「1ドル=146円38銭~146円39銭」(7月10日)
7月
10日
10日の東京外国為替市場で、円相場は5営業日ぶりに反発でした。17時時点では前日の同時点に比べ56銭の円高・ドル安の「1ドル=146円28〜30銭」で推移しています。前日の米長期金利が低下し、日米金利差の縮小を見込む円買い・ドル売りが入りました。もっとも買い一巡後は円相場の上値は重く、伸び悩む展開となりました。
米財務省が9日に実施しました10年物の国債入札が波乱なく通過したのを受けて、9日のニューヨーク市場では米長期金利が低下し、東京市場でも円買い・ドル売りが先行でした。
<トランプ米大統領>は輸入する銅に対して8月1日から(50%)の追加関税をかけると表明しています。幅広い分野で使われる銅への課税で米景気が下押しされるとの見方から、主要通貨に対してドル売りが出た面もありました。
もっとも円の上値は限られ、財務省が10日実施した20年債入札は、投資家の一定の需要が確認される無難な結果でした。国内長期金利に低下圧力がかかると、円売り・ドル買いが出ています。戻り待ちの円売りが出たのも相場の重荷になりました。