米、対英国車関税引き下げ
5月
9日
8日、<トランプ米大統領>は英国との貿易協定に署名したと発表しました。英国製自動車について、年10万台を上限に関税を現行の(27.5%)から(10%)に引き下げ、鉄鋼・アルミニウム関税は撤廃します。英国への(10%)の相互関税は維持されます。
一方、英国は、牛肉など農産物や産業用機械といった市場を開放。鉄鋼産業の保護や輸出規制など、経済安全保障分野での連携強化も盛り込まれました。
米政権の関税措置を巡る貿易相手国との交渉で初の合意となります。今後数週間で詳細を詰める模様です。
米国は、日本との間でも関税交渉を本格化させています。5月中旬以降に閣僚協議を開く予定です。日本は英国と同様、自動車への追加関税の見直しを求めています。米英の合意内容が影響を及ぼす可能性もあります。