昨日、夕方、犬の散歩のとき、東の空に面白い雲が現れた。なんかイエスのジャケットに出てきそうな雲であった。実は、このときの西の空には、グレイの雲が広がっており、案の定、散歩から戻ったら、どっと降った。
今回の演目は「スタソーマ物語 ~矢は蓮の花となる~」であった。人食い王プルサダが、仏の化身スタソーマ王に戦いを挑むが、放った矢はすべて蓮の花になる。スタソーマ王は、プルサダに不殺生を説き、プルサダはスタソーマ王に降伏し、弟子になるというお話である。戦の無意味さを説く、終戦記念日前日にふさわしい演目であった。子供たちも、ステージに上がって食い入るように見ていた。
ところで、やっと、月曜日までに提出しなければならない仕事が昨晩終わった。先週一週間は、お盆休みだというのに、ずっと部屋に籠り、書類とコンピュータに向かっていた。腰痛がひどくなり、とても辛い。バリ島でリハビリをしなければ。その前に、ずっと座っているので飛行機がつらいかも..
今朝は、ちょっと、日が陰っており、涼しいですね。これから、暑くなるのかな。
カイ、3連発です!
窓からの風景です。
足元にはサボテンです。
ベランダの風船蔓です。だいぶ、茶色になってきました。今年は、たくさん種を植えましたので、結構、緑のカーテンとしての効果があります。下には、サボテンがにょきっと..
松濤美術館へ「スサノヲの到来 いのち、いかり、いのり」展を見てきた。今月のはじめ、阿佐ヶ谷バリ舞踊祭で、トゥランブーランのメンバーとして、「天の岩戸」のスンドラタリ(創作劇)を演奏してきたので、なんとなく、タイムリーと思いながら見ていた。
序章から7章、全8章に分かれて、さまざまなアプローチからスサノヲが展示されている。私は、序章の「日本神話と縄文の神々」が、よかったな。やはり、縄文土器はいいな。
図録もあるが、松濤美術館の学芸員が編集した小学学生向けのガイドブックが用意されており、これがなかなかよくまとまっている。どうやら、教育委員会から表彰されたようである。この展覧会、昨年の10月から美術館5館を巡回をしており、松濤美術館が最後のようである。神話に興味のある方には、お勧めである。
先日、三井記念美術館で行われている錦絵誕生250年「春信一番!写楽二番!」を見てきました。アメリカのフィラデルフィア美術館には、浮世絵が4000点以上所蔵されているそうです。で、そのうちの選りすぐり150点が、今回展示されているようです。
会場が狭くすべて展示できないのか、7月20日までとそれ以降の2回に分けて展示していました。もう少し、早くわかっていれば、2回見に行ったのですが、ちょっと残念でした。
鳥居清信などの「浮世絵版画の始まり」から、鈴木春信の「錦絵の誕生」、鳥居清長、歌麿、写楽の「錦絵の展開」、そして、北斎、広重の「錦絵の成熟」というように、浮世絵の変遷を見ることができます。個人的には、やはり、北斎、広重の景色物がいいな。
汐留ミュージアムへ「アール・ヌーヴォーのガラス」展を見に行った。これらは、ヨーロッパ随一のガラスコレクションで知られているドイツのデュッセルドルフ美術館に寄贈されたゲルタ・ケプフ夫人のコレクションだそうだ。
アール・ヌーヴォー以前のジャポニズムを色濃く反映したウジェーヌ・ルソーなどパリのガラス工芸家の作品群、そしてエミール・ガレやドーム兄弟などアルザス=ロレーヌ地方の作品群が美しく展示されている。ガレの作品は1904年までの作品がほとんどである。
コレクション全体を見て、思っていたほど、華やかさはない。ガラスの素材や技法など学術的な価値に重きを置いて集めていたということが理解できるコレクションであった。
シャ・ノアール「黒猫」のトートバッグである。以前、「黒猫」の眼鏡ケースをうちの奥さんが買ったことはアップした。http://jp.bloguru.com/kai/222238/2014-10-25
シャ・ノアール(Chat Noir)は、19世紀末、パリにあった有名なキャバレーで、ここで行われていた影絵劇の上演が人気を博していた。エリック・サティは、この影絵劇一座が抱えていた楽団を指揮者としてまとめ、ハーモニウムで伴奏を着けていたのである。
スタンランが制作したポスターに描かれているこの「黒猫」のギザギザの輪郭は、影絵劇で使われる亜鉛板の切り抜きを表現しているらしい。
ということで、昨日アップした「エリック・サティとその時代展」にもこの「黒猫」のポスターが展示されている。そして、ミュージアムショップで、このTo-Toバッグが展覧会オリジナルグッズとして販売されている。で、うちの奥さんが、前からTo-Toバックがほしいと言っていたので、今回、買ってきた次第である。実は、Tシャツもあったのだが..
Bunkamura ザ・ミュージアムへ「エリック・サティとその時代展」を見に行った。サティに関しては、若い頃、何冊か本を読んでおり、CDも数枚購入しているが、展覧会を見終わって、知らないことが多かった。というか、昔は、19世紀末から20世紀初頭のパリ(すなわち、アール・ヌーヴォーの時代)について、よく理解していなかったということかな。
毎年、学生に教えている「家具の音楽」に関することは全く展示されていなかったけど、サティ直筆のジムノペディ2番の譜面が展示されていた。フランス国立図書館所蔵のもので、一般では今回が初公開だそうだ。最後に17分間、サティの譜面とシャルル・マルタンの挿絵と共に流される高橋アキさんのピアノ演奏とエリック・ヴィエルさんの朗読「スポーツと気晴らし」もなかなか良かった。
展覧会を見ながら、私にサウンドスケープを教えてくれた日本の環境音楽の第一人者、故吉村弘氏が思い浮かんだ。なんとなく、生き様が似ている。きっと、吉村さんはサティが本当に好きだったのだろう。
- ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
- まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