『それでも夜は明ける』の<スティーブ・マックイーン>監督が、ナチスドイツ占領下で10万人以上が虐殺された大都市アムステルダムの恐怖の記憶を描いたイギリス・オランダ・アメリカ合作製作のドキュメンタリー『占領都市』が、2024年12月27日より公開されます。
第2次世界大戦中の1940年5月から5年間にわたってナチスドイツの占領下におかれたオランダの首都アムステルダム。人々は人権や言論の自由を奪われ、ユダヤ人を中心に10万人以上もの犠牲者が出ました。
アムステルダムを第2の故郷として暮らす<スティーヴ・マックイーン>監督が、歴史家で妻の<ビアンカ・スティグター>による著書『Atlas of an Occupied City (Amsterdam 1940-1945)』を原作に、忌まわしい虐殺の記憶をもつさまざまな場所を通して恐怖の日々を復元しています。
アーカイブ映像やインタビューによる回想はあえて使用せず、35ミリフィ130カ所にもカ所にもおよぶ〈現場〉を正確にとらえることで、当時の記憶を鮮烈によみがえらせていきます。