ちょっと前、中秋の名月だったのに、もう結構欠けていますね。
昨日、朝の散歩で出会った、とてもシュールな風景。まるで、寺山修司の映画に出てきそう。たぶん一昨日、子供たちが粗大ごみ置き場から拾ってきて、公園に置いていったのだろう。たまに、こういう風景に出合うから散歩は面白い。
はやいですね。もう10月。ということで、「ねこのカレンダー」です。長崎くんちですかね。
御茶ノ水に昨年10月にできた日本大学病院である。実は、今日午前中、日帰りの人間ドックをここで受けてきた。毎年9月に人間ドックを受けているので、今年初めて、新しい病院の中に入った。一階にお洒落なカフェがあり、4階にレストランがある。11時半頃、終わったので、食べていこうかなと思ったが、坐骨神経痛がひどく、結局、さっさと帰宅した。そしたら、両親が毎週行っているローリングのマッサージに間に合い、さっそく、やってもらった。おかげで、少し楽になり、なんとか、5時限目にあった芸術学部の授業を行うことができた。
手前に写っているのは、磯崎新さんが設計した旧主婦の友のビルで、現在、日本大学が所有している。下には、日本大学カザルスホールがあり、閉鎖中で使われていない。どうなるのかな..
だいぶ前に購入した鷺三耳文花瓶である。高さは約30㎝。ストンウエアに辰砂緑釉が掛けられている。なんといっても、鷺の三つ耳である。B&Gの鷺シリーズに繋がるものがあり、とても、不思議で魅力的な花瓶である。おそらく、20世紀の初頭に、日本のどこかでつくられたのだろう。
うちの奥さんが本日撮影しました。東の空に上がった十六夜のスーパームーンです。きれいですね。影が、なんとなく、アンコールワットの遺跡に見えて、雰囲気が出ています。
今朝の日曜美術館アートシーンの頭で、紹介されていましたね。最後、巡回展の紹介のバックとして映っていたのが、「釉下彩陽刻翡翠鯉文大花瓶」です。見ていない人は、今晩再放送されますので、見てください。この翡翠の部分が、「多色の釉下彩」と紹介されていますが、まあ、イングレイズの可能性は否定できません。香蘭社や深川製磁は、20世紀の初め、イングレイズの作品を結構作っていますからね。なお、この「多色の釉下彩」という言葉は、私が作って流行らした言葉です。やっと、少しずつですが、いろいろなところで使われ始め、浸透してきています。硬質磁器において、この「多色の釉下彩」で絵付けすることが、いかに難しいことかを理解しなければなりません。マイセンやセーヴル、そして、日本の有田、眞葛、西浦なども、19世紀から20世紀初めにかけて、苦労したところです。結局、マイセンは「多色の釉下彩」をあきらめてイングレイズにほとんど移行し、セーヴルは1280℃で焼成する新硬質磁器を開発して、パート・シュル・パートやエナメルなどと1,2色の釉下彩を組み合わせて、アールヌーヴォー磁器をつくりました。
写真は展覧会の図録と論考集です。九州陶磁文化館館長の鈴田由紀夫先生が監修しています。鈴田先生は、昔から日本陶磁器の釉下彩について解説しており、前のロイヤル コペンハーゲンの展覧会のときは、いろいろ参考にさせていただきました。もちろん、今回、鈴田先生も執筆しておりますし、元出光美術館の学芸員で、板谷波山の研究における第一人者である、現在、学習院大学教授の荒川正明さんも執筆しております。
12月から岐阜で始まる「アールヌーヴォー装飾磁器」展の図録原稿をそろそろ執筆しなければならないので、参考資料として両方とも購入しました。今回は「多色の釉下彩」をメインに出してまとめたいと考えています。さあ、そろそろ書き始めないと..
昨日、横浜そごう美術館へ「明治有田超絶の美」展を見に行きました。来年は、有田焼創業400年だそうで、その記念展覧会でもあるようです。まあ、全体的には、上絵が多かったですが、前から一度見たいと思っていた香蘭社の「釉下彩陽刻翡翠鯉文大花瓶」を見ることができました。また、香蘭社は、1875年から1880年の間に、黒と青の釉下彩で鴨を描いた「色絵釉下彩鴨牡丹文大花瓶」を造っていたことがわかりました。まあ、黒と青の2色ですからね。1300℃で焼成する有田焼ならできたのかな。もうひとつ、鍋島家からの注文で香蘭社が作ったサービスセットは1350℃で焼成していたことがわかりました。ということで、硬質磁器というのは本来1400℃前後以上で焼成したものであることをあらためて確認することができました。やはり、コペンハーゲンはすごい。いろいろ勉強になるな...
うちの奥さんが買ってきました。恵那「川上屋」の「栗きんとん」です。「寿や」のものは無かったようです。さっそく、晩御飯の後、お茶と一緒に頂きました。美味しかった!
そして、ついでに、隣の日本橋三越で行われている日本伝統工芸展も見てきました。久しぶりに見にいきましたが、やはり見事な作品ばかりですね。しかし、今回、陶磁器には、これといった釉下彩の作品は見られませんでした....頑張れ、ニッポン!
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