり正確ではない。そのため4つのGPS衛星から時刻に関する情報を受取り、GPS機器の時計を補正することによって正確な位置の測定が可能になる。その際、相対論効果を考慮に入れて時計を補正しないと地上との間に時差を生じてしまう。特殊相対性理論によれば、人工衛星は高速で動いているので地上から見ると時間がゆっくり進む。すなわち地球から見ると、人工衛星の時計は1日あたり7マイクロ秒づつ遅れる。他方一般相対性理論によれば重力が強いほど時間はゆっくり進む。重力の強い地球からは重力の弱い人工衛星の時計は進んで見えることになる。その進みは1日あたり46マイクロ秒である。両者の差である39マイクロ秒の誤差に光速をかけると距離の誤差は12キロメートルになり、これではGPSとしては使い物にならない。GPSは特殊相対論と一般相対論を使ってこの誤差を補正することにより実用に耐える精度を確保している。
自動車に使用されるカーナビゲーションシステムではトンネルなどに入った際、GPS衛星からの電波が受信出来なくなるため、ジャイロ、加速度センサー、車速情報などにより位置を特定出来る機能付モデルが一般的である。また携帯電話などの場合は衛星からの電波が受信出来ない屋内や地下などでは基地局の位置情報を利用して位置を特定するが、その精度は通常100メートルを超え、あまり正確ではない。
GPSの技術は地殻の変動を観測するシステムにも使用されている。国土交通省は日本全国の1,240ヶ所に約20キロメートル間隔でGPS観測点を設置することにより、地殻がどのように変動したかを観測している。このシステムを利用して東日本大震災の際に日本列島が東南東方向に約5.3メートル、垂直方向に1.2メートル移動したことが観測された。又噴火に備え、富士山にはGPS機器が多く設置されており、山体の膨張などを観測している。
GPSは未来の農業機械にも利用されようとしている。従来のGPS衛星からの電波を利用した農業機械は既に一部使用されているが、日本が打上げた測位衛星『みちびき』の電波を使用することにより、通常のGPS衛星では建物や防風林などにさえぎられて測位信号を受信出来ない時間をなくすことが出来、また誤差が数センチメートルの正確な位置情報が得られるので、無人化した先進農業機械による耕作を行うことが可能になる。
シアトル時間の8月14日午前9時13分に娘が女児を出産した。体重3,675グラム、身長48センチメートル、小柄な娘が大きな子を産んだものだ。しかし顔も頭も小さく、皆が大きいと言うが、くまごろうにはとても小さく見える。手足はしっかりとブランケットに包まれているので見えないが、とても小さいのだろう。昨日病院を訪ねた時は熟睡していたが、今朝訪ねた時は目覚めていた。でも泣きもせず、眠そうな表情でとてもおとなしい。
くまごろうには高校1年生の孫息子と小学6年生の孫娘がいるが、久しぶりの身内の赤ん坊でどのように接するべきか少し戸惑っている。当分ははいはい程度で心配はないが、歩き出すと転ばないか怪我をしないかと心配ではらはらさせられることだろう。暫くはわれわれ夫婦は小さな孫娘にふりまわされることだろう。
ゴルフにはドライバーやフェアウェイウッドのような150ヤード以上の飛距離が必要なロングショット、150ヤードから50ヤード位までの正確さを求められるショット、50ヤードより短く如何にピンのそばに寄せるかが重要なアプローチショット、グリーン周りのバンカーショット、それにパッティングのすべてが揃わないとスコアがまとまらない。
くまごろうのようなボギーゴルファーにとっては、ドライバーの調子の良い日に限ってアプローチショットにミスが多いとか、パットが今ひとつ決まらないなどの理由でスコアが90を超えてしまうことが一般的だが、逆に何もかもがうまく行って、自分でも驚くような80台前半でホールアウトするような幸運な日もごくまれにある。
