国立競技場(画像:NHKニュース)
2020年東京五輪・パラリンピックの主会場となる「国立競技場」で本日15日(大安)、竣工式が行われました。<安倍晋三>首相や東京都の<小池百合子>知事、設計を手掛けた建築家の<隈研吾>氏らが出席。壇上で首相らが大型ボタンを押すと、スタジアムの大型スクリーンに完成を祝うアスリートらの映像が流れました。
新しい「国立競技場」は、旧競技場が撤去された跡地に約1569億円を投じて建設されました。地上5階、地下2階で、建築面積は旧競技場のおよそ2倍。16年12月の着工から3年で完成しています。東京五輪では開閉会式、陸上などの舞台となります。
「国立競技場」は緑や茶など5色をモザイク状に混ぜたおよそ6万席の観客席の上に、木を使った長さおよそ60メートルの屋根がせり出しているのが特徴で、緑との調和を意識した「杜(もり)のスタジアム」と呼ばれています。
12月21日(土)には、一般向けイベントが行われ、2020年元日(水)には、「サッカー天皇杯」の決勝が開催されます。
JR西日本は11日、大阪駅西側に新しい駅ビル(高さ約120メートル)を建設し、2024年秋にも開業すると発表しています。隣接する高架下も再開発し、改札口やバスターミナルなどを整備します。大阪中央郵便局跡に日本郵便などと共同開発する複合ビルを合わせた総投資額は約1000億円を見込んでいます。北側の梅田貨物駅跡を活用した大型再開発「うめきた2期」と一体的にエリアの魅力を高めます。
新駅ビルは地上23階・地下1階建てで、延べ床面積は5万9000平方メートル。1階は駅コンコース、2階は通路や広場として整備し、歩行者が回遊しやすくします。
中層部分は商業ゾーン、高層部分はオフィスゾーンになります。南側に隣接する高架下には既存の駅ホームを延長・拡幅し、新改札口を設ける。2023年3月をめどに暫定利用できるようにします。ほかに2027年春にかけて、商業ゾーンやバスターミナルも順次オープンする計画がなされています。
JR東日本長野支社は、12月10日に下諏訪駅(中央本線)をリニューアルすると発表しています。
駅舎の外観は、旧中山道の宿場町であった下諏訪の街並みを表現されています、黒の木目調をベースにデザイン。御柱祭をイメージした造作の柱や、温泉街の足湯をイメージした縁側通路や垂れ壁を設置しています。
コンコースは、下諏訪の老舗商家である「伏見屋邸」をイメージし、外部と内部を結ぶ土間調の空間とされるようです。待合室では、囲炉裏をイメージしたベンチを整備されるとか。
今回のリニューアルは、現駅舎(1963年建設の駅舎)の改築(1998年2月)から20年が経過し、老朽化が進んできたことによるものです。利用者の快適性向上を目指し、駅舎内外を更新します。リニューアルの完成は、2020年3月末ごろを予定されています。
建て替え中の参院清水谷議員宿舎(東京都千代田区紀尾井町)の家賃が月額で10万~15万円台に設定されることが報道されています。周囲は高級ホテルなどが立ち並ぶ一等地。50万円前後とされる同水準の民間賃貸マンションの相場と大きく離れており、「議員特権」として議論を呼びそうです。
新宿舎は8階建てで56戸。地下鉄丸ノ内線の国会議事堂前駅の隣駅である赤坂見附駅から近く、「ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町」や「ホテルニューオータニ」の目の前にある場所です。建設費は約50億円で、来年2月の完成後、入居が始まります。都内や近郊に住居を持たない議員が入居できる。
新宿舎の間取りは、3LDK(81平方メートル)と1LDK(56平方メートル)の2種類。月額の家賃は3LDK15万8006円、1LDK10万9239円とする。当初はそれぞれ約13万円、約5万円に設定する予定でしたが、それぞれ格安批判を懸念し「値上げ」したとか。
議員宿舎地域で80平方メートルのマンションを借りる場合、月額40万~60万円が相場。「住環境が良いため、新たな物件が出ると申し込みが殺到する」といいます。
名古屋市の名古屋城木造復元事業が行き詰まっているようです。当初2022年末だった完成目標を8月に断念した後も石垣の保全方法が決まらず、文化庁に事業許可を申請するめどが立っていない状況のようです。
文化庁は、石垣について話し合う市の有識者会議の了承を得るよう求めており、市は「工期」から「石垣」重視の方針に転換しています。
11月28日から12月7日まで延期の経緯などを伝える市民説明会を8回開催し、<河村たかし>市長は全てに出席。「期限が延びたことは申し訳なかった」と陳謝し、理解を求めましたが、市民説明会の参加者からは「市民の合意がないまま突っ走ってきた結果だ」などと批判も相次いでいるようです。
2020年東京五輪・パラリンピックのメイン会場となる新しい「国立競技場」(東京都新宿区)が30日、3年の工期を経て完成しました。1964年東京大会で使われた旧国立競技場を2015年に撤去し、跡地に約1569億円を投じて建設。大成建設などの共同事業体(JV)から事業主体の日本スポーツ振興センター(JSC)に引き渡されました。
完成を受けて正式名称は「国立競技場」となり、大会中は「オリンピック(五輪)スタジアム」の呼称で五輪は開閉会式と陸上、サッカー女子決勝、パラは開閉会式と陸上の舞台になります。
