米小売売上高「0.9%減」@米商務省
2月
15日
14日、米商務省が発表しました1月の小売売上高(速報値、季節調整済み)は前月比「0・9%減」の7238億ドル(約110兆円)でした。5カ月ぶりのマイナスとなり、伸び率は市場予想を下回りました。
月ごとの変動が大きい自動車・同部品を除いた売上高は(0・4%減)で、こちらも市場予想を下回っています。
業種別では家具が(1・7%減)、電化製品も(0・7%減)、インターネット通販などの無店舗小売りも(1・9%減)でした。一方ガソリンスタンドは(0・9%増)となっています。
全体の前年同月比は(4・2%増)。自動車・同部品を除いた売上高は(3・7%増)でした。
売上高の落ち込みは広範囲に及んでいます。輸入関税による物価上昇と不透明な経済見通しが、消費者に財布のひもを締めさせていると推測しています。関税で商品の価格が上昇するとの見通しから先回り買いが先行したことで、ここ数カ月は小売売上高が伸びましたが、消費者心理は悪化しているようです。