くまごろうの今年のゴルフの目標は例年と同じUSGAのハンディキャップが15.0以下となることであるが、今年のシーズンは17.1から始まった。春先は雨が多いためフェアウェイが湿っていてミスを犯しやすく、またアプローチショットも何となく勘が鈍っている感じでいまいちの上、グリーンもシーズン真っ盛りに比較して遅くラインが読みづらいのでスコアはまとまりにくい。この間にはあろうことか100叩きの日も何回かあり、そのため4月15日のハンディキャップは17.8、5月15日に至っては18.2と目標からどんどん遠ざかってゆく。
しかし5月に入って天候が安定し、フェアウェイも適当な固さになってくるとドライバーの飛距離が増し、ミドルアイアンショットが狙い通りになる確率が良くなり、グリーンではラインを読んだようにボールが転がる頻度が増してスコアがまとまってくる。ハンディキャップは過去20回のラウンドの結果によるため、6月15日には17.2と少しだけ下がったが、更に7月15日には16.4まで良くなった。この2ヶ月間に80台のラウンドが3回、93以下が4回あったことが貢献している。この調子でシーズンを過ごせば15.0達成も夢ではない。
ゴルフとは統計的なゲームである。くまごろうのホームコースハンディキャップは現在19だが、これは1ラウンドに19回ミスを犯す確率がある、ということである。確かに土曜定例ゴルフの仲間とラウンドすると、ハンディキャップ10のメンバーは例え1番、2番ホールで連続してダブルボギーを叩いても、80から85位でフィニッシュしている。だから彼にはたくさんハンディを貰っても、ナッソーでは取ったり取られたりでうまくバランスしている。
Mitsubishi A6M3-22 Reisen
Grumman F6F-5 Hellcat
飛行機、自動車、鉄道、船などに関心があるくまごろうへの父の日のプレゼントということで、息子が今日、シアトルの北にあるFlying Heritage Collectionに案内してくれた。この航空博物館はSeattle SeahawksのオーナーでもあるPaul Allenが第二次大戦に使われた飛行機の蒐集と保全を始めたのがきっかけであり、現在は19機の戦闘機や爆撃機などが集められている。それらの蒐集品の中の何機かは修復されており飛行可能である。
展示場にはくまごろうより年上の日本人におなじみのアメリカのCurtis P-40 Tomahawk(シャークのような塗装で有名)やGrumman F6F-5 Hellcat、North American B-25、イギリスのSpitfire、ドイツのMesserschmitt BF-109、ソヴィエトのIlyushinなどと共に日本の三菱ゼロ式戦闘機や中島の隼が展示されていた。これらのいくつかは墜落していたものを回収して修復しており、歴史的な軍用機を保全しようという、よほどの覚悟と資金がないと実現出来ることではない。Paul Allenに敬服する。
今日は展示に加え、Grumman Hellcat、Curtis Tomahawkおよびゼロ戦のデモ飛行が行われた。展示場に隣接したPaine Field飛行場から3機が編隊を組んで離陸し、われわれ見物人の上でローリングなどを行って楽しませてくれた。ゼロ戦は大戦初期はその運動性能によりアメリカに対し有利な戦いを続けていたが、ゼロ戦対策として開発された主翼面積とエンジンの大きい高性能なGrumman Hellcatの投入によって劣勢になっていった。約70年前に敵味方で戦っていた両機が仲良く飛行するのを見るにつけ、平和の有難さを満喫する。生まれて始めて聞いたゼロ戦の複列14気筒OHVエンジン音はタキシング中は調子の悪いオート三輪か小さな汽船のような音だが、離陸すると軽快な排気音となり映画などで聞いていたゼロ戦の音であった。それに対しGrumman Hellcatの排気音はより低音だが重そうな音だった。
