日経平均株価(4月7日)終値3万1136円58銭
4月
7日
7日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続落し、午前終値は前週末比2188円74銭(6.48%)安の3万1591円84銭でした。
「追加関税」による貿易戦争の激化による世界的な景気後退リスクの高まりを背景に前週末の米株式相場が急落した流れを受け、東京市場でも幅広い銘柄にリスク回避目的の売りが広がりました。日経平均の下げ幅は一時2900円を超え、およそ1年5カ月ぶりに節目の3万1000円を下回りました。
前週末4日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価など主要3指数はそろって(5%超)下落でした。米国が2日に決めた相互関税に対して、中国政府が4日夜に米国からの全ての輸入品に(34%)の追加関税をかけると発表。関税の応酬が世界経済の急激な減速につながるとの警戒から、株売りが広がりました。米株の暴落を受けて、東京市場でも朝方から幅広い銘柄に売りが広がっり、東証プライム市場では全体の約99%の銘柄が下げ、全面安となりました。
大阪取引所は寄り付き前に一時、日経平均先物の売買を一時中断する「サーキットブレーカー」を発動しています。朝方の先物の急落を見る限り、海外勢を中心に投げ売りが相当出ているようです。現状は関税を巡る悪材料を織り込みにいっている段階なので、センチメント(市場心理)の悪化は避けられないながれです。
終値は大幅に続落し、先週末比2644円00銭(7.83%)安の3万1136円58銭で終えています。連日で年初来安値を更新しています。去年8月5日の暴落時、1987年の米株式市場の大暴落「ブラックマンデー」翌日に記録した3836円に次いで史上3番目の下げ幅となっています。