<大坂なおみ>(198)準優勝@ナショナルバンク・オープン
8月
8日
7日にモントリオールで行われました女子テニスツアーのWTA1000シリーズシリーズ「ナショナルバンク・オープン」のシングルス決勝で、元世界ランキング1位の<大坂なおみ>(27・フリー)が、本戦ワイルドカード(主催者推薦)で参戦しましたノーシードの18歳の<ビクトリア・ムボコ>(カナダ)にフルセットの末に敗れています。四大大会4勝目となった2021年全豪オープン以来、約4年半ぶりとなるツアー大会優勝は逃しましたが、2年前に女児を出産した27歳が復調を印象付けています。
<大坂なおみ>が、ナショナルバンクOPに出場するのは2年連続6度目です。今大会は1回戦で予選勝者の<アリアナ・アルスノー>(カナダ/世界ランキング515位)に快勝すると、2回戦では<リュドミラ・サムソノワ>(ロシア/同16位)に逆転勝ち。以降も3回戦で元5位の<エレナ・オスタペンコ>(ラトビア/同26位)、4回戦で元11位の<アナスタシア・セバストワ>(ラトビア/同386位)、準々決勝で元3位の<エリーナ・スビトリーナ>(ウクライナ/同13位)と実力者を連破し、準決勝ではトップ20選手の<クララ・タウソン>(デンマーク/同19位)に「6-2」、「7-6(7)」で勝利して決勝へ進んでいます。
「6―2」で奪った第1セットの精度は高く、サービスエースはなくても、成功率が70%だった第1サーブで崩してポイントを重ね、フットワーク良く動いてラリーでも忍耐を見せています。
第2セット以降は地元カナダの声援を受けた<ビクトリア・ムボコ>に押されて逆転負け。相手が勢いに乗る中で<大坂なおみ>は精彩を欠いていきましが、今月24日の全米オープン開幕を前に、ツアー通算8勝目の可能性を感じさせる戦いぶりでした。