なおCollectionの説明によれば、今日共にデモフライとしたCurtis P-40 Tomahawkはそのユニークなシャークのデザインで有名だが、アメリカ軍としての戦績はあまりなく、もっぱらイギリス軍に納入されていたとのことである。これらは更にソヴィエト軍が入手しドイツに対抗したそうだ。
ISSから見た地球(NASAより借用)
月や火星とは違い、宇宙から見る地球は青い海が広がり、白い雲がたなびいてとても美しい。地球の表面には海や川や湖などに水が満ちあふれており、地表の約70%を覆っている。また大気中には水蒸気が含まれ、この水蒸気が上昇して雲になる。一方、私たちの体を構成する60兆個の細胞の70%は水である。地球に住むわれわれにとって、水は最も重要な化合物のひとつだが、いったいこれらの水はどこから来たのだろうか。
太陽系が生まれた約46億年前、宇宙に存在していたたくさんの恒星の内部では超高温・高圧のために水素原子が核融合してヘリウム原子核を生成し、より質量の大きな恒星ではヘリウム原子核2個の核融合によりベリリウム原子核が、ベリリウム原子核とヘリウム原子核の核融合により炭素原子核が、炭素原子核とヘリウム原子核の核融合により酸素原子核が生成した。このような質量の大きな恒星内における核融合で生成するのは鉄の原子核までであるが、これらの恒星の超新星爆発によりもっと重い他の元素が生成し、また元素が宇宙空間にばらまかれる過程で炭酸ガス、水蒸気、メタンなどの分子が生成した、と考えられている。このような超新星爆発によって生まれた水素やヘリウムなどを主体とした星間ガス、分子雲、宇宙のちり(星間塵)などが集まって太陽と太陽系の惑星が生まれたが、地球は水星、金星、火星と同様に太陽からの距離の関係で主に岩石や金属が集積して岩石惑星となった。
45億年前に微惑星(隕石)の衝突や合体の結果生まれた地球は、誕生直後は微惑星の衝突のエネルギーで地表が高温になり、表面は融けたマグマオーシャンの状態であったが、微惑星の衝突がおさまってくると地表の温度が低下して固まり、薄い地殻が形成されたと考えられている。誕生当時の地球は太陽の大気と似た高温のヘリウムと水素を主成分とした大気をもっていたが、その大気は誕生したばかりの太陽からの強力な太陽風によってほとんど吹き飛ばされてしまった。地殻が形成された地球の表面では多くの火山が噴火し、太陽風もおさまってきた地球周辺には二酸化炭素やアンモニアなどによる大気が形成されたが、この大気には微惑星を構成する岩石に結晶水や水和物の形で存在していた水が水蒸気として多量に含まれていた。この水蒸気が地表の温度低下に伴って大気中で凝縮し、雨となって数100万年も地球表面に降り注ぐことによって約40億年前に海洋が誕生したと考えられている。初期の海洋は大気に含まれていた亜硫酸や塩酸を含んでいたため酸性であったが、地殻の金属が溶解することによりある程度中和された。27億年前には海洋の浅瀬にシアノバクテリアが発生し、光合成を行っていたことが化石により明らかになっているが、この光合成により酸素分子が発生し、酸素が地球大気の重要な要素となっていった。
地球表面では主に太陽からの輻射熱により海や湖などから水が蒸発するため、地球の大気には多量の水蒸気が含まれている。大気は高度が増すと気温が低下し、水蒸気はある高度で凝縮して雲となり、ある気象条件下で雨、あられ、雪などになって地表に降り注ぐ。このような水の蒸発・凝縮・雲の形成・降水を水循環と呼ぶが、地表の水は宇宙に散逸せずに地球に保存されることになる。
こうしてみると、炭素化合物の燃焼などにより生成する水を除き、地球上にある大部分の水は太陽系誕生の前に起きた恒星内での核融合、それに続く超新星爆発などによって生じた酸素原子と水素原子から生成し、微惑星の成分である岩石の結晶水などの形で地球に飛来し、微惑星の衝突や火山の噴火により水蒸気となって大気の成分のひとつとなり、やがて大気温度が低下したことにより液体の水となったのだ。そしてこの宇宙からの贈り物である水は地球の特殊な環境により、宇宙に散逸することなしにわれわれの役に立っていることになる。この次に水を飲む時は、はるか46億年前に宇宙から来た水の歴史に想いを寄せてみるのも一興だろう。
