ここ最近クリスタル探しに凝り出した息子は2日前、友人と夢中になって山中に探してるうちに帰り道がわからなくなった。
日も傾きあたりが薄暗く寒くなってきたが、もと来た道に引き返そうとしてもその地点を見つけることができない。やむなく1時間をかけて再び道なき道を進んで山を登る。
雨で全身が濡れてしまったが、バックバックには着替えもなく、食料と言えるものはスナックバー1つしかない。
一夜を山中で過ごすことを覚悟したという。
そんなときたまたますれ違ったハイカーのアドバイスで小道を見いだすことができた。小道さえ見つければ彼らの車までたどり着くことができる。
安堵したのはいいが、次に息子の携帯電話がないのに気づく。
現時点を確認するため何度かバックパックから取り出しているうちに落としたらしい。
翌日、家人と彼は再び山中に分け行って携帯電話を探しに行く。
この時は彼らが遭難した場所までショートカットで進んだため見つからなかった。
再度翌日に彼らが彷徨したその足取りを忠実に辿って探しだした。
車から降りて歩き始めてから1時間以上、「発見した!」との喜ばしいメッセージが入ってきた。
息子が草むらの中に落ちている携帯を見つけた。
辺り一面は山道のないところで、確かに方向感覚を失うであろう場所。
いったい毎年日本でもたけのこやマツタケ狩に出かけた人々が迷い、帰れなくなった事故が発生している。
若い頃私自身も日本の山中で方向感覚を失い、また夜の帳が降りて帰り道がわからなくなって遭難しかけた事が何度かあった。
こうして振り返るとそれらは生きた教訓を与えてくれる貴重な失敗であった。
遭難したときの恐怖と寂しさ、不安と寒さの中に我が身を置いたときに初めて事前準備の必要性や大切さが痛感出来た。
どれだけ私が
「迷わないように目印となるものを記録せよ、帰り道を確保せよ、予備の食料や水、それに長袖ジャケットを持っていけ」と言ったとしても経験の浅い若者にその必要性はわからないだろう。
自ら限界に追い込まれることでしか体得できないレッスンがある。
若い時にドンドンと何事にも挑戦すれば貴重な経験値を積むことができる。
そしてドシドシと失敗してほしい。
生きた教訓を体得するために。
大人になってからの失敗は取り返しがつかない致命傷に至る場合があるので。
"また、ドラクマ銀貨を十枚持っている女の人が、その一枚をなくしたら、
明かりをつけ、家を掃いて、見つけるまで注意深く捜さないでしょうか。
見つけたら、女友だちや近所の女たちを呼び集めて、
『一緒に喜んでください。なくしたドラクマ銀貨を見つけましたから』
と言うでしょう。
あなたがたに言います。
それと同じように、一人の罪人が悔い改めるなら、
神の御使いたちの前には喜びがあるのです。」"
ルカの福音書 15章8~10節
My son, who has been obsessed with looking for crystals lately, lost his way back home two days ago while he and his friend were looking for them in the mountains.
It was getting cold and dark, but they couldn't find his way back to where they came from.It took them an hour to climb up the mountain again, but they couldn't find their way back.
The rain has soaked them all, but they have no clothes in the backpack and only one snack bar for food.
They were prepared to spend the night in the mountains.
Then, on the advice of a hiker who happened to pass them, they found a trail.As long as they could find the trail, they would be able to reach their car.
They were relieved, but then my son noticed that his cell phone was missing.
He had dropped it while he was taking it out of his backpack several times to check on the current situation.
The next day, he and one family go to the mountains again to look for his lost cell phone.
This time they did not find it because they took a shortcut to the place where they were distressed.
Again the next day they retraced their wandering steps to find it.
Over more than an hour after they got out of the car and started walking,
"I found it!” I received a delightful message.
My son found his phone in the grass.
The whole area around them was devoid of mountain trails, a place where they would surely lose their sense of direction.
Why is it that every year in Japan, people who go out to hunt for bamboo or matsutake mushrooms get lost and are unable to return home?
When I was young, I lost my sense of direction in the mountains of Japan and lost my way after dark.
When I look back, those were valuable mistakes that give me a living lesson.