地上5階、地下2階で、建築面積は旧競技場の約2倍の約6万9600平方メートル。木と緑にあふれた「杜(もり)のスタジアム」として、全47都道府県の木材を活用した。約6万席(うち車いす席約500席)の観客席は、白、黄緑、グレー、深緑、濃茶の5色で木漏れ日をイメージ。
観客席の上には、外周から中央に向かって長さ約60メートルの巨大な屋根を設置しています。
「国立競技場」では12月中旬に竣工式、21日(土)には一般に完成を披露するイベントが予定されていて、来年の元日には最初のスポーツイベントとしてサッカー天皇杯の決勝が行われる予定です。
4棟目となる「ステーションタワー(仮称)」のイメージ(画像:森ビル)
森ビルは25日、東京・虎ノ門エリアで進める複合都市「虎ノ門ヒルズ」再開発計画のうち、4棟目となる「ステーションタワー(仮称)」の起工式典を行っています。東京メトロ日比谷線にできる同名の新駅と直結する構想で、令和5年7月に完成予定。
同タワーは、高さ約265メートル(地上49階、地下4階)の超高層ビル。最上部には、イベントや会議を開けるホールなどの施設を整備し、新たなビジネスの発信拠点を創設します。隣接地に建てる商業施設と複合ビルを合わせて約2・2ヘクタールを再開発します。
来年6月6日に開業予定の 「虎ノ門ヒルズ駅」 の西側に位置し、駅とつながる広場を整備するほか、駅東側の森タワーなどと往来しやすいよう、歩行者専用通路を形成させます。再開発地区は約7・5ヘクタールに及び、そのうち2割に当たる約1万5000平方メートルが緑地化されます。
周辺ではオフィス棟や住宅棟の建設工事が盛んです。虎ノ門エリアは各国の大使館や外資系企業が集中する地域でもあり、東京五輪・パラリンピックイヤーとその後の持続的な発展に向けて、国際ビジネス拠点の一層の強化を目指しています。
京都市内の宿泊施設の客室数の推移
京都市の<門川大作>市長(68)は20日の記者会見で、市中心部での宿泊施設の急増について「市民の安心・安全や、地域文化の継承を重要視しない宿泊施設の参入を今後はお断りしたい」と述べています。
京都市に立地する宿泊施設の客室数は、市が2020年までに必要と試算した4万室を既に突破し、今後2年間のうちに5万室を上回る見通しであることが試算されています。市内では訪日外国人の増加を背景に「お宿バブル」とも呼ばれるホテルの建設ブームが続き、地価高騰や交通機関の混雑を引き起こしていますが、供給過剰の懸念も強まっています。。
反面、オフィスや住宅の需要にこたえられていないということで「(誘致方針からの)大転換で、覚悟を決めてお断り宣言した」と説明しています。
市では、観光客急増で公共交通機関が混雑するなど、市民生活に影響を及ぼす観光公害「オーバーツーリズム」が問題化。<門川>市長は「京都は観光のための都市ではなく、市民の暮らしを大事にしなければいけない」と指摘しており、市が策定中の観光基本指針にも盛り込むといいます。
2016年8月から建て替えのために休業していました「渋谷パルコ」が、1969年の「池袋PARUCO」開業から50周年を迎える節目の年に「池袋パルコ」として生まれ変わります。
パルコは19日、建て替えを終え22日にオープンする「渋谷パルコ」(東京都渋谷区)で報道関係者向けの内覧会を開いています。個性的な衣料品店や飲食店のほか、アニメやゲームのキャラクターを扱う店など13店舗がそろい、最先端の食や若者文化を発信する拠点として再出発します。飲食店は、ジビエ(野生鳥獣の肉)や昆虫食など個性的な店が並びます。
地下3階から地上19階建てのビルのうち、パルコは地下1階から地上10階までを占めています。演劇や落語の舞台の「パルコ劇場」は8階にて令和2年3月にグランドオープンします。
高級ブランドから個性派ファッションまでさまざまな店舗が入り、人気の五反田にある行列の絶えないうどん屋〈おにやんま〉や野生鳥獣の肉(ジビエ)や昆虫食の飲食店も出店しています。アニメやゲームにも力を入れ、任天堂の国内初の公式直営店「ニンテンドートウキョウ」も入ります。「マリオ」などの人気キャラクターの限定商品や、ゲームを体験できるコーナーなどをそろえ、若者や外国人の集客を図ります。
1973年の開業当初から力を入れてきたファッションも強化され、3、4階には若手デザイナーを中心にした売り場を設けられています。
新国立公文書館の完成イメージ図(画像:内閣府提供)
内閣府は18日、東京・北の丸公園にある本館の収容力が近く限界を迎えるため、新たな国立公文書館の基本設計を有識者会議に提示しています。憲政記念館(東京・永田町)の敷地内に建設し、地上3階、地下4階の構造。2021年度に着工し、26年度の開館を目指します。
同時に建て替える憲政記念館と合わせ、建物の総面積は約4万2460平方メートル。工事費は計約488億9000万円を見込んでいます。
建物の石材は、隣接する国会議事堂で使われている「桜御影(さくらみかげ)」に似た色のものを使用することを検討。書庫は地震など大災害の影響を受けにくい地下3、4階に配置されます。
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