アメリカでも日本でも世はランニングが大はやりだ。あちこちで5キロ、10キロ、ハーフマラソン、フルマラソンをはじめ100キロレースなど、中には富士山一周レースのようなやや自虐的なレースまである。走ることは健康づくりのためには決して悪いことではないが、健康のためだけなら毎日30分以上呼吸が少し荒くなるスピードで歩く方が良い、という意見もある。確かに走ると膝や腰などに負担がかかり、十分なウォーミングアップや筋力トレーニングが不足すると怪我をすることも少なくない。
くまごろうが走るようになったのは1990年からで、既に25年も走っていることになる。それまで勤務していた会社を退職して事業を立ち上げた時、健康づくりもマネジメントの重要な職務のひとつと考えて、昼食時に事務所の隣にあったWashington Athletic Clubのインドアトラックを走ることとした。またゴルフの飛距離を伸ばしたくて、体幹を強化する下心もあった。はじめは1周100メートルのトラックを20周位走っていたが、少しづつ距離を伸ばし50周を超える位までは走れるようになった。折りしもくまごろうの住んでいるMercer Islandで8 Km & Half Marathonが開催されることを知り、8キロに挑戦することとした。
最初に参加した8キロレースでは起伏が多く体力的には随分きつかったが、インドアコースでは味わえないアウトドアコースの気持ち良さと、他の参加者と一緒に走る楽しさ、それにゴールした後の達成感に魅了され、爾来、このレースを目標に日頃のトレーニングに励むようになった。
確かに走り始めの1キロ程度はコースが登りでなければ気分爽快で楽しい。エキササイズをやっているという充実感もある。しかし3キロを過ぎると息も少し上がり、やや苦しくなってくる。くまごろうが日頃走るコースは悪いことにこのあたりがやや急な上り坂になり、一層苦しくなる。それでも体調が上々の時はもう少しの辛抱と走るが、体調がベストでないと辛く、何度も走るのをやめたくなる。でもくまごろうの性格で、決してやめたりはしない。6キロを過ぎればあと少しという思いで惰性のように設定したコースを走りきる。ゴールに達すると何とも言えない達成感に満たされ、自己満足に陥る。
くまごろうが走るのは、健康のためとか体力強化のためという初めの理由も無いわけではないが、実のところ予定した日に走らないと後ろめたさを感じるので、それを避けるために義務として走っているとも言える。天候や体調や他の用事で予定した日に走ることが出来ないことは時々あるが、1週間以上走らないと筋肉が衰えるのでは、という恐怖感もあって走っている。つまるところくまごろうが走る理由は義務感のためだ、と言えなくもない。もっともくまごろうにとっては走ることにより胃腸の調子が良い、というおまけもある。
わがやをしばしば訪れる鹿はくまごろうにとって、洋子さんが丹精込めて育てていたばらやチューリップなどを食い荒らす歓迎されざる訪問者であることは前に述べた。
わがやのバックヤードにはカナディアンメープルがたくさんあるが、この樹は極めて生命力が強く、伐採した樹の幹から次々と新しい枝を伸ばして若葉をつけ、庭の景観を著しく害する。そのためくまごろうはカナディアンメープルの若い枝を切除するのが春の仕事になっている。また、バッターカップとよばれる黄色い目立つ花をつける多年生の雑草も繁殖力が強く、バックヤードのグラウンドカバーであるツタのカーペットを押しのける厄介者だが、この駆除も年中行事である。