When I put myself in the fear and loneliness, anxiety and cold in the midst of the disaster, I was able to realize for the first time the necessity and importance of preparation.
Inexperienced young people won't understand the need for this even if I told them to record their landmarks so they don't get lost, to find their way home surely , and to take extra food, water and a long-sleeved jacket.
There are lessons that can only be learned by pushing themselves to their limits.
If you challenge yourself at a young age, you will gain valuable experience.
And I want you to do your best to fail.You will learn a living lesson from your mistakes.
If you make mistakes after you become an adult, you may be irreversible and fatal.
The Parable of the Lost from what Jesus taught.
“Or suppose a woman has ten silver coins and loses one. Doesn’t she light a lamp, sweep the house and search
carefully until she finds it? And when she finds it, she calls her friends and neighbors together and says, ‘Rejoice with me; I have found my lost coin.’ In the same way, I tell you, there is rejoicing in the presence of the angels of God over one sinner who repents.”
Luke 15:8-10
昨日が国家的な娘の記念日だったそうです。
こんな日があるなんて初めて聞きました。
米国だけのことなのか世界中でのことなのかは分かりません。
こんなに尊い娘が私に与えられていることに感謝。
たった今、アリゾナのグランドキャニオンからのロードトリップの帰り道にあります。彼らの無事をの帰宅を祈りつつ。
Yesterday was a national daughter's day.
I've never heard of such a day before.
I don't know if it's only in the United States or all over the world.
I am grateful that I have been given such a precious daughter.
She is on her way back from a road trip from the Grand Canyon in Arizona right now.Praying for their safe return.
2週間ぶりにようやく、シアトルの夕日を見ることができました。
オリンピック山脈もくっきりと見えます。
気がついてみれば「中秋の名月」を超えたばかりの頃となっています。
夏至の頃はオリンピック山脈中央からさらに北側にあった日没地点は、ずっと南に移り山脈を外れたところとなっていました。
その名月は、細い三日月となって南の空に上っています。
山火事からの厚い煙に閉ざされたときには、夕日を再び見ることができるんだろうか、と不安になるほど堅く空は閉ざされていたのです。
目の前にある現実が重ければそれだけ、私たちの視野は狭くなるようです。
数日前、定例オーナー会にズーム参加した際、スクールバス・ドライバーの状況が懸念されていました。各学区には数十名のバスドライバーが公務員として正規に働いています。
この3月から学校はどこも休校ですから、仕事自体はありません。公務員として給料は支払われています。
ところが近い将来に予算が尽きると言うことで、大量解雇の可能性が噂されているのだそうです。ドライバーたちは、学校の修繕でも何でもするから、と申し出ているそうです。
もし解雇なると、やがて学校が再開されても必要なドライバーが確保できる保証はどこにもありません。そんなことで教育委員会としてもどうしたものかと、判断に迷っているようです。
オーナー会と同じ日、シアトル地区の定例牧師会も開かれました。
その牧師会に連なっている中にも2人の牧師・宣教師が正規のスクールバス・ドライバーとして勤めておられます。
学校も各事業も閉鎖が続けば、そのまま生活に響きます。
先行きの見えない苦しい中に置かれているのです。
しかし忘れてならない事は、やがてその霧も晴れる時が来ると言う事。
必ずやってきます。
必ずコロナの霧が晴れて、輝かしい夕日に照らされる時が来ます。
"あなたがたが経験した試練はみな、人の知らないものではありません。
神は真実な方です。
あなたがたを耐えられない試練にあわせることはなさいません。
むしろ、耐えられるように、
試練とともに脱出の道も備えていてくださいます。"
コリント人への手紙 第一 10章13節
After two weeks, I finally got to see the sunset over Seattle.
The Olympic Mountains are clearly visible.
I noticed that we have just passed the "Mid-Autumn Moon".
At the time of the summer solstice, the sunset point, which was further north from the center of the Olympic Mountains, had moved farther south, off the mountain range.
The famous moon was a thin crescent in the southern sky.
The sky was so tightly closed that I wondered if I would ever be able to see the sunset again when the thick smoke from the wildfires closed in.
It seems that the heavier the reality is in front of us, the more limited our vision becomes.
A few days ago, when I zoomed into a regular owners' meeting, the situation for school bus drivers was a concern.Each school district has dozens of bus drivers working full-time as government employees.
