米新規失業保険申請件数「22万6000件」@米労働省
8月
8日
7日、米労働省が発表しました8月2日までの1週間の米新規失業保険申請件数(季節調整済み)は7000件増加し、「22万6000件」となりました。市場予想(22万1000件)を超えて増加し、1カ月ぶりの高水準となっています。
雇用創出が弱まり、失業者が新たな職を得るのに時間がかかっているものの、企業は大規模な一時解雇(レイオフ)には踏み切っておらず、アナリストは、過去に雇用市場の悪化を示唆したような急激な減速は見られないとみています。
7月26日までの1週間の継続受給件数は3万8000件増の197万4000件と、2021年11月以来の高水準に達しています。増加幅も5月下旬以来最大となっています。
高水準の継続受給件数は、失業者が職を見つけるのが困難になっていることを示唆しているようです。また、前週1日発表されました米雇用統計で7月の雇用ペースが鈍化し、5・6月分の雇用者数が大幅下方修正されたことを踏まえると、4月以降の急増は理にかなっています。