6日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、午前終値は前日比253円19銭(0.62%)高の4万0802円73銭でした。
日経平均の初値は安く始まりましたが上昇に転じ、じりじりと上げ幅を広げています。円安・ドル高が進み、自動車など輸出関連株に買いが入ったほか、決算を発表した銘柄の物色も活発でした。半面、前日の米ハイテク株安を受けて半導体関連株は売られています。
6日午前の東京外国為替市場で円相場が一時「1ドル=147円台後半」まで下落し、トヨタやホンダなど主力の輸出関連株が上昇でした。前日に好決算を発表した三井不動産が大幅高となり、不動産株が幅広く買われました。株価指数先物に海外短期筋とみられる買いが入ると、日経平均の上げ幅は一時270円に迫まいました。
日経平均株価は下落で始まりました。5日の米株式市場では主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が前日比(1.11%)安で終えています。5日、<トランプ米大統領>が米CNBCの番組で、他国から輸入する半導体に対し早ければ来週中にも分野別の関税措置を発表すると述べたこともあり、東京市場では東エレクやディスコなどの売りを促しました。
終値は、前日比245円32銭(0.60%)高の4万0794円86銭で終えています。