『Playground 校庭』@<ローラ・ワンデル>監督
3月
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小学校に入学したばかりの少女の視点から、不安と恐怖に満ちた子どもたちの過酷な日常を没入感たっぷりに描いた2021年ベルギー製作の『Playground 校庭』が、2025年3月7日より公開されます。
7歳の内気な少女「ノラ」は3歳上の兄「アベル」が通う小学校に入学しますが、なかなか友だちができず校内に居場所がありませんでした。やがて同じクラスの女の子2人と仲良くなった「ノラ」は、ある日、兄が大柄な少年にいじめられている現場を目撃しショックを受けます。
「ノラ」は大好きな兄を助けたいと願うも、兄から拒絶されてしまいます。その後もいじめは繰り返され、一方的にやられっぱなしの兄の気持ちを理解できない「ノラ」は寂しさと苦しみを募らせていきます。唯一の理解者だった担任教師が学校を去り、友だちから仲間はずれにされて再びひとりぼっちになった「ノラ」は、ある日、校庭で衝撃的な光景を目にします。
出演は、『またヴィンセントは襲われる』の<カリム・ルクルー>、『ハッピーエンド』の<ローラ・ファーリンデン>。本作が長編デビューとなるベルギーの新鋭<ローラ・ワンデル>が監督・脚本を手がけています。
2021年・第74回カンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞した作品です。