All of the schools have been closed since this March, so there is no work itself. Still They are paid as public employees.
However, they are rumored to be running out of budget in the near future and there are rumors of mass layoffs.The drivers have offered to do whatever it takes even to repair the school, they said.
If they are laid off, there is no guarantee that the school will be able to get the drivers it needs when it eventually reopens.The school board is not sure what to do about it.
On the same day as the owner's meeting, the Seattle District's regular pastors' meeting was also held.
There are two from pastor and missionary in the group who are also serving as regular school bus drivers.
If the schools and businesses continue to close, it will affect our lives.
We are in the midst of a difficult situation where the future is uncertain.
However, what we must not forget is that there will come a time when the fog will be lifted.
It will come.
The time will surely come when the fog of the corona will be lifted and we will be bathed in the glorious sunset.
“No temptation has overtaken you except what is common to mankind.
And God is faithful; he will not let you be tempted beyond what you can bear. But when you are tempted, he will also provide a way out so that you can endure it.”
1 Cor. 10:13
降雨があって一夜明けた朝。
数キロ先の視界が見渡せるようになりました。
数10キロ先のオリンピック山脈までは見えませんが。
どんよりとした曇り空のときには、いつもなら心までもどんよりするのですが、今朝だけがウキウキしちゃいました。
The morning after a night of rainfall.
I can now see a few miles away.
I can't even see the Olympic mountains a few ten miles away.
Normally when it's cloudy and gloomy, my mind is always a bit cloudy, but this morning was the only time I felt cheerful.
シアトルに戻って以来、煙に町中がすっぽりと包まれていて、楽しみとしている夕日を見ることも叶いません。
そんな徒然を感じていた今宵、太陽よりも明るくそして美しいお嬢さんがおいでくださって、私どもの心を照らしてくれました。
サクッと焼きうどんを手作りして私たちに振る舞ってくれて後は、これも手作りによるブルーベリーパイをデザートにいただきました。
このブルーベリーは野生のものから採集したものです。
徹底したヴィーガンの彼らの作る食品はどれも健康的に優れて、安心していただくことができます。
今週いっぱいはまだまだ煙に覆われた日々が続くことでしょう。
この高台でサンセットヨガができるのはいつの日になることやら。
Since I returned to Seattle, the smoke has completely enveloped the whole city and we can't see the sunset I was looking forward to.
This evening, a young lady, brighter than the sun and beautiful, came to light up our hearts.
She prepared and served us some fried udon noodles and then we were treated to a blueberry pie for dessert.
These blueberries were collected from the wild.
They are thoroughly vegan and all of the food they make is excellent and healthy and safe to eat.
There will still be a lot of smoke in the air throughout the week.
I wonder when we'll be able to do sunset yoga on there.
店舗内にあってはマスク着用が義務付けられ、外に出ると霧灰で息苦しくマスクをつけざるを得ない状態です。
人々はますます外出を控え、いつもなら駐車場となるベイエリアのハイウェイもラッシュアワーと言うのにスムーズな流れ。
数日前は州間ハイウェイの高速5号線がオレゴンで山火事のために一時閉鎖されたとのニュースを聞く。
さらに家人からこの閉鎖が週末いっぱいまで続けられるとのTwitter記事が送られてきた。
おいおい、ついにワシントン州に帰れなくなってしまったジャーン
日曜礼拝の配信はオンラインでしているのでホテルからできなくは無い。
それでも数日間を有効に使えなくなるような気がして心が騒ぐ。
しかし現在も山火事の現場で消火活動に当たっている消防隊の皆様は、不眠不休で作業に当たっておられる。
家族のもとに帰れない彼らと比べたら、私の境遇なんてなんとも軽微なものか。
、、、そんな細々のことが心に去来している中で約10分後、再び家人からメッセージ。