一昨日の夕食時に洋子さんが窓の外に鹿が来ている、というので見ると、雄の若い鹿が一頭でバックヤードを訪れていた。はじめはツタの若葉を食べていたが、そのうちにカナディアンメープルの若葉を食べ始めた。それらを食べ尽くすと今度はバターカップの花を食べ、庭の一部分ではあるがその辺りのすべてのバターカップの花が消えた。鹿を迷惑に思っていたわれわれではあるが、この鹿は例外だ。スカベンジャーとして時々来て欲しい。そういえば以前、シアトルの公園か何かで雑草の駆除に羊を使っているのをニュースで見たことがあるが、この鹿もそれに匹敵するすぐれものだ。またの訪問を期待する。
このところゴルフの調子が悪く、なかなかハーフで45を切ることが出来ない。ティーショットを左に引っぱったりセカンドショットがぶれたりする上、パットが何となく狂っているため、折角寄せでパーチャンスを作ってもパーが取れず、逆にダブルボギーが多い。おかげでスコアは90台の後半で低迷しており、時々3桁になることもある。
先週は水曜日にローカルクラブの対抗戦であるSenior ExchangeでBear Creekをわがホームコースに招いたが50/46と冴えない結果に終わり、また土曜定例ゴルフではあろうことか52/53を叩き、ナッソーで皆にむしられる羽目となった。19番ホールではやけ酒をあおり、家に戻ってからもワインを飲んで憂さを晴らした。一瞬、もうゴルフはやめる潮時かな?とさえ思った。
今朝はSenior Exchange第2戦、晴天のもとBear Creekを訪れ午前8時30分ショットガンスタートで先週と同じメンバーでラウンドした。このコースはアップダウンが多く、ウォーターハザードもたくさんあり、おまけにグリーンが難しいコースとして知られているが、くまごろうはなぜかSenior Exchangeでは相性が良く、2012年は42/45、2013年は46/47で何らかの賞を貰っている。今日は最初のホールではグリーンを読み違えてダブルボギーを叩いたが、その後はパーのがしのボギーが続き、苦手の8番池越えホールでは2打でグリーンに乗せ、パーが取れた。結局前半のスコアは45となったが、先週とは大違いでショット、パット共に悪くない。
後半もショットは冴え、15番までは1オーバーパー、16番では3パットのダブルボギーとしたが18番ではよもやのバーディを奪い、上ってみれば39、トータルは84と今年最高のスコアとなった。この好成績のおかげでBest Netの賞金$8とグループとしての2 Best Balls1位の賞金$17を得た。
今週末もこの調子が続くことを念願している。
ホバリングしながら砂糖水を飲むハミングバード
さかさまのハミングバード
わがやにはハミングバードがフィーダーに入っている濃い目の砂糖水を飲むために頻繁に訪れる。近頃のように花がたくさん咲いている時期になってもわがやのフィーダーは人気スポットだ。われわれはこのフィーダーを世話している洋子さんにあやかり、Yoko’s Caféと称している。以前使っていたフィーダーは止まり木がないため、ハミングバードはホバリングしながら長いくちばしをフィーダーの穴に差し込んで砂糖水を飲んでいた。
今使っているフィーダーには飲み口の周りにある花びら模様に止まり木があり、怠惰なハミングバードはこの止まり木に止まって羽根を休めてのんびりと砂糖水を飲む。
先日、何気なくフィーダーを見るとハミングバードが上下さかさまになって止まり木に止まっているのに気付いた。この鳥はさかさまの状態で数分間ぶらさがっていた。よく見ると、くちばしをわずかに開いて長い舌を動かしている。具合が悪いのか、と思ってこの鳥に近付くと身の危険を察知したのか逃げていった。
数日後、一羽のハミングバードが止まり木に止まってじっとしていたが、仲間の鳥が飛んできてこのハミングバードに接触すると、まるで鉄棒で遊んでいるかのようにぐるりと180度回転し、さかさまになった。人間でも逆立ち健康法をやっている人もいるが、このハミングバードも胃下垂か何かで逆立ち健康法をやっていたのだろうか。この日以来、逆立ちハミングバードを見ることはない。
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