「ちょっと待ってこのTwitterメッセージは過去の記事のものでした」
よく見ると確かにそれは2018年9月の記事だった。
2年前にも同様の山火事が同時期にあって、その時は5号線が完全に週末の数日間、閉鎖されたんですね。
明日の朝食後サンフランシスコ発ち、シアトルに向かいます。
今回は飛行機ではなく単独での自動車運転です。
片道の所要時間は休憩2時間を入れて、約14時間です。
こちらに来る14時間の中で「ヒヤリ」が1回だけありました。
十分な休憩を挟みながら無理なく運転が続けられるようにお祈りいただけるとうれしいです。
さらに5号線が閉鎖されない事はもちろんですが、現在強制避難に直面しているオレゴン州の50万人の方々の生命と家屋が守られるようにお祈りください。
米国西海岸の山火事が収まりません。
今のところ火が燃えているのは森林地帯ですが、その煙が都市部にまで押し寄せています。
本日ベイエリアに移動しましたがここの空も不気味な黄色に閉ざされています。
そしてオレゴン州のある一帯では本日、50万人の住民に対して避難命令が下されました。これは強制的な退去命令ですべての住民が家屋や家畜を残して避難しなくてはならないのです。
一方、5日間のキャンプを終えた娘からはその写真が送られてきました。
ワシントンの山奥では今もこのような青空が見えるようです。
早いところこの場所を切り上げて、空気の綺麗な山奥に避難したいものです。
いつもなら青い空に乾ききった風、地上の楽園を思わせるようなSacramentoですが、今回ばかりは異なります。
灰色と黄色の混ざったようなどんよりとした雲に世界は覆われ、常に吹き荒れる風には黄色い砂塵を巻き上げています。
カルフォルニアのあちこちで発生している山火事の煙が運悪く風に乗せられて此処にまで届いているのだそうです。
楽園から世の末を思わせるような豹変ぶり。
いつもシアトルの夕日を見て心洗われている者には、なんとも厳しい現実。しかしこれも現実世界の一端に過ぎません。
目の前の世界が楽園でも荒廃していても、私たち自身の命をそこに預けているのでは無いのです。
やがて受け継ぐ世界、そして確かな存在がわたし自身のうちにある限り、永遠の家へ向けられた足取りに狂いはありません。
今日はタイミングが合いませんでしたか、明日にはMikuniレストランに伺います。
この数ヶ月間暴徒によって何度もガラスが割られ、お店の中を破壊され、机や椅子まで盗まれた試練の中をくぐり抜けて来られたレストランです。
「Mikuni (御国)= Kingdom of God(神の王国)」
聖書予言によると世界はいよいよ混乱と自然災害により破滅の方向へ向かいます。その後、新しい世界の出現が、その統治の性格によってこのように名付けられているのです。
その御国の楽しさと安らぎ、おいしさを前味わいさせてくれるのがこのレストランです。
"時が満ちて計画が実行に移され、
天にあるものも地にあるものも、
一切のものが、キリストにあって、
一つに集められることです。
またキリストにあって、
私たちは御国を受け継ぐ者となりました。
すべてをみこころによる計画のままに
行う方の目的にしたがい、
あらかじめそのように定められていたのです。"
エペソ人への手紙 1章10~11節
Normally the Sacramento seems like a paradise on earth, with blue skies and dry winds, but this time it's different.
The world is shrouded in a cloudy mix of gray and yellow, and the constant winds blowing in a yellow dust.
The smoke from California's many wildfires is unluckily being carried by the wind to this place.
A change from paradise to the end of the world.
It's a harsh reality for me who have always been purified by watching the Seattle sunsets.But this is just one part of the real world.
Even if the world in front of us is a paradise or a desolation, we don't owe our own lives to it.
As long as I have the world to inherit and a certainty of existence within me, my steps will be consistent heading to my eternal home.
I'll be at Mikuni Restaurant tomorrow, for the timing isn't right today.
This is the restaurant that has gone through an ordeal of broken glass, vandalism, theft of desks and chairs, such many tribulations over the last few months by rioters.
Mikuni (Kingdom of God)
According to biblical prophecy, this world is finally headed for ruin through chaos and natural disasters.Then the emergence of a new world will come, which is named thus by the nature of its reign.
It is this restaurant that gives us a pre-taste of the fun, comfort and deliciousness fruit of that kingdom.
“to be put into effect when the times reach their fulfillment —to bring unity to all things in heaven and on earth under Christ.
In him we were also chosen, having been predestined according to the plan of him who works out everything in conformity with the purpose of his will,”
Ephesians 1:10-11
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